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表題作龍を飼う男

ティエン/香港マフィアの血を引き「龍」と呼ばれる
高柳智明/米国大手スーパーチェーンの社員

あらすじ

高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。
目的の相手は、大学時代の同級生、ティエン・ライ。
香港での仕事をマフィアに邪魔され、失敗しそうな高柳は、最後の手段にティエンに交渉を持ちかけに来たのだ。
交渉金のない高柳は、自分自身の身体をティエンに売るから、それでマフィアをなんとかしてほしいと頼む。
必死な高柳に、香港でも有名なマフィアの血を引くティエンは、妖しい取り引きを持ちかけてきた。
「お前の身体だけで報酬が足りない場合は、俺に一生飼われる覚悟はあるか」危険な魅力を放つティエンの目の中に茫然と頷く自分の姿を高柳は見た…。

作品情報

作品名
龍を飼う男
著者
ふゆの仁子 
イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
シリーズ
駆け引きはベッドの上で
発売日
ISBN
9784812423530
3.7

(30)

(8)

萌々

(8)

(13)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
111
評価数
30
平均
3.7 / 5
神率
26.7%

レビュー投稿数10

危険な魅力

攻め:香港マフィアの血を引く ティエン・ライ
受け:ウェルネスマート社員  高柳智明

高柳は大学時代の同級生、ティエン・ライのマンションを訪れる。
香港でのスーパー出店をマフィアに邪魔されたため、身体を売る代わりにマフィアをなんとかしてほしいと頼む。

大学時代から高柳が好きだったティエン。
ティエンの好意に気づいていて自分では気づかないうちに惹かれていた高柳。
俺様攻めのティエンが高柳に振り回されたり、動揺したりするのが微笑ましいです。
エロシーンの服の脱ぎ方や身体の触れ方の描写が色っぽいです。
ティエンの一重とか高柳のホクロがセクシーですね。
奈良先生の挿絵も良かったです。

前作は未読なのですが、CPが違うみたいなので未読でも十分楽しめました。

3

このカプ好きだわー

…え?
このティエンってあのティエンですよね!?
『駆け引きはベッドの上で』でお腹抱えて爆笑してた人のよさそうなティエンΣ(・ω・ノ)ノ!
前作より2年前設定らしいのですが…2年の間に一体何があったんだ。
高柳と接している内に性格丸くなったのか?
だとしたら凄いな、高柳。
取り敢えずティエンに驚かされました。
すっごく格好良いのですよ(*´Д`*)
終盤のティエンの告白シーンは…思わず再会時までページ戻ってニヨニヨしました(。-∀-) ニヒ
ティエンってばそんなこと考えながら対面してたのねwww

高柳は天然ちゃん。
「出来る男」なんだろうけど、そんな感じはあんまりしない(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑
観光の時のはしゃぎっぷり可愛いかったー(*´∀`)

既刊リストを見るとこのCPで続刊出ているみたいなんで読むのが楽しみです!

1

闇に生きる者の純愛

「駆け引きはベッドの上で」のスピンオフにあたるのですが、ほんのチラッと出た登場人物が繋がってるだけなので、読んでいなくても問題ありません。単体でも楽しめます(^ ^)

旧知の人物に助けを請い
飼う者と飼われる者・雇う者と雇われる者となって
契約の上に成り立つ情事へと展開していくのですが。。。

マフィアの抗争なども絡んできて辛口なお話…と思いきや、
蓋を開けてみればただの 両 片 思 い なお話でメッチャ萌えたー!!(^///^)

受けの高柳が恋心を自覚するのは中盤以降。
そして2人の気持ちが繋がるのは後半。
そこに至るまで辛口なシーンのほうが多いハズなのに、途中途中で
痴話喧嘩(にしか見えない)して、イチャイチャ(にしか見えない)してたり
バカップル(にしか見えない)デートをしてたりと
垣間見えるラブラブに萌えが止まりません( ´艸`) ♡♡

攻めのティエン。マフィアのボスの息子に生まれ、血生臭い環境で育ち、平気で人を殺せる男が、大学生活4年間1人の男に片思いしてたなんて…!
しかも恋心を持つキッカケが桜の木の下ってどこの少女漫画ですか…っっ!
( ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾ ←机バンバン(激萌え)

これは純愛認定していいですか…?多分いいよね?

