Sakura0904
最終巻ということで、どんな終わりを迎えるんだろうとずっと気持ちが高揚していたんですが、予想以上に素晴らしい結末でしたね。正直、タウとシュエの出会いから繋がるまでがあまりに急展開で、3巻までは自分が2人の気持ちに追いつけていないような気持ちもあったんです。電撃的に恋に落ちる展開の作品って最近だとそんなに見かけないので、慣れるのに少し時間がかかったというか。でも、この4巻を読むことによって、今までの…
タウとシュエの関係を皮切りに、いろんな関係が新たに結ばれ、あるいは決裂し始める2つの組織。相関図を作ったら相当ややこしいことになりますね。自分の組織に捕らわれたシュエを、安易に自分で逃すのではなく、自分はあくまで拷問という形で彼に触れ、第三者を使って救い出すという組織をけっして裏切らない方法を考えるタウは、やはり幹部としての素質があるなぁと感じます。
結局はシュエとの関係に気付かれてしま…
タウとシュエだけでなく、2人が属している組織間での他の繋がりもいろいろ見えてきて、波乱の予感がする2巻となっていました。この2組織は、一筋縄ではいかない問題を抱えているよう。でも2人とも、急な展開が訪れても、思ったより冷静に目の前の問題に対峙するんです。きっと、相手への愛を貫くこと、自分の組織を故意に裏切る真似はしないこと、これがまだ両立できる間はまだ冷静でいられるんでしょうね。タウもシュエも、…
裏社会×同性版のロミジュリ的組み合わせですね。絵に関してはやはり時代を感じますが、すっきりとしていて読みやすく、私はまったく気になりませんでした。体の関係を持つのも早かったけれど、電撃的に恋に落ちたんだなぁというのが伝わってきたので、展開が早いとは感じず。
シュエのビジュアルにも雰囲気にも、きっとタウは一気に恋をしたんでしょうね。その気持ちを受け止めるシュエの方も、タウの純情さを無意識に…