愁堂れなさんのレビュー一覧

孤独な犬たち 小説

愁堂れな  葛西リカコ 

生きる目的ってなんでしょうか…

死んでもいい…そう思うほど追いつめられていた主人公の美山香介。
唯一の肉親を爆破事件で失くしてしまっていた。
そんな中、兄を殺した、と言う加納という男が現れる。
加納の登場で死にかけていた香介の心が憎しみ、敵を討つという復讐の炎に包まれ、
辛いリハビリにも耐えた。兄が死んだ爆破事件で巻き込まれていた香介を心配する
刑事から、加納の存在を聞き出す。
加納が警察と相対する存在だと知りながら…

3

砂漠の王は龍を抱く 小説

愁堂れな  麻々原絵里依 

タイトル…( ̄▽ ̄;)

んー…と、予想していたほどのものではなくー…。
いやだって…アラブの王子(王)といえば「強引・オレ様・酷い」が私の中のイメージでして…って言ったらアラブの人たちに怒られそうですね、すみません(ノД`)
何というか普通に…優しいよ?
どっちかというと天然入ってる?
あぁー…でもやること凄いですけどね。
金を湯水の如く使っているのは流石、石油の国の王子さまw
…とはいえ、銃で撃たれた人間に…

0

prelude 前奏曲 小説

愁堂れな  水名瀬雅良 

どこから読んでも受難受。

毎回何らかの苦難を味わうことが既にテンプレとなっている長瀬ですが、
今日も今日とて、またもや大変な目に遭っております。
刺されはしないものの、散々です。長瀬、かわいそうな子…。
ほよんと優しげなので、善からぬ輩(性的な事に関わらず)を惹きつけてしまうのかな。
もはやそれがこの作品のコンセプトなのかもしれませんが。

新キャラが登場します。外見はナイスガイだけどツンとして対人スキルの低い…

5

ラブ☆コレ 4th anniversary 小説

いおかいつき  愁堂れな  夜光花  國沢智  奈良千春  高階佑 

描き下ろしが

読みたかったんですよ。
深紅の背徳。高階佑先生のラフ画も見れて満足です。
宮古神父が本当にハンプティダンプティで……
目に焼き付いて離れません!
描き下ろし漫画もあるんですけど、子供って良いよね♪
神父さま、奈義にも優しくしてあげてね(笑)

他の2作は読んだ事ないので……ペラペラとしか読んでません。
奈良千春先生のイラストは相変わらずエロい!
乳首弄られてるラフ画なんてヤバいん…

2

月夜の晩には気をつけろ 小説

愁堂れな  兼守美行 

分かっちゃいるけどつい見守ってしまう

最初の部分を読んでキャッ○・アイを思い出してしまったけれど、大抵の怪盗・義賊ってわりと派手なのに対して、この話に出てくる「Love is justice」は地味目に感じる。
だけど、個人的に怪盗もの・義賊ものは結構好きなので楽しめたし、この話は受けのほうが義賊って設定に惹かれたのが手に取ったきっかけ。

海、陸の兄弟が義賊として活躍している理由は行方不明となった父親の消息を掴む為。
義…

0

七月七日 小説

愁堂れな  高星麻子 

淡々と描かれる純愛

奇数が重なる日をタイトルにした章が連なり、
その時々のエピソードが綴られながら、二人の10年愛が描かれる。

そういう描き方もあって、いわゆるBL小説とはひと味違う作品。
個人的には、非常に好きだった。

大学受験の日に知り合い、その後身体の関係が出来た親友同士の
佐久間と流田。

地主の息子で今や肉親もおらず、家政婦の清さんと邸に二人、
卒業後も働く事なく悠々と暮す流田。

9

スクエア ― 四角関係 小説

愁堂れな  國沢智 

どのキャラも好きになれない

これを買った当時はエロエロが読みたいって気分だったんだけど…
4P、剃りプレイとエロ要素を盛ってありますよ~って内容の割には…エロいシーンを読んでも興奮することがなかったっす…

大抵は読んでいるうちにこの話のこの部分がいい!!とか、攻めのこんな所や受けのこんな所がいい!!って拾うことができるんだけどな…
しかし今回は攻め三兄弟、受け、セクハラな上司、下品な女社長と登場したキャラクター全て…

1

虞美人荘物語 ~美男子だらけの下宿人~ 小説

愁堂れな  穂波ゆきね 

何か違った・・・

帯やあらすじを見て期待して読んだのですが・・・何だか肩透かしをくらいました。

最初の方は祐樹の父親の日記の「かおるさん」や、偽名を使って下宿する話をなるほどな(?)と思い読んでいましたが、正直メインの祐樹と隼人の絡みが薄い・・・。
無事に2人はくっついたのは良いんですが何だか消化不良な感じ・・・後半になって隼人がワーっと告白したのが何だかな・・・両思いなのはいいんですが。もっと、こう、2人…

2

富豪探偵 ~蜜愛の罠~ 小説

愁堂れな  明神翼 

同じ作家さんだった

受サマの身に起こった不運な出来事を
攻サマ探偵があれよあれよと解いていくお話でした。

普通の探偵と違うのはお金持ちということ。
本人の能力も素晴らしいのですが、金使いや人脈も半端ない(笑)
そして、何より人の言うこと聞いてない。
(受けサマじゃないけど心で突っ込み入れまくり・笑)
でもって顔に似合わず、体を要求。

今回この本を読んでいくうちに、なぜか他の2作品を思い浮かべたん…

2

孤独な犬たち 小説

愁堂れな  葛西リカコ 

せつない

せつない
この兄弟はかわいそうです。

香介(受け)に「お前の兄を殺したのは俺だ」と言って憎まれ役を買って
自分を憎んででも生きさせたかった加納。
復讐のために組事務所にもぐりこんできた香介を守ろうとして乱暴にしたりしますが根はやさしいです。

兄の死に方やそれまでの生活がダークでした。
でも、そんな兄にも死ぬのを覚悟してでも貫き通したいものがあり最後は自己満足でも幸せだったのかな…

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