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凪良ゆう 湖水きよ
ポッチ
ネタバレ
作家買いです。 凪良さん作品の「365+1」の紺と綾野の二人を引っ掻き回すだけ引っ掻き回した、あの美山くんのお話です。「365+1」では「性格悪ッ!」と思った美山くんですが、すごく可愛くてちょっとびっくりしました。 父親はすでにおらず、母親も育児放棄していたためまともな幼少期を過ごすことなく大きくなった美山くん。母親からの愛情を受けることがなかった為、自分に価値を見いだせず、また人から…
雲絶間姫
ダックワーズを口に入れた時のような感触、なのでしょうか。「ほろりほろりと心の一部が甘く崩れていく音がきこえる」というのは。噛むともなしに頼りなく溶けて形をなくしてゆく甘い甘いお菓子。ずっと味わっていたいけれどあまりにはかなくて。 美山はトップモデル。ロシア人の母譲りの完璧な美貌。でも口を開けば酷い毒を吐き、豪奢なタワーマンションに住みながらそこは強烈な汚部屋。誰にも何も期待しない。夢もな…
凪良ゆう 小山田あみ
まかない
凪良先生の作品はもともと大好きでしたが、その中でもトップレベルではまってしまった小説です。 凪良先生は比喩が毎回とても綺麗で、そこが好きな理由のひとつなのですが、そういう凪良節?が満載の作品のようにも感じます。いったいどういう脳みそしてたらこんな綺麗な文章が浮かぶのかな?って感じです。 朔太郎が恋に臆病になる理由、それに答えようと「友達だ」というつぐみ。もともと両思いなのに、簡単にくっつか…
凪良ゆう 小椋ムク
レビューを拝見して、少し痛い話なのかなと読むのをためらっていましたが、読んでみました。 内容は皆さま書いてくださっているので感想を。 出てくるキャラ全員が、お互いの大切な人をその人なりのかたちで愛している話だなと思いました。 裕也は不器用ながらも一人息子の椢の子育てをし、年下の友人である波瑠に恋心を抱いてはいけないと自戒しつつ大切にしている。 波瑠は孤独だった子ども時代に寄り添…
snowblack
田舎の高校の同級生二人。 専門学校を出て1人は東京に出てスタイリストの卵、1人は地元で美容師。 誰よりも近くにいた二人の友情は、それぞれの中で恋になり 実は両想いだったと確かめあったと思ったら、遠距離恋愛となり それぞれ忙しさの中、いつしかすれ違いや距離が生まれ…… こうして書くと設定は陳腐なんだけれど、 語り尽くされたような若者達の挫折と成長の物語を、 面白く読ませる作者は、や…
凪良ゆう イシノアヤ
非常にインパクトのあるタイトル、 「三十童貞→魔法使い」というトンデモ設定、 ……というのが総てという感じの作品。 高校時代の初恋、12年ぶりの再会愛…… ってものすごくツボ要素なんだけれど、 全然切なくないしなぁ(笑) いや、よく考えればやっぱり切ないのか……? タイトルと設定に全部持ってかれた感があり、 あとの内容は悪くはないがそれなり。 クスッとしたりゲラゲラ笑った…
作家買いです。あらすじも読まず、とりあえず凪良さん作品ってことで購入しましたが、コメディものだったんですね。 私は凪良作品は「全ての恋は病から」が初読みで、それがとても好きだったので問題なしでしたが、凪良さんはシリアス物しか読んだことが無いとか、シリアス系の方が好き、と仰られる方にはちょい不向きかもしれません。でもすごく面白かったです。 ごめんなさい、かなりのネタバレしてます。 …
タロんちゅ
読み終わった後の印象は正直、記憶に残らなさそうな作品だなーっと思いました。 本当に軽くてサクッと読めるお話でコメディー且つ恋愛模様も外さない仕様となっているのですがなんせ、軽いので本当に残りにくい。 DT都市伝説を題材に書かれているのですが、この題材でここまで話を膨らませることがまず凄いと思いました。 すごくくだらない題材なのにそれを話の主軸にしてさらに事件にも巻き込まれちゃうなんて。。。こ…
凪良ゆう 海老原由里
作家買いです。 作家買いですが、凪良さん作品の中でもかなり好きです。内容は皆さま書いてくださっているので感想を。 受けの如月が良い…!美形で、仕事もできてかなりハイスペックな彼なのですが、そういうことを鼻にかけるでもなく性格もかなり良い。両親を相次いで亡くしていることから大切な人を失いたくない気持ちが強く、ゆえに大切な人を作ることに消極的で、「良いな」と思う人ができても積極的にアプロー…
凪良ゆう 草間さかえ
何故これを今まで読まずにいたのか?と自分に問いたいような 今さらながらに出会った名作だった。 * * * 高校2年、瀬名は多くの鬱屈を抱えた17歳の夏を過ごしていた。 両親の不仲問題、居場所のない家、揺れる足許と見えない未来。 そんな全てから逃げるように、刹那的に仲間とつるみ、 来る物拒まずで女の子と付き合う。 でも、本当は自分が何が好きなのか…