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柏枝真郷 如月七生
わか竹
大好きで読んできたシリーズですが、今更ながら素朴な疑問。 一見すると堅気には見えず、眼光鋭く頬が削げ、やけに背の高いくせにずば抜けた特技がある訳ではない、主人公である探偵クラークの周りにこうも人が集まる不思議とは一体? 美貌の恋人、7歳年下のアンソニーをして 「ぐーたらでずぼらでそこつでがさつで鈍感で馬鹿」と毎度 お決まりの文句を言われる始末。 もはや女神の様な寛容と母性をもって世話…
ネタバレ
このDESPERADOシリーズが始まったのは20年も前なのですが、 7歳差の恋人達をはじめ、スラム街の日常や関わる人物達の 深みのある描写はとても読み応えがあります。 日常に起こる人間ドラマと善悪では割り切れない事件の顛末は、 渇いた異国の街の空気に溶け、哀しくもやがて消えゆく余韻に惹かれます。 「あんたは、馬鹿だ」 恋人のアンソニーから事あるごとに言われるクラークですが、 この…
柏枝真郷
「ぐーたらでずぼらでそこつでがさつで鈍感で馬鹿」 とは、このDESPERADOシリーズの主人公を表現する 言葉なのですが、今回ばかりはこれ程ぴったりな形容は ないと思いましたね。特に「鈍感で馬鹿」に激しく同意。 そして、7歳年下の恋人の気丈さと健気さに 胸を打たれてしまったのです。 アメリカの東海岸のどこかにある「出口のない街」と 言われるスラム街が舞台。 しがない探偵業のデス…
アメリカの東海岸のどこかにある「出口のない街」と 言われるスラム街が舞台。 そこに起こる些細ないざこざも深刻な事件も、 大多数の人間と単調な日々の波に埋もれてしまう移ろい。 幸か不幸かそんな事件にかち遭ってしまう、 ぐーたら探偵のクラークと美貌の青年アンソニー、 そして、彼らに関わる様々な人間達のドラマが織り成す物語です。 本書に収録されている2編では、どちらも殺人事件が 起こ…
アメリカ東海岸のどこか、出口のないと言われるスラム街が舞台で、 元刑事で今はしながい探偵稼業のクラークと、 彼の恋人で大学院生のアンソニーを中心に、 舞い込んでくる依頼や事件に向き合う ちょっとシリアスな物語です。 デス(ならず者)の愛称で呼ばれるクラークは、 のらりくらりと日々を過ごす気ままな男。 ある日、依頼人が浮浪者、内容は「迷い猫探し」と、 およそ金にもならない仕事を引…
柏枝真郷 槇えびし
ジェイ
あれ、もう三巻目でたんだ~、早いな~。30日にふと書店に立ち寄ってみたら売っていたので、このシリーズと作者のファンとしては速攻でお買い求め♪ でも、新刊コーナーの棚の1番上に置いてあって、あれじゃ女性の身長じゃ取れない位置なんじゃ・・・と思いながら脚立をズルズル引っ張ってきて手にしたときには、なんか疲れた・・・本1冊買うのも一苦労です!! 今回は、なんとハリーが刑事に昇進!?するかい…
ハリー&ドイルが織り成す、事件解決と愛の物語、第2弾。 気の弱い警察官・ハリーと、己の勘と行動力を持って目覚しい実績を上げる、頼りがいのあるドイル。 今回の舞台は同じマンハッタンにして、"ドードー"(絶滅した鳥)という怪しげな店が登場します。前作で出会った大学生のルカというヒスパニック系の青年も再登場しており、その友人・アリエルというモデルに匹敵しそうなほどの金髪サラ…
柏枝真郷 茶屋町勝呂
ひつじ
最初のレビューは大好きな作品で、と決めていました。 それがこの柏枝先生の作品『硝子の街シリーズ』です^^ 全22巻にも及ぶ大作。シリーズの方はもう終わっているのですが。 ……実は、私の中ではまだ終わっていません。 「ノブとシドニーから別れたくない!」という思いから、まだ最終2、3巻に手をつけられないのです。今まで、これほどまでに愛着が沸いたBL作品はありませんでした。 舞台はアメリカ。NY…
柏枝真郷 赤坂RAM
引越し好きな柏枝先生が送る社内恋愛シリーズです。 曽我部グループ傘下のソフトウェア関連の子会社で働く吉家は、同じ課で働く岡崎に6年間片思いしており、断られるのが怖くて告白をすることもできないでいた。しかし、上司の恒之が横から割り込んできて、岡崎を奪ったのだ。実は岡崎も吉家のことが好きで、そのことを知りながら恒之は平然と岡崎をかっさらっていった。これで完璧に失恋した形となった吉家はしばらく会社…
今はとにかく、柏枝先生の作品にハマッていて新しいものからさかのぼって読んでいる状態。最初、ホーリー・アップルシリーズ、ライバルシリーズと読んで、どうしても硝子の街にてシリーズが読んでみたくなったので、即、着手! しかし、この一巻が出たのが1996年と古めなので、書店では売っていないものも多く、インターネットを利用してお取り寄せしたりしました。まぁ、私が小学生になったばかりのころに発売したので…