水原とほるさんのレビュー一覧

彼氏とカレシ 小説

水原とほる  十月絵子 

設定は好みだったのですが…

3Pとくれば飛びつく節操の無さに自分で呆れますがw
十年来の素敵な恋人がいるというのに
(しかもその間、紆余曲折があって、もうこの男しかいないと思うのに)
何故新入社員の年下男・昌弘になびいたのか!?と
興味をそそられてしまいました。
が。

いくら芳樹が見込んで、サッカー観戦という趣味も合って
可愛い弟みたいな存在だからと言って
自分の恋人は抱かせないでしょお!!
そして啓自…

4

太陽をなくした街 小説

水原とほる  奈良千春 

闇への扉が救いの道へ繋がる

奈良さんのイラストが作品の味を後押ししているようで、作品に登場するキャラと
ぴったりした雰囲気でとっても素敵です。

内容は復讐ものでシリアスなのですが、ドヤ街での出会いが初対面なので、
関西弁が飛び交う中での流れが妙にシリアスさを緩和してくれる気がします。
それに攻めキャラの吾妻が一見ガサツに見えながらも頼もしさが感じられるし、
受けキャラの七生は復讐を成し遂げる為に必死で完全な闇に…

6

太陽をなくした街 小説

水原とほる  奈良千春 

太陽のあたる場所

水原さんの初ルチル?そして奈良千春さんとのコンビはピアスノベルズの『窓』以来ですよね?
今回また新しい水原作品の顔を見せてもらった様な気がします。
今回は、無実の罪を着せられた父親を亡くし母親を亡くしたその息子が、両親は殺されたのだと言う確証を得、長年に渡りその復讐の相手を探し出し、
目的を遂げるためにオリンピック選手候補になったほどの射撃の腕前を持つ冤罪で自衛官を辞めた男を探し出し、、、と…

10

唐梅のつばら 小説

水原とほる  山本タカト 

長編大作ドラマのよう

主人公がひたすら悲惨な目に遭いながらも、必死にあがいて幸福を目指す。
という、昔の長編連続ドラマのような雰囲気のお話でした。

受・初乃。美貌の少年。借金の形として極道の養子にされ、慰み者になる。
攻・将大。庭師として初乃と出会い、恋に落ちる。

現在だとシリアス系の韓国ドラマにありそう。
そういうのが好きな方なら、めちゃくちゃツボにはまりそうです。

私自身は水原とほるさん初読…

3

涙の中を歩いてる 小説

水原とほる  梨とりこ 

生粋のS攻と素質のないノーマル受の愛

ストーリー性のあるSMが読みたくて手にした作品。
攻は生粋のSの医者だけど、受はMじゃなくて一般的感覚の大学生、というコンビで、SMモノとしてはやや珍しいカップリングです。
受が調教、開発されてだんだんMになっていく…という流れはよくありますが、それが成り立つのは受に多少の「Mの素質」みたいなものがあったという人物設定がある場合が多いです。

が、この作品は潜在的な「Mの素質」みたいなもの…

18

真夏のクリスマス 小説

水原とほる  小山田あみ 

苦手

バットエンドが苦手な私。
つい、マフィアという甘い誘惑に負けて買ったら気分がブルーになりました。

バットエンドが大丈夫の方には良いかも。
水原先生の話はしっかりしてるので。

ハッピーエンド好きな私としては全然楽しめない作品でした。

6

真夏のクリスマス 小説

水原とほる  小山田あみ 

ラストの解釈が難しい

途中まではとても惹きつけられたのですが
ラストがどうしても腑に落ちず、評価に迷う作品でした。


東洋と西洋の交差点にある寒い国で生まれたキヨとダイス。
僧院に併設された孤児院で兄弟同然に育った二人はやがて自然に愛し合うようになる。
しかし弟分のテオがマフィア相手にスリを働いたことと、
ダイスに執着するマフィアのボスの娘の策略により
キヨは連れ去られ、ボスの愛人として監禁生活を送…

11

真夏のクリスマス 小説

水原とほる  小山田あみ 

幼い時の誓いを胸に愛する者と永久に

孤児として育ち、その中で生涯、死が二人をわかつまで共にいる事を誓い合ったが
大切な方翼であるキヨをマフィアボスの愛人として奪われたダイス。
そこから5年もの間二人は理不尽な力で引き離され、切なく苦しい時を過ごす。
二人が共に約束を心の拠り所にしながら生き続ける。

そもそもがマフィアボスの一人娘に好かれてしまったダイスの不運が、キヨの運命も
ダイス自身も、そして、二人が弟として可愛がる…

9

真夏のクリスマス 小説

水原とほる  小山田あみ 

新しい水原作品~死が二人をわかつまで~

花丸、しかもブラックで初の水原作品。
まず目につくこの表紙の美しさ!見惚れてしまいます!!
中のイラストもとても素敵なんです♪また小山田さんの絵の雰囲気が変わった?と思われるような、しかし登場人物達は外国の人の設定ですので、だから目鼻立ちが綺麗に描かれているのかな?
そして黒髪の人物はまるで女性のようなのですが、これは設定もありますのでそう思うと実にぴったりなのですよ。
最初にイラストに言…

19

唐梅のつばら 小説

水原とほる  山本タカト 

裏切らない「重さ」

挿絵の重厚感と初っ端からの不幸で、私の心は痛いです。ああああ、中々浮上できません。過酷な人生の中でも、「愛」に出会えて良かった。そこが救いかなぁ
間違いなく大切な一冊です。

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