水原とほるさんのレビュー一覧

青水無月 小説

水原とほる  稲荷家房之介 

壊れていくとはこういう事か・・・

無理やりの近親相姦から始まる関係・・・。

DVが多々あり、輪姦あり、ピアスあり・・・ガチ兄弟だからこそのこれが二人で壊れて落ちていくということなんですね!!

頬を打たれたり、踏みつけられたり、達也の友人たちにレイプされたり、ゴルフボール入れられたり、もう睦実が可哀相でした。DV怖い・・・(;;)

それでも二人だけの『兄弟』だからこその睦実の達也を思う気持ち。歪んでるけど兄弟じゃな…

3

「仕立て屋の恋」ご購入特典書き下ろしペーパー 特典

思いがけない喜び

フランスの商工会議所が開催するガラパーティーに三木汽船の社長に誘われて参加した清見。
待ち合わせ相手はまだ来ず、手持無沙汰にしているとフランス人の男性に声を掛けられた。
相手が同じ「美」を仕事にする仕事で話しが盛り上がってくると、気が付くとフランス人に囲まれている清見。
そこへやってきたのは恭介だった。
昨晩逢ったばかりなのに、今夜は父親のはずなのに?
清見が心配で、秘書に頼んで父親に無…

0

仕立て屋の恋 小説

水原とほる  あじみね朔生 

親子のような愛

とても静かで健気な恋の話でした。
受け視点で進行していくので、攻めの境遇や性格設定もあり若干そちらが弱い感じを受けるのですが、きっとこれが攻め視点だと…と考えた時に、決して彼は存在感も性格も弱くないということが見えてきました。
二人の愛情は、主人公である受けは後に「母性」のように見えるそれを否定して「互いに寂しかった同士が惹き寄せた」と言っておりますが、それはまるで子供を見守り影で支える親と、…

5

仕立て屋の恋 小説

水原とほる  あじみね朔生 

苦労人の恋は母性愛から?

切なくて苦しくて精神的には痛い系に属するタイプの大人の恋でしょうか。
オートクチュール専門で固定客オンリーでアトリエを開いている清見はかなりの苦労人
唯一の母親を亡くし、パリで差別的な状況の中でも頑張り貫き、一食の糧の為に
身体を差し出してしまったこともある程ですが、誰かの後ろ盾もないものの
職人としての腕はピカイチで世界に顧客を持つのですが、その気持ちは謙虚そのもの。

そして攻めに…

3

愛と贖罪 小説

水原とほる  葛西リカコ 

一種、哲学的なタブーもの?

水原とほる作品はこれが何度目か…いや、いつも思うんだけど、
細かい描写はかなりいいんだよね。
しかし、趣味にのっていかない、いや、乗れないといったらいいのか。

エキセントリックな仏文学者の叔父と18歳の大学生・歩
きました近親相姦!ウヒョー!と喜ぶ間もなく、叔父がやけに哲学的なことを
語り始める。かなり言ってることはマトモで説得力もあるんだけど。
しかし、まっとうなこと言われたから…

6

愛と贖罪 小説

水原とほる  葛西リカコ 

歪んだ愛の末路

どっぷり暗くて重いです、読み終えた後にたとえ主役キャラが共にいる事を
幸せだと思っていても、たとえようも無くすっきり感を感じない。
愛なのか憎しみなのか狂気なのか、自分でもままならない負の感情に引きずられ
両親を事故で亡くしたばかりの甥っ子を調教し、更に自分のセフレに犯させる叔父。

一般的な禁忌ものとは少し違っていて、受けになる歩の亡くなった父親が結婚前
叔父の家庭教師をしていた頃の…

8

愛と贖罪 小説

水原とほる  葛西リカコ 

パンドラの匣

「親の因果が子に報い」そんな言葉も頭に浮かぶ、一人の蒔いた種が相手に根付き、またそれを更に別の相手にも植え付ける。
巡って連鎖させていく心理を描いた作品のような気がします。


高校卒業間際に両親を事故で亡くした主人公・歩は
母方の祖父母の家で一人暮らしをする大学準教授の叔父・直人と二人暮らしすることになる。
ある日、直人の寝室で男に組み敷かれる彼を見てしまう。
其の日から始まる、直…

7

修羅の華 小説

水原とほる  高緒拾 

自ら選ぶ己の道

東洋のどこか小さな国にある町が舞台の物語。
年中太陽が照り、寺院が人々の拠り所となり尊敬される僧侶がいる、そんな場所はタイ・ミャンマー・カンボジアやバングラデシュあたりを連想するといいか。
残念ながらどこかの外国モノ設定ではあっても、その国の空気や風や匂いを感じる異国情緒は薄めかもしれません。

両親が亡くなり、叔父・叔母に引き取られて暮らしていたアーシャだが、生活が苦しくなり寺院に預けら…

5

ラ・テンペスタ 小説

水原とほる  葛西リカコ 

狂犬に愛された天使

思わずタイトルの絵画をググってしまいました。
確かに美しい。
こういったことを話に盛り込めるのがすごいと思います。

攻め様が登場したときから少し様子がおかしいです。
坊ちゃんに対して、偉そうな態度、そしてちらちら見え隠れする執着w

受けの孝義はいい子ですね。やはり生まれが組長の息子なのでいろいろと苦労することもあったのでしょう。ゲイですし。これからも苦労することが多々あると思いま…

3

真夏のクリスマス 小説

水原とほる  小山田あみ 

badでもhappyでもない

小山田あみ先生のイラストがとても綺麗です。
水原とほる先生の作品も嫌いじゃありません。

ダイスが殺される所は、無理矢理だった気がします。
死を二人が分かつまでだから、どちらが死ぬのは良いと思います。
私がそう思うのはダイス達が逃げてる組織ではなく、別の組織に殺された為ですが…テオから北部の連中だとゆう説明はありましたが、ダイスが死にかけてる時にそんな事いきなり言われてもって感じでした。…

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