如月七生さんのレビュー一覧

厄介な連中(8) にぎやかな遺産 小説

柏枝真郷  如月七生 

愛を繋ぐ人

シリーズ1〜5巻までは文庫版で、始まりはコメディ調ともいえるライトなストーリーと思いきや、5巻から印象が変わってくる。6巻以降のハードカバー刊を手にする頃にはその世界に引き込まれて抜け出せなくなった。この作品、もっと評価が高くていい。

隠されていた全ての謎が明かされていく最終巻(本作)を読み終えて、愛とは人から人への想いなのだと改めて気付かされる。未読の長編を探している方に、是非手にしてほし…

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厄介な連中(5) イレギュラー・クリスマス 小説

柏枝真郷  如月七生 

言葉にならない愛

名前とは赤ん坊に与えられる愛の証。主人公には切ない思い出になったけれど、確かにそこに愛はあったんだと教えてあげたい。

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厄介な連中(8) にぎやかな遺産 小説

柏枝真郷  如月七生 

やっとここまで来た

柏枝真郷さんの「ホーリー・アップル」シリーズが大好きで、その後の「厄介な連中」の同人誌で16年後の攻めのドイルが登場するので、その関連同人誌も全て購入したのにずっと積読になってたのです。

私はこの「厄介な連中」シリーズはNYシリーズほどなかなかハマれなくて唯一、遼一郎のNY過去編で5巻の「イレギュラー・クリスマス」だけ秀逸だと思ってましたが、商業最終巻の今作でやっとそこに繋がり、過去の色々が…

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DESPERADOシリーズ 心の欠片 小説

柏枝真郷  如月七生 

シリーズ一作目からの事件が解決

デスの刑事時代の相棒だった警官殺しの事件がついに解決。デスが刑事をやめるきっかけにもなった因縁の事件だったので読者としてはすっきりしました。この頃のデスは相棒や愛する妻子も失い、人生の暗黒時代でしたが、それが無ければトニーとの出会いもなく彼も救われなかった訳で。運命とは皮肉で複雑です。

この本は21年前に発行されたものですが、ミステリーや人間ドラマとしての面白さは今も色褪せません。ハードカバ…

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DESPERADOシリーズ メルセデス・ベンツ 小説

柏枝真郷  如月七生 

推理小説兼BL

デスペラードシリーズ、ずいぶん前の作品なのに完結してないので買うのを躊躇してましたが、結局第一部終了のこの巻まで買ってしまいました。推理小説なので読み出すと止まらない面白さです。途中で読者には犯人がわかるのですが登場人物達は気づかずに犯人とすれ違ったり接触したりするのでヤキモキさせられます。「デス!そいつが犯人よ。捕まえて!」と何度思ったことか。

デスとトニーの色々な葛藤にも一応の区切りをつ…

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厄介な連中(5) イレギュラー・クリスマス 小説

柏枝真郷  如月七生 

「愛してる」は

「ホーリーアップル」の関連作ということで、シリーズ途中ですがこの巻だけを先に読んでみました。
20年前に書かれた、20年前のニューヨーク。
ほぼ40年近く前を舞台にした話です。
「ホーリーアップル」のハリーが、あんなにもぐずぐずと喪失感を引きずったままでいるような、日本に帰ってしまった恋人がどんな人物だったのか。
どんな風に出会って、どんな風に愛し合ったのか。
ハリー視点で語られる物語は…

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厄介な連中(7) しあわせな憂鬱 小説

柏枝真郷  如月七生  茶屋町勝呂 

長くなればなるほどに

厄介な連中の第七巻。
五巻で美雪の出生のことや遼一郎の過去があかされて、前回で篤史が少しそのことにふれ、今回は……え、これだけ?という感じでした。

遼一郎のニューヨークでの出来事を少し知ってしまった篤史は、詳しくききたいけどいつものようにベッドになだれ込んで…。
これじゃ、前回からなんら進展していない。
篤史が遼一郎の過去を知ったという点では少し進展かもしれませんが、それだって本当は前…

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厄介な連中(6) きまぐれなパンドラ 小説

柏枝真郷  如月七生 

コメディからシリアスに・・・

6巻目からハードカバーになっており、なんでここに来てと思いますが、本好きとしてはハードカバーっていいなぁと思ったり。(でも重たい)

でもそれよりも何よりも作品の雰囲気事態ががらりとかわっています。
今まではコメディタッチだったのが5巻の番外編でシリアスになり、6巻からはその間をとったような感じです。イラストも一瞬違う作家さんなのかと思ってしまうほど。
前は軽めのタッチだったのが今回から淡…

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厄介な連中(5) イレギュラー・クリスマス 小説

柏枝真郷  如月七生 

儚くせつない

シリーズ5巻目で番外編、そして別レーベルから出ている作品「ホーリーアップルシリーズ」の番外編でもあります。番外編というより前作ですね。この本のラストがそのまま「ホーリーアップル」1巻の冒頭に続きます。

私は「ホーリーアップル」が大好きで、そのためこのシリーズも手を出し、それも1巻を読む前にこの5巻を読みました。そのためこの話のラストがどうなるかはわかっていたのですが、わかっていてもせつなくて…

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厄介な連中(4) 温泉神社で逢いましょう 小説

柏枝真郷  如月七生 

地味ですが情緒があります

「温泉神社で逢いましょう」
3巻から続く高松での結婚式編続編です。
美雪が合流し、殺人事件(?)が起こります。

ミステリーの定番ともいえる、時刻表トリックですが、私は時刻表トリックが苦手です・・・。
頭がついていかない・・・。
篤史が旅行先だというのにまた自殺未遂を起こすのですが…この歳になって自分には身になるるものがない→なんで自分は生きてるの?→自殺未遂、の繰り返し…なんかちょっ…

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