石原理さんのレビュー一覧

はめてやるっ! 小説

剛しいら  石原理 

最強の誘い受け

主役のヤクザの若頭の辰巳さんがめちゃくちゃカッコイイです。クールで行動力があって頭がよくて、舎弟たちに心酔されている。
そんな辰巳をマゾヒストな誘い受けにしちゃってるところがスゴイ。
しかも相手役が辰巳の部下の安藤。彼は辰巳の身の回りの世話のすべてをやってて下僕状態なんですが、セックスのときだけ逆転する。
ホストと知事の息子という美味しいカップルもいたんですが(スピンオフして掘り下げて書いたらかな…

2

いつわりの薔薇に抱かれ 小説

英田サキ  石原理 

許されない愛だけど…

ビーボーイノべルズ、英田サキさんの「いつわりの薔薇に抱かれ」です。

香港マフィアX刑事
英田さんってなんていうかロミジュリ設定お好きですね。

マフィアX刑事ものではありますが香港マフィアのアレックスが私用で日本に来ているという設定で、その動向を調査するのがホテルで執事担当となった高峰という設定なので裏社会うんぬんというというようなダークな部分がほとんどないのでそういうのがお好きな人に…

3

おとしてやるっ! 小説

剛しいら  石原理 

更にディープに

「はめてやるっ!」の続編です。
続編で萌え度が落ちてガッカリという作品が多いなか、逆にこれはさらにパワーアップしてました。くっつくまでが面白い作品だとなかなかこうはいかない。
主役二人の関係性は最初から出来上がってるので、それを文章でどう見せてくれるか?という部分に興味がわく。んで、一作目よりディープに…。
辰巳は今回、拉致監禁されて、拷問を受けます。クスリづけにされる。それでも絶対に心は折れない…

1

いつわりの薔薇に抱かれ 小説

英田サキ  石原理 

切ないです

ホテルのバトラーに扮して潜入捜査中の刑事と、香港マフィアの、ロミオとジュリエットな恋物語です。
切なかった。
主役の二人は魅力的だし、好きになればなるほど葛藤する刑事の苦悩は身につまされた。
受け役が守られるだけのお姫様じゃなく、仕事のできる刑事っていうのも良かった。
このラストには希望がある。

2

いつわりの薔薇に抱かれ 小説

英田サキ  石原理 

切ない話です

ホテルの従業員に扮した刑事と、ビジネスマンに扮したマフィアのボスの恋です。
惚れてはいけない相手に惚れてしまい、苦悩する刑事の苦悩がひしひしと伝わってきて泣きました。
英田さんの小説は、きっちり切ないポイントをついてくれるので、たまらない気持ちになりますね。

2

したたかに誘惑 小説

あすま理彩  石原理 

艶のある関係

粗筋だけだと性急に東吾が大毅を誘った様にみえますが、
実は相当に手管が尽くされています。あからさまにではなく、
さり気なく。
力量を探りつつ、そして力量が判ってからは漢心を煽る様に。
実に良い艶のある劣情への過程です。
劣情だけを書いたのではこの関係の艶は出ないでしょうね。
実に美味しい一作でありました。

併録作は先行して書かれた脇役たちの恋愛模様。
こちらも実に深みのある一作…

1

テッペンカケタカ コミック

石原理 

まだ導入部ですが…

ヤクザ(龍園寅次郎)×闇医者(柚木さくら)

≪現在≫
四ツ菱会会長が亡くなり、韓国から龍園寅次郎が帰ってくる。次期跡目にと依頼される寅次郎だが、本人は闇医者の柚木さくらを組長にし自分は参謀に回るという意思を伝える。

≪幼少時代 寅次郎3年生 さくら5年生≫
寅次郎の母親とさくらの父親が駆け落ち。賭け将棋に負けたさくらの借りを取り返すため、寅次郎は四ツ菱会の次期会長候補・座仏に将棋勝…

6

ドクター×ボクサー(1) ボクサーは犬になる 小説

剛しいら  石原理 

切なすぎる純情。

久しぶりにゾゾゾッと来た作品です。
雑誌で名前は聞いたことあったんですけどね。ドクター×ボクサーシリーズ!って…何だ!?とか思ってましたがー…。小説買うのに少し一苦労しました。クリスタル文庫…。

ドクターである加藤先生はボクサーである徹という少年を好きになり、1年間くらい見つめてて(ストーカー…)ついに我慢できなくなって、飼ってる犬を使って拉致・監禁してしまいます。普通、監禁モノの攻めって…

5

犬の王 GOD OF DOG コミック

石原理 

あの『カリスマ』の続編です、イエアー!

石原理の『カリスマ』は初期作品で若干粗が目立っていました。
それゆえの面白さ(荒削りな魅力)も勿論ある。
しかし未消化な部分があり、絵も当初は華やかさに欠けていた。
その『カリスマ』に続編が…!
嬉しいなんてもんじゃない。
今の石原理が描く『カリスマ』の世界。
これは絶対面白い。

『カリスマ』が《父》をテーマにしていたのに対し、
今回のテーマの基調は《母》。
タイトルの犬の王…

1

傀儡の巫女―眠る探偵〈3〉 小説

榎田尤利  石原理 

特殊BL

ちょっとデータベースに書き込むのに困ってしまったのですが……
ちょっと違うかも知れない^^;
設定も学者研究者は彼ではなく、彼が研究に使われているのです。

特殊な設定なのです。
BL路線と言うよりはミステリーに趣を置いている気がします。
主人公は特殊能力があり、それを使って事件を解決に導きます。
複雑な背景(生い立ち)があり、主人公を手に入れるために追い回しているのが幼馴染み。

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