中原一也さんのレビュー一覧

はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

拾われ男の妄想と純情

中原さんの新刊は、病気の妻がいるオヤジ(攻め)に片想いする年下受けの物語。
エロは多めですが、攻めとの絡みは2回のみ(その他、受けの妄想もあり)で、あとは受けとモブとの絡みが数回あります。

あらすじ:
家出少年だった白石(受け・当時17歳→現在25歳)を拾ってくれた、車修理工場の社長・八尾(攻め)。
八尾の下で働き、彼に想いを寄せる白石ですが、彼は病気の妻一筋。
白石は世話になった彼…

13

Chara Collection 2012 特典

番外編が愛おしい

商業作品の番外編がぎゅっと詰まっています。
いくつかご紹介しますと…

円陣闇丸「Voice or Noise」番外編「好きな人がいる幸せ」
振一郎が格好良かったです!きっと一生俺のモンだから、ってセリフに悶えました。私は本編未読だったのですが、すぐさま購入リストに入れるほどの勢いのある6ページでした。

草間さかえ「夜更けに花降る」番外編「小夜啼鳥の夜」
コミック「明け方に止む雨」…

0

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

双子の弟×兄

人生で初めて読んだ3Pモノです。3Pモノって登場人物の感情の絡みも行為の描写もごちゃごちゃしているイメージがあって手が出なかったのですが、このお話は意外と分かりやすく読みやすく、笠井あゆみさんの美麗なイラストも素晴らしくて、萌えに集中しながら読むことができました。

タイトルのとおり、双子の弟に溺愛される兄のお話です。体格差がかなりあるので、溺愛されすぎちゃって肉体的に少々心配になりましたが、…

1

悪癖でもしかたない 小説

中原一也  高緒拾 

主導権の奪い合い

経済ヤクザの鬼島と、ビジネスパートナーの伏見。
出きる経済ヤクザなのに、男喰い(しかも受)が半端ないという鬼島のキャラが面白かったです。

そして身内には手を出さないと決めていた鬼島も、仕事で刺激をくれる伏見についに男としての興味をもってしまいました。
負けず嫌いな二人の行為は、どちらが主導権を握るかの真剣勝負になってしまうから笑えます。
受けには受けなりの主導権の取り方があるんですね~…

2

負け犬の領分 小説

中原一也  新藤まゆり 

オッサンの可愛げ

クレーム担当のサラリーマン・神木(受け)。ストレスの溜まる職務で、酒を飲んだら泥酔し、時折とんでもないことをやらかしてしまう。その朝もなぜか養豚場で子豚にまみれて目を覚まし、養豚場の従業員に豚泥棒に間違われて警察へ突き出されたところを、偶然出くわした元刑事だという私立探偵の苫澤(攻め)に助けられる。以来、猫天国だった苫澤の事務所に、仕事のストレスを癒すモフモフを求めて訪れるようになった神木だったが…

4

負け犬の領分 小説

中原一也  新藤まゆり 

適度にライトでバランスのいい中原作品

安定の中原節という感じ。

チョイ悪という風情の元刑事の探偵・苫澤(40代)と
クレーム処理担当のサラリーマンの神木(31)。
イケメンで、会社では頼りがいのあるエリートサラリーマンの神木だが
仕事のストレスは並大抵ではなく、飲むと泥酔して意識をなくし
あらぬところで眠ってしまったりする……

ある日彼が養豚場で豚に囲まれて目が覚め、豚泥棒と間違えられ
そこに丁度居合わせた苫澤に…

5

負け犬の領分 小説

中原一也  新藤まゆり 

地味ながらなかなかの社会派

あらすじ:
クレーム処理の部署で働く神木(受け)は、泥酔した翌朝、養豚所で目を覚ます。
警察に不審者扱いされる神木を救ってくれたのは、元刑事で私立探偵の苫澤(攻め)。
毎日のクレーム処理でストレスが溜まっている神木は、以後たびたび苫澤の事務所を訪れるようになり…

神木は、30代のイケメン会社員。
クレーム対応の上手さで周囲から一目置かれていますが、仕事のストレスで夜は泥酔しがち。

14

アズマニア vol.4 ケダモノ志向 特典

3作品の書き下ろし番外編NOVEL

春のオレ様攻フェア特別小冊子です。「ヤバいセット」「ケダモノセット」「俺のものセット」の三種類のうちの一つです。
書きおろし番外編が収録されています。

椹野道流「司野が正路をなでる話。」
「妖魔なオレ様と下僕な僕4・5・6」番外編。7ページ。電球を交換しようとして負傷した正路の足を、司野がなでる話です。エロさはないですが、「手当て」の意味を思い出し、微笑ましい内容でした。

中原一也…

0

悪癖でもしかたない 小説

中原一也  高緒拾 

新渡戸よ、結婚してくれ・・

え、マジですか。この893ものが神評価1件だなんて・・
いや、すごい面白かったですよ!?淫乱受けで、男前で、893兄貴で!
妖艶で、淫乱でありながら、狂犬。そして仕手師。

株とか博徒の話は難しいとこもあるんですが、作者様のあとがき読んで、私は目から鱗の萌えに、初めて気付かされました。
言葉萌えです。
・・わかる!!
確かに萌える!!
何でも訳そうとしたり、どこの横文字だよ!?と、…

10

ろくでなし 小説

中原一也  和鐵屋匠 

一郎かっこいい!!

初めて中原一也さんのを読みました。
惣流家、いいなー。

次男の空のお話と、家長であるお父さんの一郎のお話が入ってます。
空は逆カツアゲしちゃったりといういわゆる不良少年。
でも動物が好きで、
野良猫や虐待されてる犬を見ちゃうと助けちゃう。
そんな空に脅されてる獣医さんの志垣は
「無責任に可愛がるのは簡単」という意見なんですね。
空の気持ちも間違ってないし、志垣が言う事も解る。

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