奈良千春さんのレビュー一覧

龍の恋、Dr.の愛 小説

樹生かなめ  奈良千春 

受けキャラが容認出来るかで決まる

このシリーズ、かなり先まで追いかけておりました。それこそ自分がBL休眠時代も(WHはどうもBL臭が薄いので)。
今は買うのをやめてしまいましたが、シリーズの中盤くらいまではなかなかに面白いのです。
この前身作も読んでいますが、今そちらは手元にありません。
できればそちらや、タイトルを変えて復刻された『龍の初恋、Dr.の受諾』をお先に読まれると良いと思います。

カップルはシリーズ通して(…

9

エス 小説

英田サキ  奈良千春 

受けが攻めに守られて終わりじゃない!

エスシリーズ5冊の第1冊目。
まとめ買いしました。
読み終わった後に、関連作のデコイシリーズ、義兄さん登場の『最果ての空』も購入してしまいました。
面白かった。
絵が奈良さんだからか、交渉人シリーズとイメージが被ります。
文体は、全然違うのですが……。
サスペンス要素も満足でしたが、ラブ要素も、受けの椎葉が好みで満足。
椎葉のどこが好みかというと、ツンデレ具合もさることながら、攻めの…

3

交渉人は休めない 榎田尤利100冊記念特別版 小説

榎田尤利  奈良千春 

スパイスを入れ忘れたカレー

電子書籍で購入したので、「豪華執筆陣の特別寄稿」も「特別書き下ろし小説」も入ってません‥。

話はおもしろかったんですが、
「交渉人シリーズ」の根底にある、
芽吹のトラウマともいえる過去が、まるっと救われた後なので、
せつなさゼロ、ほのぼの、コミカル全開な感じです。
塩の入っていない塩大福を食べてるみたいな感じで、
私としては、なんか物足りない。

あとがきで榎田さんもふれている…

2

スウィーパーはときどき笑う 交渉人シリーズEX. 小説

榎田尤利  奈良千春 

下衆野郎がもうひとり

スウィーパー=掃除屋
私にとっては、メインより気になる
寡黙な大型ワンコ×狂犬チワワ カプです。

口数が少ないけど、ものすごくいろいろ考えてたんだね、キヨ。
キヨ目線のモノローグを読んで、違和感を感じるほどでした。
キヨの生い立ちを思うと涙が止まらないけど、
その分、これから幸せになれるといいね。

鵜沢のことを他のレビューで「下衆野郎」と書きましたが、
もう一人いましたよ、…

1

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

ラスボス、鵜沢万里雄

‥ラスボスにしては小者感満載ですが。
もしも、「交渉人シリーズ」のキャラで人気投票したら、
1票も入らねぇんじゃねぇ!?ってくらい
下衆野郎な万里雄ですが、
最後の最後まで人騒がせなおバカさんです。

どうやら、一人称で進むお話が私の萌えないポイントらしく、
ストーリーはおもしろいのに萌えられない(泣)と
ストーリーの魅力と「萌(評価)」のギャップにもやもやしました。
が、シリー…

1

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

兵頭って「愛の戦士」だったの?!

「~嵌められる」の完結編。
前作もそうでしたが、
伏線を確認するのに何度も読み返しましたよ。

すべてが終わって、芽吹と兵頭が再び抱き合うシーンでは、
涙が止まりませんでした。

「トモ○○」ですか!?
今となっては過去のゲームですが、すっごい「あるある」でした。
メブキの好物が甘栗なのは、できすぎだけどいいとして。
まぁ、今回、甘栗はストーリー上アイテムになってますしね。

1

交渉人は嵌められる 小説

榎田尤利  奈良千春 

人の最も弱くやわらかいところ

シリーズ4作目。
今までは1冊で軸になるひとつの案件が完結していましたが、
今回は次作「~諦めない」と前後編(?)扱いです。

ドカーンときましたね。芽吹の過去。
自己暗示とキヨに揶揄されながらも、
芽吹が頑ななまでに人を信じようとする理由が明らかになってきます。

環の本性を知っている志津との出会いや、
環が兵頭と知り合いだったなど、
いくらなんでも、世の中狭すぎだろっっと

2

秘書の嗜み 小説

鳩村衣杏  奈良千春 

いつもの強引年下攻めかと思いきや

1冊丸ごと表題作です。
奈良先生の表紙イラストを見てしまいますと、どっちかが誘拐されて救出するとか、ストーカー気味な記者に襲われるとか、アクションっぽいものを勝手に想像してしまうのですが、バイオレンスな展開のない、普通(?)の社長後継者×秘書でした。

社長の甥・及川(攻め)が良い男です!
最初の酔っぱらった誉(受け)に迫られて、思わず手を出しちゃったのかと思ったのですが、単に同衾しただけ…

2

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

このひと、ドMなの?!

シリーズ3作目。
少しずつ、核心へ‥。
芽吹のトラウマは、両親の自殺だけじゃないようです。
この作品では、もやもやーと伏線が張られてるだけですが。

「変わりたいと思う人を信じる」という自己暗示のもとに、
自ら災いに飛び込んで行く芽吹を見ていると、
この人ドMなんじゃないかって思えてきます。
兵頭は大変だな。心労で。

朝比奈の後日談を読んで、泣きました><
ここだけで「萌」…

0

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

コミカル・シュールにサスペンスが加わりました

交渉人シリーズ第2弾。
兵頭の過去がちょっとわかってきました。
前作では、もやもやっとした芽吹のトラウマの部分と
ストーリー全体のコミカルな感じにちぐはぐな印象を受けましたが、
慣れてきたのかな!?
前作ほどの違和感は感じませんでした。

ストーリー全体は面白かったのですが、
萌×2をつけるほどには萌えなかったんだよな。
何が足りないんだろ。

芽吹のトラウマは今回は全く語ら…

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