石田育絵さんのレビュー一覧

徒競浮世花 コミック

石田育絵 

カバー表紙絵に惹かれて

購入しました。
それからというもの石田先生の手に入れられる限りのコミックスを読みました。
スーツ姿の男性がいいです。
ハマっていました。
それが2年位前かな?
こちらと執事シリーズが好き。

安達と久我のどうしようもない腐れ縁のような何も得られるものなどない恋のお話です。
これが恋なのか??
と賛同をもらえなさそうですが、
執着も恋ですよ、とやはりBLコミックスの登場人物が断定…

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相棒 小説

剛しいら  石田育絵 

慕いと甘えの恋情。そして若き焦燥

故剛しいら先生の2001年作品。
刑事ものです。

舞台は1999年のさいたま市。さいたま新都心の開発中のお話。
闇に紛れて建築中のビルの壁にグラフィティーを描いていく少年・「ウォーカー」。
暴走族たちに守られながら警察の見回りをかい潜って、夜の中何缶ものスプレー缶を腰に下げてポップなイラストを完成させていく。
その「ウォーカー」の見張り役だった暴走族の少年が、相次いで2人殺された。

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戀人 小説

剛しいら  石田育絵 

リアルみに感心

『相棒』の続編。
この2作は主人公の天羽・川崎の恋模様よりも『子ども(または天羽も含めた『若いヤツ』)の自立』がテーマなんじゃないかと、今作を読んで思いました。

前作で仄めかされていた『川崎が過去に起こした少年淫行』の相手である篤弘から川崎に電話が入ります。彼がバイトをしている保育園に子どもを預けている母親が殺されたのです。
篤弘は義父から性的虐待を受けていた過去があり、その事件がきっか…

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相棒 小説

剛しいら  石田育絵 

穴があっても素晴らしい

強引だし、色々「ありえなーい!」と叫びたくなってしまう所があるんです、このお話。
これ、かなり昔に書かれたBLだと(これは17年前だものねぇ……)良くあることなんじゃないかと個人的には思うのですが。
「穴だらけ」って言ったら確かにそう。
でも、それを補ってあまりある魅力が私にはありました。

剛しいらさん(昔はゴジラさんと呼んでいたなぁ)は、私をBL小説世界に誘ってくれた作家のお一人なも…

3

EGOISTE 小説

かわい有美子  石田育絵 

時々読み返したくなる作品 作品全体の感想

かなり前の作品で、だからこそなのかもしれませんが、最近のbl作品とは一線を画す、全体からにじみ出てくるような色っぽさと、うまくいえませんが何か圧倒的な雰囲気のある作品でした。これがデビュー作なんてかわい先生はただただ凄いです・・。

攻めで、強引で自信あふれる先輩医師である古谷が、いつも使っている香水に関する描写がとにかく色っぽかったです。特に、古谷が情事の翌日につけると看護師たちに噂されてい…

2

EGOISTE 小説

かわい有美子  石田育絵 

かわい先生のデビュー作 三冊通してのレビューです。

文章はやはりデビュー当時から素晴らしかったのだなと思いました。

全体的に白井くんが少し女の子っぽすぎるかなと思ったところもありましたが、育った環境も複雑ですし、古谷の強引さとのバランスはこのくらい女々しい方がうまくとれるのかなとも思いました。

親族に対していつも縮こまっていた白井が、1巻の最後で次兄に対してはっきりと抗議することができたところは個人的にスカッとしました。

2巻は、…

2

EGOISTE(3) Fetish 小説

かわい有美子  石田育絵 

幸せな余韻

電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきあり。

EGOISTE(3) となっていますが、サイドストーリー集といった方が良いかと。ただし、前の二巻にどハマリしてしまった方は絶対読むべきです。
白井と古谷が出会う前のそれぞれの物語を後追いで読むことによって「ああ、だからあの場面ではあんな風に感じたのね」とか「古谷がチラッと話していたあの話の全貌はこう言うことなのね(笑)」とか、ちょっと舞台裏を覗く様…

3

EGOISTE(2) 小説

かわい有美子  石田育絵 

試練を超えて美しい主人公の姿

電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきあり。

前作ラストの『ドラマチック古谷』に絆されて、彼の元に戻った白井。研修期間が終わり、勤務医となっています。平然と二人の日常は続いていくのだけれど、この関係は不確かなものだと時折、白井は感じてしまいます。何故ならば古谷からの言葉がなく、古谷の周りに幾人かの女性の影がちらついているから。頃を同じくして、外来診察の代理をおこなってやった同僚が睡眠薬の横流しを…

4

EGOISTE 小説

かわい有美子  石田育絵 

むせかえる色気

電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきあり。

初出が1996年でかわいさんの初単行本なのですね。
『いとし、いとしという心』が好きだと知った友人が「それならこれを読まなきゃダメッ!」と半ば強引に薦めてくれたのですが、読んで良かったわ。白井の『薄幸の美女(美人ではなく美女だと思うのよね)ぶり』が半端ない。おまけにエロスのかほりが凄い。むんむんと香るのではなく、仄かだけれど強い印象を残す香り。忘れ…

2

RUTILE SOUVENIR DIAMANT 特典

コミック11作品、小説29作品の番外編

コミックは「花は咲くか」の番外編「white sleeping」以外は1ページ、小説は5~8ページです。
本編を既読している作品でいうと、本編を未読だと半分も楽しめずもったいない!という印象でした。

「明日屋商い繁盛」番外編は、花の下での二人の話。あともう少しだけ見たかった二人をちょっとだけでも垣間見られて嬉しかったです。

「失恋コレクター」の番外編「言い訳コレクター」は、同棲するこ…

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