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深井結己
茶鬼
もしこの表題作だけで一冊だったら、ものすごく重くて暗くていたたまれなかったかもしれませんが、心をえぐるドラマの造りが素晴らしいです。 何度も書いてしつこいようですが、深井さんのストーリーは本当に上手いです。 主人公、絹一郎が目を覚ますと大人になっていて、慕っていたお兄ちゃんの基哉は高校生だったのにもっと大人になっていた。 タイムスリップでも何でもなく、絹一郎の嫌な時代の過去の記憶が一切飛…
伶諳 深井結己
読み終わってすごく満足のいく作品でした(神にひたすら近い萌えです) 花丸ブラックなんですが、エロ中心という軽いものではなく、ものすごくストーリーの基盤がしっかりしていて、受けも攻めも性格ががっちりしていて、支える人々もよくて、そういった揺るぎない上で成り立ったストーリーでしたので、よかった~☆ 舞台は病院、麻酔科の研修医の響也が主人公です。 作中、病院内の様子や専門用語、症状などリアルな…
深井さんのストーリー作りは小説のようで、読み応えと満足感が得られます。 古い作品ですが、青春BL一王道で登場人物に愛着が持てました。 題名の”祈る人”って滝野のことなんですね。 彼は母親に捨てられて、いつも迎えに来るのをずっと待っていて、それがかなえられなかったトラウマからネガティブ思考で、すぐ躓くと愛が信じられなくなってしまうのです。 片や深町は、根っからのポジティブで、そんな滝野を…
両親の都合で別々に育てられた双子の総太と一総。 大好きな作家の嗣原の担当編集になれた一総ですが、酔った勢いで嗣原と寝てしまった総太に身代わりを頼まれてズルズルと・・・ 一総も怒ってますが、体の違いで2人の見分けつかないんですかね? 設定では総太はバドミントンの実業団チーム所属ということですからね。 しかし「そもそも体育会系の男」で一見弱そうな一総は体鍛えるのが趣味ってありましたから、ヒ…
ネタバレ
表紙絵でヒゲのオヤジがメガネを抱いておりますが、ヒゲは年下です。 題字といい、絵柄といいレトロなタッチですが、どちらかといえばコメディな内容です。 そういう意味で期待を裏切る楽しい一冊になっております。 山奥の全寮制中高一貫進学校が舞台。 数学の荒塚先生は、アラスカと呼ばれ生徒に恐れられています。 そこへ、保険医の鈴木が赴任、しかも寮は隣部屋。 カギを失くして鈴木の部屋へ泊ることに…
偶然に再会した相手に15年前をほじくり返され、仕返しされ、過去の過ちに気付き、心情を吐露する主人公に引き込まれました。 サスペンス風に進む本作品。 過去にひどい行為をし、それきりになっていた相手若江に会った時、和田は改めて罪の意識にさいなまれます。 同じくその過去に引きずられて生きている若江は、和田を強姦。 執拗に和田を追いかけては、凌辱行為に及ぶ若江。 彼に犯されて、そして段々と過…
安芸まくら 深井結己
トオコ
昨年読んだ中で一番衝撃を受けた作品です。 忘れられ続ける津田が切ない。 病気の当事者である櫂の方は、結構平気に生きてますね。 悩みも何もかも忘れてしまうのだから。 記憶は戻るどころか、失われていく一方。 希望がない。 とても哀しくなるお話です。 でも「悠児は忘れる俺も、結構楽しんでるんだ」というセリフで救われました。 結局はらぶらぶバカップルな二人なんですね。 個…
木原音瀬 深井結己
深井さんのコミックスを読んで続きが気になり、小説版を手に取りました。 きれいにまとまったラストでしたが、ハッピーエンドの続編があると言われれば、そりゃあ読みたくなるものでしょう。 私には木原さんは痛すぎてずっと避けてきたのに、いつのまにか嗜好が変わっていたようで、全然オッケーでした。 性格に難ありな登場人物に感情移入できなかった以前が嘘のように、今は登場人物の気持ちにぐいぐい引き込まれま…
あお
木原さん原作のコミカライズ第4弾です! ergoでも読んでたけど、まとめて読めるのは嬉しいですね。 最近深井さんも大好きなので、とっても楽しみにしていた本でした。 すんごく良かった! 深井さん上手~~~! 原作の雰囲気をそのまま表現してくれました。 小説版のイラストもそうだったけど 深井さんの作品の醸し出す雰囲気と合ってる! 誠一のずるさと・・・言ってしまえば弱さと 啓介…
あけみ
たった1日の出来事なのに、すごく濃密な1日。こんな日常を繰り返す2人。どんなに大変だろうと思わずにはいられません。 それでも櫂が「俺でいいの?」と津田に聞き、「おまえでないと、だめなんだよ」と津田が優しく語るラストシーン。この二人には、これ以上ないハッピーエンドなのかもしれませんね。 とはいうものの、エロはあってもラブが少々不足気味なのが、仕方がないこととはいえ残念でした 記憶が定かでな…