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表題作蜜約はスーツを脱いで

黒住・ヨシュア・修介「ウェルネス」のCOO
遊佐奈央/「ウェルネス」の社員 ヨシュアの恋人

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ふたりの出会った思い出の地、ラスベガス。遊佐はそこで恋人のユシュアと共に甘い蜜月を過ごしていた。半年前、遊佐とヨシュアは、カジノでお互いの人生を賭けた勝負をした。勝負に負けた遊佐は、ヨシュアの会社に採用され、その心も長い時間をかけて口説きおとされたのだ。しかし、再び訪れたカジノで、金髪の美しい男に新たな賭けを持ち掛けられてから、遊佐の運命は変わり始める…。「お金ではなく、お互いの最も大切なモノを賭けないか?」男との駆け引きは、ただのカジノゲームではなかった。愛するヨシュアと、ふたりの大切な会社ウェルネスを守るため、遊佐は男と密約を結ぶ…。

作品情報

作品名
蜜約はスーツを脱いで
著者
ふゆの仁子 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
シリーズ
駆け引きはベッドの上で
発売日
ISBN
9784812427095
3.6

(25)

(5)

萌々

(8)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
87
評価数
25
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数8

男と男のラブゲーム

ナオが今回成長をみせてくれます。
初めての男の恋人ながら恥ずかしい気持ちとつり合いたいと男として奮闘し
そして絆を深めるお話です。
ナオってかなり内助の功だと思うわー。いいわー。

前作から半年後の設定です。
ヨシュアと公私を共にする仲なナオ。
ヨシュアは年下彼氏が可愛くて可愛くてしょーがないっ!ラスベガスで出会った時のように
カジノを満喫する中、ヨシュアが席をはずす用ができてしまう。

一人でぶらついてるとヨシュアとはまた違ったイケメン王子が現れまるでヨシュアのように
カジノで勝負を挑んてくる。
今回はマネーなので気にすることなく遊ぶことにしたナオにあとあとヨシュアからお仕置きされちゃいます(笑)

ここからが複雑でこのイケメン王子リシャールはなとヨシュアの大学時代の友人でヨシュアを恋敵と思いこみナオに仕事をたてに体を要求してきます。
ナオはヨシュア、リシャールと間にはさまれ挙句の果てに恋人と仕事をうばった元親友が泣きついてきてもうめんどくさい状況。
ヨシュアはナオに対してものすごいヤキモチを今回やきまくりナオが不可抗力でリシャールに手をだされそうになったことをものごっつ怒りますナオに・・・。

ナオのくだした決断とナオを失いたくないとヤキモチでナオを遠ざけていたヨシュアがカムバック!!リシャールの高慢さが招いた今回の事件は完全にナオが巻き込まれただけの被害者なのですがおかげでヨシュアとの絆がふかまったので良し!

3

それにしてもカップルが多いなぁ…

ウエルネス・シリーズ、表バージョン、ヨシュア×遊佐の二冊目。
(注・<表バージョン>とは私が勝手に命名しているだけです。あしからず。)

ヨシュアは相変わらずキザで派手だし、またかよっ!!って札束ばらまいてのエッチシーンはバブリーにしか見えない…(実は今回は痴話喧嘩でキレた遊佐の仕業なのだが…。)

とにかくヨシュアののろけぶりが目立ってラブシーンも多い中、今回仕事面では新たなスーパーマーケットの提携話も持ち上がってくる。
但し、ここで新たに登場するリシャールという男は前巻のスーパーマーケット合併を覆した事にも関与している。
過去にヨシュアとの間に何かしらの因縁があるらしく、その恨みから遊佐にも手を出しそうな危険な雰囲気が堪らない。

この話から更にリシャール自身の恋愛沙汰を匂わせるスピンオフへと導く部分もあるが、本筋は逸れる事なくヨシュア×遊佐メインでしっかりと話が進むのでご安心を。

ちなみに、ふゆのさんの小説は仕事描写がしっかりしていてじっくり読めるのだが、脇役スピンオフ率が高いって特徴もある。
この一冊の他のもティエン、片岡、リシャールと三組もカップルが出来上がって話が枝分かれしている。

このウエルネス・シリーズは今のところティエン×高柳が主流になっているっぽいが、たまにヨシュア×遊佐の話も読みたくなってくる時があるんだよなぁ。
もう続編出ないのかな…(´・ω・`)

1

シリーズで最も好き

ウェルネスシリーズメインカップルの、ヨシュア×遊佐、2作目。
1作目は出会い、という感じで、くっついてラブラブハッピーエンドでしたが、今作はお仕事と危険な当て馬で読み応えある1冊になってました。

