奈良千春さんのレビュー一覧

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

若干ラストに不満かな

前回を引きずって傷心の芽吹です。
格好悪いただのオヤジになりさがっていたり(笑)環にだまされたこともそうですが、兵頭との不和の方がダメージ大き感じ・・・。
兵頭は芽吹にとっていつのまにかなくなてはならない存在になっていたのですね。
そして、芽吹を支える周囲の人たちが素敵です。
チーム芽吹がスーパー詐欺師・環を追い込んでいく過程が痛快でした♪
芽吹が兵頭に投げた甘栗がそういう意味をもってい…

2

交渉人は嵌められる 小説

榎田尤利  奈良千春 

ちょっと苦しい展開ですが・・・

なんか、やっと本題に入ったというか、芽吹が精神的に追いつめられたりするあたりに榎田さんらしさを感じますがどうなんだろう?
他人に優しく自分に厳しい人って本当は隠された弱い部分を持っていて芽吹もそうだった。
芽吹の問題で外からどうしてあげることもできない。
さらには、今回は立場の違いが前面に出てきて兵頭も芽吹と対立します。
可哀想だけど芽吹が悪いと思う。
このお話は次巻へ続きます。
でも…

1

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

振り返って反省するべき

シリーズ3作目、相変わらず危ない橋を渡る芽吹。
私的には、結果を考えないで無鉄砲に飛びだしていって自分は傷ついてもいいや~(そして、攻さまが必ず助けてくれるというパターン)と思う受さまは、反省していただきたいわけです。
お約束とはいえ、人としてどうよ!みたいに思うわけです。
兵頭も七五三野もハラハラし通しで安心できないでしょう。
さらに、兵頭と七五三野の嫁×小姑対決みたいなのも過熱化してき…

0

交渉人は疑わない 小説

榎田尤利  奈良千春 

脇役も個性的

いきなり出でくる、たぶん、兵頭の携帯の待ち受けに笑い、さらにホストになっている芽吹に笑ってしまいました(年齢的に無理がありすぎる~)。
兵頭に横抱きされている挿絵にも拍手♪
芽吹ネゴオフィスのさゆりさんとキヨ。
アヤカも智紀もすっかりレギュラー。
今回は、兵頭の前科にまつわるお話でしたが、その割に暗くならず1作目と同じく軽やかに話が進みます。
ただ、ちょっとだけ芽吹の無鉄砲さというか、跳…

1

交渉人は黙らない 小説

榎田尤利  奈良千春 

読んでいて面白い

ノベルズにはなかなか手が出ないのでこのシリーズ手を出さなかったのですが、あまりにも「erotica」の読後印象が他のレビューアーさんと違うので榎田さん研究不足なのかと思って手に取りました。
シリアスなのかな~と思ったらギャグっぽいですね(笑)
ツンデレネゴシエーター芽吹にストーカーやくざ兵頭。
ふたりは先輩後輩です。
どちらかというと兵頭が芽吹きを好きなんですね。
1冊目は軽快なテンポで…

3

交渉人は諦めない 小説

榎田尤利  奈良千春 

やっと読めました

積み本消化キャンペーンを地味に開催中です。

前作「交渉人は嵌められる」から続いております。前回ラストで環に嵌められて別れてしまった芽吹と兵頭。まあ一時的にせよ、環にはかなりムカつきましたね。ああいうタイプは徹底的に潰してほしかったので、チーム芽吹の逆転劇は面白かったです。

しかし気になったことがひとつ。結局兵頭が欲しがってたUSBはどうなったの?環からちゃんと取り返した?そこ書いてなかったです…

1

愛しているにもほどがある 小説

中原一也  奈良千春 

全体に面白く好きなんだけれど、もう一歩じっくりと欲張りたい。

『愛してないと云ってくれ』の続編。
元天才外科医で現日雇い労働者・班目 × 労働者街の診療所の赤髭先生・坂下。

今回は斑目を医学の世界に連れ戻そうとする、美貌の元同僚医師が登場。
この北原という奴が、なかなかにいい性格をしていて、
人の感情を刺激して手玉にとりながら、自分の望みをかなえるタイプ。
斑目とは仕事の関係だけじゃなかったようすで、坂下先生は思うツボにモヤモヤと落ち込む。

4

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

BLでは異色な舞台

労働者街が舞台という、それだけで異色な設定の作品。

もっとハードボイルドな感じなのかと思ったら、結構コミカルでほろりとさせる。
斑目は下ネタ全開のエロオヤジだし、赤髭先生・坂下は男前だけれど意外に快感に流され易いし、
BLっぽくない美しくない人間臭い脇役達も、みななかなかいい。

ただ、LOVEとしてみた時には、意外にアッサリ。
倍位の分量で書けばいいのに、ビュンビュンスピードで話…

9

龍の激闘、Dr.の撩乱 小説

樹生かなめ  奈良千春 

あ~シリアス

最悪の状況になってしまった今回のお話、もう、京子は狂って人では無くなってる。
人質だった親子、母親は既に死んでいて、実母に諭され改心したように思えた京子は
実母まで誑かす鬼と化していましたね。
人質を解放するなんて全くの嘘、兵隊を用意して待ち伏せしている用意周到。
きっと女でなければさぞ、極悪なヤクザになっていただろうと思える怒涛の展開。
可愛さ余って憎さ百倍、恋情が憎悪に変わってしまっ…

1

龍の激闘、Dr.の撩乱 小説

樹生かなめ  奈良千春 

オンナの戦い?

清和が氷川を選び自分を振ったことがどうしても許せずに起こした京子の逆襲劇は、いよいよ佳境を迎えました。
本家リキの奥さんと子供、橘高の親父や典子さんが人質にとられ身動きがとれない清和一派は、京子をなだめるために清和と氷川が別れたという偽装工作をするも、そんなことハナから信じられていません。
今回は、氷川Vs京子 というオンナの戦いでとうとう決着することになるのですが、それはあまりにも犠牲が大き…

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