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英田サキ 奈良千春
hinahina
強烈な人物が、前作から引き続き出て来ていますね。 五堂さんに東明に吉澤紀里。 この3人の壊れ度と言ったらすごい! 特に・・やっぱり五堂さんの隠れ壊れ度(笑)が 強烈だと思いました~。コワイコワイw 吉澤紀里のおわりのシーン(死ぬとかじゃなく!)もなかなか衝撃的でした~。 ドキドキハラハラな1冊でしたが、 やはり宗近と椎葉の幸せな掛け合いに 読んでいるワタクシも幸せ気分になれまし…
今回は、椎葉のエスである宗近の弟周辺についてのお話が主でした。 今までのところで、ちょこちょこと出て来て気になっていた 宗近兄弟の過去や生い立ちのようなものがハッキリとしてきて、 それによって各個人の “今” も 「それでコンナなのか~」納得できるような内容でした。 いろいろな主要人物が出て来て、今までよりも 結構複雑になってた気がします。 前作の終わりくらいから、椎葉が常に…
この一冊では、椎葉の同僚である長倉とそのエスの真生が 絡んで話が進んで行きましたねー。 この長倉とそのエスの真生の言動によって 椎葉が自分を見つめなおす・・・とでも言うのでしょうか。 自分の立場と気持ちを考え、とても揺れてしまうんですね。 いつもあれだけ威勢の良かった椎葉が 揺れに揺れる様子、そこから心を決めていく変化、 そう言った部分に読み応えありました~。 前作同様、椎…
大好きな刑事モノのお話に、攻めも受けもオレサマ的人物。 これだけで、王道であろうが捻り炸裂の話であろうが たまらなく好きな部類・・・と言うことで ワクワクしながら読みました。 コミックでも小説でも、2人が互いを意識するきっかけなんかが キッチリ書かれているか、もしくは読み手が想像できるような作りになっていれば、 とても楽しめると思うのですが、不明瞭だったりすると 面白くなくなって…
茶鬼
ネタバレ
3巻は、渋澤の心の謎が明かされて、晴れて旭と恋人になる。 そんな前進した回でした。 詭弁が立つ、売れっ子作家。 そんな表の顔とは違って、親と上手くいかない道明を、色々あった友人でもある薫を、そして母親を亡くし引き籠りになってしまった弟を抱えて苦労していた旭を家へ住まわせる優しさも持つ半面、恋人は作らないと本当の心を頑なに閉ざす、まだ34歳なのに老成したような何ものにも執着しないような顔を…
Krovopizza
シリーズ3作目。あとがきによると次回で完結。 冒頭の旭の夜這いに「2度目」くるーー!?と思ったらスカされ、また旭とのセフレ関係も解消。やはり渋澤は掴めないな~と思っていたら、中盤でようやくその過去が明らかに。旭と共に過去にケリをつけることで、ついに二人の仲が進展します! 1巻から伏線があった、渋澤の亡き弟・広也(実は血の繋がりはない)。 渋澤に溺愛されて育った広也は、渋澤へ執着す…
シリーズ2作目。 今回は、謎解きやサスペンス色は薄め。 母親の子供への愛情や、温泉旅行、クリスマスや年末年始の心温まる風景など、 1巻以上に穏やかでのんびりした進行。 それでも、個性的なキャラクターや、薀蓄・文学作品の引用、ミツルのサンタさんへの「お願いごと」など、心に引っかかるものはあり、場面場面を楽しく読めました。 渋澤が恋をしない理由は何なのか? 旭を含め、無理な詮索はし…
Heaven knows(神のみぞ知る)というタイトル通り、 どうにもならない運命や、それでも生きていく人々の姿が描かれます。 …と言ってもそれほどシリアスでなく、コージー・ミステリ(サスペンス?)という言葉が似合う、とても穏やかに進む物語です。 城のような洋館に住む、一癖もふた癖もある人々。 売れっ子ミステリ作家だが、節操なしのゲイで理屈屋の家主・渋澤。 バイで女装の占い師。ファン…
中原一也 奈良千春
雀影
このオヤジ、かっこよすぎ。 肉体労働で鍛えた男らしい体躯で、オヤジギャグでラテン系の明るいエロフェロモンまき散らし、 オマケに前職は優秀な脳外科医で、いざとなったら、その手腕は神業。 ただのエロオヤジと見せて、実は受け一筋で、チョー愛して大事にしている。 そこへ、今回は更に、医師をやめるきっかけとなった過去に苦悩する姿なんて物も見せて、 もう、これ、 惚れるなっていうほうが無理だよ…
榎田尤利 奈良千春
いくこ
キヨがものすごく好みのタイプだから、大変嬉しい番外編。 未成年と経験のなさからの二人ともまだこども感がたいへん良かったです。 やはりフィクションだから、こどもがなんだかやたらパワーのある話は多いですが、これは出来ないことは出来ない。でも、あきらめない。こどもらしいふたりと、大人げない大人の二人のコンビネーションがやたら爽やかだった。 それでもさずか、エロシーンは全部がものすごくエロかった…