あえて当て馬と言ってしまいますが(今後活躍)、美貌で手の内をみせないリシャールの登場でぐんとお話しが面白くなってます。遊佐成長物語、というところでしょうか。

しかし、ヨシュア×遊佐のラブは固く、ヨシュアがわかりやすく執着してるので、相変わらず安心しては読めます。

こういうお話しが続いてくれるといいんですが。。

1

あ、暑苦しい…ヨシュアという男

「駆け引きはベッドの上で」の続編。
ウェルネスシリーズの最初のカップル、ヨシュアx遊佐の物語。

本作も、ウェルネスグループの本丸、スーパー事業での大きな案件が中心となります。
国内大手グランデグループとの提携に一枚噛んで遊佐に近づいてきたファイナンシャルアドバイザー、リシャール。ヨシュアとよく似た傲慢タイプの男。
ヨシュアとウェルネスのCEOヘンリー、そしてリシャールの過去が複雑に絡みついて遊佐を巻き込んでいく。
この提携話はリシャールの罠のようなもので、遊佐はビジネスとヨシュアとの板挟みで苦しむ姿が描かれますが、終盤ようやく有能な遊佐の男前な部分が前面に出てきます。
リシャールの哀しい恋の終わりにヨシュアが関係している?果てのないリシャールのヨシュアへの憎悪、同じ気持ちを味わえとばかりに遊佐を襲うリシャール……
その真相にはリシャールの人種差別思想が絡んでいて。このテーマは重苦しいので、スピンオフの「華麗なる紳士のウェディング」はすぐ読む気になれないなぁ。
ヨシュアと遊佐のCPとしては、全て「言葉」にしなければ情というものを理解できない暑苦しいヨシュアと、日本人の慎ましさ?故に何か言う前にただ喘がされる遊佐の甘激しいHは満載であります。

8

ヤンチャな恋人を持つと苦労します

※この作品は米国大手スーパーチェーン「ウェルネスマート」に関わる人物を主人公にしたシリーズ作品の3作目となります。(ヨシュア×遊佐が主役のシリーズとしては2作目になります)

「ウェルネス」最高執行責任者のヨシュアと、「ウェルネス」日本進出の責任者を務める遊佐は、仕事だけではなくプライベートでも恋人関係にあり、二人が出会った思い出の場所でもあるラスベガスのカジノを訪れていましたが、ヨシュアが席をはずしている隙を見計らい、遊佐の前に容姿端麗な男が現れ勝負を持ちかけてきます。
日本に戻った遊佐は、「ウェルネス」へ提携を打診してきた企業との話し合いに参加しますが、そこでカジノにいる時遊佐に声を掛けてきた男と再会します。

前作ではヨシュアと遊佐が恋人として付き合うようになるまでに加え、「ウェルネス」日本進出が現実的な計画になりつつあるというところまでが描かれて来たのですが、今作ではその計画がもうちょっと具体的(提携先候補と話し合いを進める)なところまで行っています。

そこで出てくるのがカジノで遊佐に声を掛けてきた男(リシャール)なのですが、リシャールとヨシュアは大学時代の友人というだけではなく特別な因縁があり、ヨシュアに対して強い憎しみを抱いています。そしてその矛先はヨシュアが大事にしている恋人の遊佐に向けられてしまいます。リシャールは外見は王子様でも中身は結構えげつないタイプで、散々遊佐を振り回すのですが、最終的にキレたヨシュアから因縁に関わる衝撃の事実を知らされ、リシャールは大変なショックを受けることになります。最初は嫌な奴だなと思っていましたが、打ちのめされたリシャールの姿はさすがに気の毒に思いました。(ちなみにヨシュアから事実を知らされたリシャールのその後の展開は、リシャールが主役の「華麗なる紳士のウェディング」という作品で読めます)

遊佐にとってはリシャールの嫌がらも災難なんですが、恋人のヨシュアとの関係においても考え方の相違に悩まされます。もっと気持ちをオープンにしてほしい(情熱的に自分を求めてほしい)というヨシュアの求めに対し、遊佐はシャイな性格ということもあってなかなか態度に表わすことが出来ず、それが原因でケンカになってしまいます。まぁ物足りないのは分かりますがそれで機嫌を損ねられても…と、ヨシュアの子供っぽさに呆れると同時に遊佐に同情してしまいました。そもそも遊佐の態度が素っ気ないようには見えないのに、どんだけ情熱的に迫ってほしいんだよ!と逆にヨシュアに聞きたいぐらいでしたが、結局は遊佐が奮起してH方面で奔放になることでヨシュアはご機嫌、というバカップル振りにもう勝手にして!と言う感じでした(苦笑)。

7

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