水原とほるさんのレビュー一覧

義を継ぐ者 小説

水原とほる  高階佑 

カッコイイわ~

やーもう、カッコイイよ。
こういうBLのヤクザさんたちというのはある意味メルヘンよりもメルヘンなのかも知れませんが、腐女子のハートをワクテカさせる素材としては最高ですね。
主役ふたりだけでなく、彼らを取りまく親分さんたちの縦や横の繋がり含めてカッコいい。
「男が男に惚れる世界」って、実にロマンだなと思います。

今回の主役の二人は、体格が同じっていう点も良かったな。互いに服を貸し借りできるんですよ…

0

夜間診療所 小説

水原とほる  新藤まゆり 

ここ最近の水原作品の中ではダントツに好き

登場人物三人ともみんな好きすぎるー。
私なら敦彦を選ぶ!
でもこれは最終的に選ばれなかった敦彦に同情票を入れたくなったからで、もし主人公が敦彦を選んでたら、「私なら敬を選ぶ!」とかほざいてた気がします。
そのぐらい、どちらもそれぞれに魅力的な攻めでした。
よくあるパターンなら、この敦彦を最悪な攻めとして描いただろうなと思います。てゆかそういうBL、山ほど読みましたぜ。そうしなかったのがイイ。
ほん…

7

指先へと百日紅(さるすべり) 小説

水原とほる  祭河ななを 

地味ながら良かった

非常に地味なお話でした。
複数の男たちから凌辱される痛いシーンが一ヶ所あるんですが、そこだけどーんと派手です。さすが水原とほるさん。
あとは、田舎町でイジメに合いつつも健気に毎日を生きてる主人公と都会からやってきた高校の先生との恋を淡々と描いてました。出会いから恋心の芽生え、初エッチ、別離と再会のハッピーエンドまで。
主人公が恋を自覚してキュンキュンしてるところ、微笑ましくて可愛かったな。
脇役で…

1

蛇喰い 小説

水原とほる  和鐵屋匠 

奇妙な友情と愛情の3角関係

最初この本を読んだとき、あまりに「蛇」にこだわりすぎて、何だか悶々としたものを抱えてしまったので、寝かせてみました。
改めて読み返すと、あまり蛇にこだわらなくてもいいんだ。
蛇というのはあくまでも揶揄であり、実態のないものに対する仮の呼び名なんだということがわかると、実にスムーズに自分の中に入ってきます。
まさに、自分がこの言葉に囚われてしまったように、主人公もそれについて自分を見つめ直すお…

5

夜へと急ぐ二人 小説

水原とほる  葛西リカコ 

あったかい水原作品。


とにかく受けの翠がまっすぐで健気で頑張り屋で、気持ちのイイ奴でした。
なんと言うか…、若いんだけど考え方がもうしっかりとした大人なんですよね。

とにかく、母親を大切に思う気持ちや行動に、涙が出そうになるんです。
本当はいつ病気が悪化するか、先立たれるか、不安で仕方ないんだけど、母親の前ではそんな顔は絶対見せないし、なにより翠の覚悟自体が全然悲観的じゃなくて前向きなんです。
とにかく…

7

金色の龍を抱け 小説

水原とほる  高階佑 

「格闘技系」ワクワクしました♪

 登場人物の生い立ちや横浜中華街の近場の町名や名所など、現実に傍にあるので、興味津々で読み進めました。
主人公・洪 姿慧(ホン ツゥフェイ)をはじめ、簗(リャン)や鄭(ジェン)、陸(ロウ)老師・・どれも男らしいキャラで気持ち良いです。

 ストーリーです。
中華街の飲食店で働く姿慧(ツゥフェイ)は、入院中の母の治療費を稼ぐため、祖父から学んだ拳法を使い賭け格闘技に参戦していたが、その興行主…

3

迷い恋 小説

水原とほる  いさき李果 

初恋ってのは萌えるんだ、初恋ってのは

「逃亡者」からの続編。
男と逃避行してしまった父のお話ですね~。
どっちかっていうと、逃亡者を読む前からこっちのほうが気になって
ワックワクしてたんだけど、それだけに妙に期待はずれでした。
なんだろこの焦燥感(´A`★ゝ)

受は田舎から上京してきて孤独な祐二くん。
恋人と同棲はしているものの、カメラマンをしている恋人は最近変わってしまった。
恋しいと思っていた感情もいまは惰性にな…

2

逃亡者 小説

水原とほる  いさき李果 

たどり着く場所

アメリカ帰りのトップアスリートトレーナーと、大手企業の次男坊。
若い二人の熱い愛!!!なお話。
そもそも、ワタクシ水原さんて痛い作品!てイメージが常に付きまとってるんですが、最近一概にそうでもないのかな~と思わせてくれる作品にあたります。
もともとのイメージが酷すぎたゆえなのだろうか。
肉体的に痛いイメージ・・・久々に痛いのも読みたいです先生っw
簡潔に言えば面白かった。
愛に溺れるの…

2

義を継ぐ者 小説

水原とほる  高階佑 

ヤクザのスーツを高階さんに描かせたらヤバイっしょ!

鼻血吹きすぎて貧血になるっつーのっ!
なんじゃこの色気!駄目でしょ!

まあ、それはさておき。
こういう極道ものもあるんですね。
跡目争いとか抗争とか薬とか、わりとよく見かけますが、極道に生きる人たちそれぞれの道の選び方や考え方に重きを置いた作品って、そういえばあまり読んだことないな、と思いました。

確かに話の本筋は、跡目争いと新組長襲名後のゴタゴタなんですが、そこに絡んでくる人間…

1

夜間診療所 小説

水原とほる  新藤まゆり 

どっちもイイ男★

橋場敬(ジャーナリストを目指す大学生)×上嶋(35歳の外科医)で
最終落ち着くのですが、上嶋の元彼の敦彦がイイ男で...
彼は上嶋の5歳下だから敬よりはもちろん年上で、
大人の余裕で敬をあしらうわけです。
でも、上嶋はもう敬のことが好きになっていて、自分に見向きもしない。
思うようにいかない敦彦は脅しをかけて無理矢理上嶋を抱いて
敬から奪おうとする。

ここだけピックアップしてみる…

1
PAGE TOP