凪良ゆうさんのレビュー一覧

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

トラウマ

攻じゃぁないが、
窓辺に座って自分がくるのを待ってるとか
かっ・・・・((ノェ`*)っ))タシタシ

今回もちょっと病み系ですね。
大丈夫。慣れてる
とはいえ、しょっぱなから豪快にトラウマごーごーなわけですが
挿絵の雰囲気も相まってすごく良い作品でした。
初めて好きになった相手に「重すぎる」と言われたのがトラウマとなり
母親の言葉も重なって恋に臆病になってしまっている受。
そん…

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累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

どうなんだろう…

前世での辛い記憶を今世まで引きずっている二人の話。
あらすじは読んだけれど、実際に読んでみてまさかこんな話だとは思いませんでした。

それに、表紙と口絵から受けた印象と話の内容がかなり違う気がしました。
こんなにカゲキなイラストにしなくても良かったんじゃないのかな…なんか話の内容と合ってない気がする。

文章はとても読みやすいので一気に読めてしまうのだけれど、別にBLじゃなくてもいいん…

4

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

神です

萌えじぬかと思いました。
私は前半の攻め視点は特に好きです。平良のフィルターを通した清居が本当に尊くて神がかっています。この美しい神がどうやってこっち側に堕ちてくるのか。平良に憑依してとんでもない緊張感とともにワクドキしながら読み進めました。結局この平良視点の時点では堕ちてきてくれやしないんですけどねw

それでも二人だけで会う教室の静けさや清居の横顔なんかが目に浮かぶようで、とてもドキドキ…

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美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

「一途」じゃすまない

凪良先生の作品は買ったり買わなかったりなのですが、今回は
葛西先生の表紙買い。
憧れのクラスメイトの清居との出会いで、世界すべてが変わってしまった平良の執着が、怖いんだけどなんだか切ないです。
『またな』の意味がわからない平良がかわいいな~と思ってしまいました。
個人的にはスクールカーストLOVE!!っていう言葉から受けた印象とはちょっと違ったかも。まさにスクールカースト全開の前半が、ちょ…

1

それはおまえが童貞だからです 小説

凪良ゆう  イシノアヤ 

もしも魔法が使えたら

こういう悩みのないBL大好きです(≧◇≦)ノシ
もちろんシリアスな胸にぎゅっとくる作品も大好きなのですが
あほで可愛いくてwな作品がもっと増えればいいと思う。

さて、お話はタイトルの通り
童貞にお悩みの30歳がヒロイン。
眉目秀麗。女にモテる。のに童貞w
それは誰にも言えないコンプレックスがあるゆえに。
そのコンプレックスを刺激された経験からさらに踏み出せなく
なってしまったが…

4

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

凪良先生の伝承もの?…期待!

凪良作品はほとんど読んでいます。
男性同士の繊細な心理描写が大変上手な作家さんで、現代ものが得意という印象がありますが、伝承ネタのお話は珍しいのではないでしょうか?

そのせいか(どうなのか)今回は今ひとつ世界観にのめりこめませんでした。
個人的に苦手な“ガチ兄弟”モノだったというのもあって…。

しかしながら、いつもの雰囲気とは違う新しい表現にチャレンジしたのだろうな、ということはす…

3

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

息をもつかせぬ昭和初期ミステリの傑作

一気に読ませてくれました。
物語にグイグイと引っ張られ、走り抜けたような感じです。

表紙で七緒のスッポンポンに「ぎゃー!」となりますが、
口絵カラーのほうがもっと凄いです(笑)
勇気のある方は、本屋でちょっと覗いてみてから購入してもいいかも?

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

《CP》
不思議な夢を見る腹違いの弟・奏人 × 同じく夢を見る大学生の兄・七緒

物語の殆どが…

4

恋するエゴイスト 小説

凪良ゆう  なるせいさ 

可愛いお話です。

幼い頃、大好きだった叔父の貴明が官能小説家になり、それを嫌悪して避け続けていた初夏。二人が一週間限定で同居するところからお話が始まります。
ポンポンと弾けるように、コミカルにお話は進みますが、後半、貴明の処女作「恋」という作品を初夏が読むシーンで様子が変わります。
初夏がずっと昔に抱いていた淡い思い、それを思い出して再び貴明に向かい合う初夏がとても可愛らしく、いじらしいです。
凪良先生の作品…

1

累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

異色(?)の傑作

凪良先生の作品を読んだ後は、すっかり物語の世界に引き込まれてしまってなかなか戻ってこれない現象(笑)に、毎回陥ります。ぼーっと腑抜け状態。
今回は特にひどくて、いろんな意味でドキドキ、動悸までしています。

先生の作品はいつも作者買い。新刊の知らせを聞くと予約段階でネットでポチリ。内容も書影もノーチェックです。今回、忘れた頃に届いた包みを開けてびっくり!沙野風結子先生の本が送られてきたのかと…

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累る-kasaneru- 小説

凪良ゆう  笠井あゆみ 

大いに苦悩する攻め

攻め視点、受け視点両方共あります。
攻め受け両者ともに苦悩しますが、攻めが大いに苦悩する貴重なお話です。深く重いです。
あまりの重さに、攻めに感情移入したくなくとも、してしまいました。
《以下ネタバレご注意》


愛する人に殺してくれと頼まれたら、殺せますか。それが愛する人のなによりの願いだとしたら。
その願いに応じる勇気があるとしたら……というこの場面が鮮烈でした。
この兄弟の父…

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