水原とほるさんのレビュー一覧

プラチナBOOK 02 プラチナフェア2012 特典

甘々の精霊さん

フェアNO2は、「されどご主人様」と「愛の呼ぶほうへ 」の2作番外ですが
されど~の方は、ほのぼのとした精霊さんで使役の攻め様と一応ご主人様の受け様との
本編後の日常の一コマです。
攻め様の精霊とは思えない程のストレートな愛の語らいに受け様がテレる感じが
ほのぼのとしてる甘い番外編。
愛の~は、本編自体が好みの作品でないので番外編も甘い雰囲気はあるのですが
やっぱり先の本編後なので、ふ…

0

異母兄のいる庭 小説

水原とほる  あじみね朔生 

何も変わっていない

評価が高いのでワクワクで読んだんですが、ちょっと期待しすぎたか、、、

ちょっとトチ狂っちゃってる異母兄も健気な異母弟も良かったんですけど、でも最後がだめでした。

終わり方が納得いかないです。時間だけ経っていて状況が一切変わっていない。
時間が経っていても、兄がお硬い外務省に勤務してて、そのうち父親の後を継いで選挙に出るだろうという事も、その為に誰かと結婚しなきゃいけない事も。二人が一…

6

ラ・テンペスタ 小説

水原とほる  葛西リカコ 

無茶ぶり加減が半端ない攻め様~

元刑事でヤクザの攻め様が、そのヤクザの組長の一人息子である受け様を
ビックリする程の自己中な執着愛で捕まえ逃がさないように愛するお話です。
だからと言って監禁ものではないのですが、それに近い雰囲気もあります。
訳も分からず狙われた受け様がお気の毒で、訳を知った後もその一方的な
理不尽な執着愛には脱帽してしまうような内容なのです。

受け様は関東でも大き目の組のヤクザの組長の息子なのです…

4

ラ・テンペスタ 小説

水原とほる  葛西リカコ 

嵐の後に残った物は

とても良かったです。
執着攻めは大好物だがDVは大の地雷(あと受けが酷い目に遭いすぎるのも苦手)の自分にとって、水原さんは合わない作家さんだと思っていて今まで避けていましたが、
この話のあらすじやレビューを読んだらものすごく惹かれるものがあった為、思い切って購入しました。
この話に限って言えば自分にものすごく合っていました。
DV要素は全くありません。

受けの孝義は一部の女子に「王子…

6

ラ・テンペスタ 小説

水原とほる  葛西リカコ 

狂犬には天からの啓示なのか?(w)

実家のヤクザの影響の少ない離れた地の京都で大学生活を送る主人公のもとへ、抗争の影響があるかもしれないと、護衛にやってきた元刑事のヤクザ。
「お前は俺のものだ」と強引に体を奪われ・・・
なんて、あらすじなんかを見てしまうとあ~あ、、いつのもよくあるパターンね。。。
なんて思ってしまうかもしれない。
確かにそういう部分はあるんですが、今作に実はちょっと魅力を感じたのです。
それは攻めとなる男…

6

ふかい森のなかで 小説

水原とほる  小山田あみ 

深い森に君臨する闇の王子様

深い森は孤独な受け様が住む部屋なのです、ひきこもりで対人恐怖症、
母親に捨てられてから、心無い同級生に苛められ、誰にも愛されていない、
まわりは敵ばかりで外の世界へ出る事が出来ない受け様。
そんな受け様の住む深い森に招かざる客が入り込んだことから受け様の森に
変化が表れ始める。

内容は自虐的でシリアス、そして暗い内容、この作家さんの特異パターンでした。
過去の出来事が受け様の内向的…

2

ふかい森のなかで 小説

水原とほる  小山田あみ 

裸の王様

元々内向的な性格の上、外に女を作る父、外に男を作り子供を捨てて家を出た母、しかも父親の企業はブラック企業に上がるほどのあまり評判が宜しくない会社。
そんな事が重なって、苛めにあい、より内向的性格に卑屈と諦めが加わり、ほとんどひきこもりのようになってしまった対人スキルのない主人公。
そんな彼の元に、父親が寄越した話相手という年下の大学生の男。
単純に、彼によって主人公が目を開いて外へ出るという…

1

ふかい森のなかで 小説

水原とほる  小山田あみ 

ひきこもりの先には

どこか暴力的で反発し合うような関係。それがやがて切ないぐらいの愛情に変化し、最後は慈愛に満ち溢れている。

恋愛に軸を置きながらも、自分の殻から抜け出し、親子の絆に気づき始める。
とある青年の成長を描いたお話でもあるように思いました。
とっても素晴らしい一冊です。


人と接触することをも外出することも、可能な限り避けて暮らしているいわゆる『ひきこもり』の稔明。
そんな稔明の前に、…

3

義を継ぐ者 小説

水原とほる  高階佑 

最後で持って行かれた!

高階さんのイラストに惹かれて購入。
読んでみたい作家さんでもあったので。
でも、これはあまり痛くないお話ですね。

香港の貧しい農村で育った慶仁は桂組組長に乞われて援助を受けながら日本で暮らすことになる。
そんな組長に寄り添うべく慶仁が就いたのは実質No.2のポジションで誰もが一目置いていた。
その組長とのあまりにも濃い信頼関係にいろいろ疑われたりもするのだが、分家の総本部長である矢島…

0

神迎え 小説

水原とほる  周防佑未 

やくざ設定は必要?

再会&(義)兄弟という涎シチュなのに、見所はどこかしらん?という感じであっさり読了。
惹かれる過程や両思いになる過程がおざなりなので二人がくっつくカタルシスも皆無の上、義兄をなぜにやくざ設定にしたのかが全くわかんなかったので、点が辛くなっちゃいました。

頭もよくて誠実だった義兄がヤクザになって再び現れるんですが、そんな義兄に対して「乗り越えてきた苦難を思えば責めることはできないと」か言って…

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