水原とほるさんのレビュー一覧

奪還する男 小説

水原とほる  小山田あみ 

男っぽいのかも いやでも男っぽさもちょっと足りない

お仕事感たっぷり目なお話でした。
ページ中、漢字多し、文章固めで、ひらがなでの感じてる声とかの描写は
あまりない印象・・・。のんきにリラックスしたいときに、ちゃちゃっと
読む感じではなかったでした。
ゆっくりしたい週末に読んだ私がばかだったかも。

なぜこの本を手に取ったのか、自分でも経緯が思い出せず(笑)
冒頭を立ち読みさせてもらって、爆弾テロ?かなんかの緊迫感あるページを読んで、…

0

囚われの人 小説

水原とほる  高崎ぼすこ 

歪みまくってる


正直言わせてもらうとなんだこれです。

水原とほる先生の作品で好きな作品もいくつかありますが、これは無理ですね。

攻めの性格どうにかして欲しい。
なんか、美月はこうだと決め付け自己完結して怒ってばっかりだし。
読んでてこんなに腹立つこともそんなにないけど腹立つよこいつ。
何でこんなに歪んでるのかね。
美月が淫乱だったとしても他の男に与えるのはおかしい話でしょ。

美月も美…

5

ヘプタゴンは微笑む 小説

水原とほる  幸村佳苗 

お互いを少しでも完全に近づける存在

ヘプタゴンは微笑む

ヘプタゴンと呼ばれる組織に所属して政財界へのアドバイスをする宗教学者の七生(受)が、
公安から派遣された鬼防(攻)に頼まれて、ある新興宗教の調査を手伝うことになります。

新興宗教にわざとお家騒動を起こし、それに乗じる形で乗っ取りを図る外国の宗教団体の企みを阻止するというのが、話の流れです。

七生は10年位前から睡眠障害を患っていて薬を常用しているのですが、鬼…

4

ヘプタゴンは微笑む 小説

水原とほる  幸村佳苗 

宗教団体が絡むサスペンス

あらすじ:
政財界のアドバイザーとして特殊機関「ヘプタゴン」に所属する七生(受け)。
ある日、公安警察の鬼防(攻め)に新興宗教団体の調査を依頼され…

宗教団体と政治との関わりをテーマとしたポリティカル・サスペンス寄りの作品。
『防人の男』等、水原さんの近年の作品はこうした政治的題材を取り上げたものが多いように思えます。

本書は新興宗教団体の内部紛争の話から始まり、その勢力拡大の様…

4

狐火の夜 小説

水原とほる  タカツキノボル 

タイトルと中身のギャップが良い

タイトルと攻めの名前(木津根=きづね)から、狐が出てくるモフモフファンタジーかと思いきや…?
幻想文学を研究する世間知らずな受けが、恋をすることで血生臭い現実世界の問題に直面し、その中で自身の愛を貫こうともがく…
そんなガッツリシリアスな作品でした。

主人公は、大学の国文科で小泉八雲の研究をする皐(受け)。
図書館でよく見かける木津根(攻め)という男と、民俗学の資料をきっかけに仲良くな…

10

The Shoemaker -ザ・シューメイカー- 小説

水原とほる  沖麻実也 

本筋とは別に攻めの親友が気になる

カバー絵を見ればすぐわかるのですが、なぜか弁護士の攻めに靴職人の受けと思い込み読み始めてちょっとしてアレ?と気がついてしまいました。
真面目で技術は高いのに困った立場に追い込まれたウケを正義のヒーローが助けに現れ恋に落ちる、といった王道的な作品も嫌いじゃないですが、勝手な思い込みからできたギャプからかっこいい靴職人の攻めが跪いて採寸なんかされたらステキ!という思いから楽しく読ませていただきました…

2

明日は愛になる 小説

水原とほる  金ひかる 

ちょっと演歌風味

あとがき、水原とほるさんがおっしゃっております。
「ドンパチ」、「ドロドロ」、「ときどき演歌」だそうです。
こちらの作品は演歌風味です。
そんなに痛くないと思います。


以下はネタばれです。


親子どんぶりです。
主人公ミチルをめぐっての峰原と、その息子の手塚がとりあい?
と、いうほど激しくはありません。
がっつり3Pもないし。
ミチルという女性的な名前、実の母親は、…

2

囚われの人 小説

水原とほる  高崎ぼすこ 

ネタバレを読まずに読んで欲しい!

電子書籍版を、購入。
表題作の「囚われの人」、その後を描いたSS「愛を求める人」 が収録されています。
挿し絵なし、あとがきありです。

何の前知識もいれずに読んで欲しい。
そんな作品です。

本作は私の中で、文句なしの「神」作品。
でも、「しゅみじゃない」、「中立」な評価も納得できる。

あ、こんな感じ前にもあった……

そうだ、 あれだ!

吉田珠姫さんの『鬼畜』の…

5

箍冬 -cotoh- 小説

水原とほる  高緒拾 

前作の雰囲気そのままの続編

1冊すべて表題作。「夏陰」の続編です。前作を未読だと内容がついていけませんのでご注意ください。

前作と同様に雪洋(受け)が主人公です。

冷酷なヤクザである岡林(攻め)は愛の分からない男で、前作で岡林を愛すると決めたはずの雪洋は悩みます。岡林は言動に何の変化もなかったので、雪洋が迷いを吹っ切って覚悟を決めるという内容でした。

雪洋は「夏陰」の序盤ほど痛い目には遭いませんが、「愛して…

3

アシメトリー 小説

水原とほる  高緒拾 

トラウマ持ちの受け

表題作「アシメトリー」と続編「傷跡」の中編2本立てです。
どちらも香津美(受け)の視点で進みます。

「アシメトリー」は香津美が辛い経験を経て、北条(攻め)と恋人同士になる話、「傷跡」はその続編です。

「アシメトリー」では香津美が北条以外の男に抱かれるシーンが複数ありますし、「傷跡」は人前でのセックスがあります。ページをとってしっかり書かれていますので、苦手な方はご注意ください。

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