穂波ゆきねさんのレビュー一覧

灰とラブストーリー 小説

砂原糖子  穂波ゆきね 

桜島

やっぱり砂原さんの描くやらかめの文章がすきだ。
ほわっと読ませていただきました。
今回は何といっても桜島!ですねww
読後結局いちばん「灰が降る」の印象が強かった。
そこじゃねーだろって話。

お話はといいますと、
上司の女と遊んじゃったがゆえに地方に左遷されてしまった受
バスの乗車方法ひとつとっても勝手が違う。
そんなさなかに遭遇したホモ。
思わず「ホモ」なんて言葉を使ってし…

2

瞳のロマンチスト 小説

高坂結城  穂波ゆきね 

恋人か友人か

大人しい高校生と喫茶店のマスターという組み合わせ。歳の差ものです。
マスターの徹郎はおそらく20歳すぎだと思うので、そこまで歳の差はないかなと思うのですが、主人公は可愛らしいタイプなので年齢以上に大人と子供との関係、という感じに見えました。

主人公の真樹は友人に紹介された喫茶店に入り浸るうちに、そこのマスター徹郎に惹かれていきます。
しかしその友人に「俺と徹郎は付き合ってるから、徹郎を取…

1

Chara創刊20周年記念展 図録 Chara EXHIBITION 2016 ART COLLECTION コミック

  楢崎壮太  二宮悦巳  日高ショーコ  秀良子  穂波ゆきね  円之屋穂積  三島一彦  みずかねりょう  水名瀬雅良  山田ユギ  やまねあやの  雪舟薫  TONO  高階佑  今市子  円陣闇丸  エンゾウ  笠井あゆみ  葛西リカコ  禾田みちる  夏乃あゆみ  木下けい子  草間さかえ  左京亜也  高城リョウ  高久尚子  yoco 

美しすぎる

諸事情により原画展には行くことができなかったのですが、通販でこちらが販売されていたのを見つけ購入してみました。

もうね、表紙というか、装丁もとても素敵。
白い、ちょっとニュアンスのある紙に、メタリック調のシルバーの文字で『Chara EXHIBITION 2016 ART COLLECTION 』の文字。
そして、深紅の幅の広い帯。
なんかちょっとエロティックな感じを受けました。
人…

1

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

じれったさが醍醐味かも!?

すれ違いがとにかく切なくて、じれったいお話です。
せっかく両思いになれると思い、幼なじみを追って上京したら、すでに恋人がいたって展開。2年か。2年たってしまったら仕方ないのか。
追ってきたナツメに、トキオの『俺は一生おまえを想い続けてなきゃいけないのか』っていう台詞はグサっときましたね。ひ、ひどい!ナツメがかわいそすぎるよ。(涙)

ナツメが女子なら、ここで泣いて自分の気持ちをぶつけて、話…

3

硝子の筐 小説

真崎ひかる  穂波ゆきね 

家族とも言えない関係

主人公がまだ幼く、可愛らしくて、穂波さんのイラストも柔らかいために暖かい雰囲気の作品なのですが、設定は結構シビアです。
内容自体は重いものではないんですか、最初は辛さにじんとくるシーンがあります。

まだ高校生の七魚と、姉の婚約者だった朝長は、事故で姉を含む家族全員を亡くしてから一緒に暮らしています。歳の差カップルが好きなのと、シリアスでせつない設定に引き込まれました。
家族が死んだと信じ…

4

親友以上 小説

野坂花流  穂波ゆきね 

設定はよかったんですけどね

親友という関係なのに恋愛感情が芽生えたことからあえて離れる決心をするという話は個人的に萌え率高いんです。

題名とあらすじから一瞬読んだことがあるような気がしたのですが、椎崎夕さんの『恋愛以上』と勘違いしたようです。

一度の告白で拒否られたからって海外逃亡ってどうなのかなと思いました。圭介の言い方もきつかったとは思いますが、突然のことで混乱させて逃げるのは酷い。

目立つ登場人物が主…

2

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

幼なじみ!

定期的に凪良さん作品を読みかえししてますが、こちらはまだじっくり読んでいなかったの今回はじっくり読みました。
凪良さんの作品はけっこうツライ系切ない系が多いですが、今回は私的にはツライ系が少なかった気がします。
あらすじはみなさん書いてますので感想だけ。

前半はなつめとトキオの幼少期時代にニマニマしました。お父さんの虐待シーンは怖かったですね。それが原因でトキオは無表情になったんですかね…

2

うそつきな瞳 小説

朝香祥  穂波ゆきね 

素敵な作品

キャラクターがみんな自然体で、青春もので、でも萌えもある素敵な作品でした。
BLではないと思うのですが、このくらいのテイストが読みたいと思う時もあります。この子たちは絶対お互いを好きだよね、と読み手が勝手に妄想するというよりは、作者さんがわかっていて書いているニアBLという感じでした。

サッカー馬鹿の瑞紀は、天才的なサッカーセンスを持った朝生に出会って彼を部活に勧誘しますが、朝生はサッカー…

0

トリプルキャスト(2) 君がいないと寂しいよ 小説

ふゆの仁子  穂波ゆきね 

過去と未来

トリプルキャストの2巻です。
戸越の件は1巻でひと段落、この巻では鷹の兄、龍之介がメインのお話です。
1巻の続きではなく、龍之介が何故鷹の体に入ることになったのかという回想が続きます。時系列が結構バラバラと飛びます。

大事な親友・毛利に告白されて動揺したまま事故にあった龍之介。すぐ目覚めると言われたのにもう二年も目覚めないまま。
龍之介は毛利と対峙するのが怖くて、弟、鷹の体の中で暮らし…

1

トリプルキャスト 君に会いに行かなくちゃ 小説

ふゆの仁子  穂波ゆきね 

せつなく苦しいヒューマンドラマ

トリプルキャストというタイトルが何故なのかと思ったら、設定が複雑ながら良く考えられているお話でした。
BLというより、どちらかというとBL要素のある読み物という感じでした。
ストーリーがしっかりしていて、ヒューマンドラマのような感じです。ですが恋愛のドキドキや萌えとはちょっと違います。

この作品は死ネタになっているのが冒頭すぐわかるのですが、私は死ネタが悲しくて苦手…。あらすじを読んでわ…

1
PAGE TOP