冒頭の高柳の緊張っぷりや体を捧げる決意の理由は正直肩透かしな部分もあったのですが(もっと深刻な理由があると思った。会社の為にそこまでするのかぁ…と)、ティエン×高柳カップルの純愛物語と読めば大満足です!ヾ(*´∀`*)ノ

0

ぽやんとした受に振り回される攻が◎

ティエン(香港マフィアの血を引き「龍」と呼ばれる)×高柳智明(米国大手スーパーチェーンの社員)

※この作品は米国大手スーパーチェーン「ウェルネスマート」に関わる人物を主人公にしたシリーズ作品の2作目となります。(またティエン×高柳シリーズとしては1作目となります)

シリーズ1作目(「駆け引きはベッドの上で」ヨシュア×ナオ)では脇キャラとして登場していたティエンが今作の主役です。ティエンがウェルネスに入る前の出来事なので、1作目より数年過去に遡った話ということになります。シリーズ2作目なのですが主役が違いますし、こちらの方が過去の話なのでこちらから読み始めても問題ないと思います。

米国大手スーパー「ウェルネス」の香港出店に際して横槍が入り、計画が頓挫しそうになった事で、ウェルネス社員の高柳は大学時代の知り合いで、香港の事情に詳しそうなティエンに相談しようと彼のマンションを訪れます。大学時代も特別親しくしていた訳ではありませんでしたが、度々目が合っていた事である予感を抱いていた高柳は、自分を買ってほしいと駆け引きを持ちかけます。

冒頭からかなり無茶な駆け引きが繰り広げられるのですが、大学時代の同級生だった二人の間にはどこか特別な空気が存在しているということもあり、意外に違和感なく読み進めることができました。理不尽な申し出に最初は乱暴な態度を取るティエンですが、高柳のどこか天然でぽやんとした雰囲気に当てられたのか、“仕様がねえな…”とため息つきつつ手を貸してしまう過程を楽しみました。ティエンが実は香港マフィアの血を引き「龍」と呼ばれ恐れられていることから、後半になるとマフィア絡みの展開になってくるのですが、そちらも緊張感があって良かったと思います。

脇キャラとして登場していたティエンと、過去のティエンではちょっと印象が違っていて興味深かったですし(ちなみに私はこちらのワイルドで粗暴な感じのティエンが好きです)、マフィアなどが絡んできてもマイペースな姿勢を崩さない高柳の天然振りもかなりツボでした。ヨシュア×ナオカップルも、ティエン×高柳カップルもどちらもお気に入りなので注目のシリーズの1つになりました。

3

なかなか面白かったです。

香港マフィアの血を引くティエン×ウェルネスマート社員・高柳

舞台は香港。
自分を高く買ってくれと大学卒業以来4年ぶりにティエンの前に現れた高柳。
大学時代でさえそう親しくなかったのにいきなり「僕のこと好きだったんじゃないの?」なんて言って。
買ってくれた御金でティエンを雇うというのだが…。

高柳がスーパーの社員だったので「え、雇うの?」と最初は戸惑いました。
これだけ裏社会っぽいのに?と。

実はシリーズ的には前作が1つあって。
CPは違うんだけど、そこから遡って今回のCPの話になってるらしく(なので時系列ではこちらが先)
それを読んでたらスーパーの件に関してもここまで思わなかったかも、と思ったり。

お話はスーパーの香港進出に絡んだ裏社会との関係といった感じなのでスーパーのことよりも裏社会より。
最初に自分の身を盾にした関係を結んでしまったことで、後になって少しずつ自分の感情との間で板挟みになっていく感じの高柳が好きです。
そして、最初から相手に気持ちを知られている上でそんな条件を押しつけられ、どうしようもない憤りのようなものがありつつ、そういう扱いをしつつもどこか本来の気持ちが溢れているようなティエンはもっと好きでした。
お互いに「利用している」「利用されている」だけの関係だと思っているから気持ちを口にすることはないし一方通行で。
それでも、触れずにいられないから皮肉った言葉や蔑んだりしつつも触れてしまったり。
ちょっとした言葉に傷ついたり苛立ったり。
こういう素直になれない関係って好きだったりします。
最後にティエンがそれでも気持ちが一方的なものだと思っているから解放してあげようとしてるところとかも好き。

このシリーズはほかにもいろんなCPがあるようですし、またいろいろ読んでみたいと思いました。

3

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