穂波ゆきねさんのレビュー一覧

先輩とは呼べないけれど 小説

可南さらさ  穂波ゆきね 

クロさんグッジョブ!

はー…やっぱりいいですね可南さんの作品は。
読んだ後幸せな気分になれます。今まで読んだどの物語も、カップル二人がただラブラブな描写だけではなく、脇役が魅力的だったりします。二人を支えたり、見守ったり、ときには壁となったりする人物もいるわけですが、今回の二人を繋いだのはラブラドールのクロでした。

あらすじは他の方が書いて下さってますので割愛させていただきますが、クロさんがいなければ恐らく及川…

1

アイソポスのひそかごと 小説

崎谷はるひ  穂波ゆきね 

悪くない王道

スパダリが健気受けにメロメロ~、な王道ストーリー。
しっかりと読ませる構成、文章はさすがの崎谷さん。しかし、どうも私、この評価の高い先生の作品が苦手なのです。

特に、受け視点で、恋愛に中学生のようにぐるぐる思考する展開が好きじゃない。これはまさにそれ、で、しかし最後まで読めたのはやはり作家さんの力か。

ぽつぽつと登場するイタリア語が面白く、作品に違ったテイストを与えていて好印象。

1

2.14事件 コミック

菜槻さあり  穂波ゆきね 

攻めがいまいち理解できないのですが

小説で長く出ている作品をコミカライズした内の一冊なのですが、やはり穂波さんの絵がとても素敵。
正直、小説は全部読むのを途中で挫折してしまったのですが…この作品はコミックスのほうが自分に合っていると思いました。
小説だとあまりにも子供達っぽい育生の一人称が子供向け小説のようで読みづらかったのですが、漫画だとこの子供っぽさ、無鉄砲さがいい意味でよく出ています。

でも、コミックスでもやっぱり育…

1

うちの巫女が言うことには 小説

神奈木智  穂波ゆきね 

嫌いではないんですが

穂波先生の絵と神奈木先生のお話し ということで読んでみました
嫌いじゃないです
嫌いじゃないけど、何回も読み返すか というと、それはなさそう・・・
なんでかよくわからないんですよ。
受けの禰宜さんも、攻めの刑事さんもキャラが一応あるんですけど
ちょっと弱いのかなあ?
もちょっと強引とか どっかあくどいとか あればいいのかなあ?
二人ともキレイすぎるから ? なのかも。
2作?ほど続…

2

僕が一度死んだ日 小説

高岡ミズミ  穂波ゆきね 

2人の強い想い

この作品で一番印象に残ったのは、攻め様、受け様ともお互いに対する思いの強さ、というか執着の強さだと思います。
作家さんもあとがきで書かれてますが、二人とも愛の強さが半端ないです。
ファンタジー要素が含まれているので、それを受け入れられるか受け入れられないかが、ストーリーに素直に入っていけるかどうかということに影響を及ぼすかと思いますが、私はこういう設定は決して嫌いではないので、むしろロマンチッ…

2

僕が一度死んだ日 小説

高岡ミズミ  穂波ゆきね 

タイトルもったいない気がします;

穂波ゆきねさんのイラストで
どぎゃーんともごぎゅーんともつかないような
なんとも言いようのない高揚感をいただけますありがとうございます!!

塾講師の鳴沢は、高校の頃の恋人を病気で亡くし
12年経った今でも夢に見る程孝徳を忘れられず苦しみます。
その孝徳が病床で言っていた言葉が
「必ず戻ってくるから」というもので
それに囚われたまま誰にも強く惹かれる事がありませんでした。
ある夜…

4

同い年の弟 小説

菱沢九月  穂波ゆきね 

ケーキて。

同い年の義兄弟モノです。幼い頃に出会い、攻が受に長い年月をかけて片想いしていて思春期と共に暴走する…という展開は大好きなはずなのですが、この作品はそこまでグッときませんでした。菱沢九月さんらしい、穏やかで丁寧な描写ゆえかしら。あらすじだけ読むともっとハラハラするかと思ったのですが、どちらかというとまったりした気分で読みました。

また、受のユキがウジウジ…までは行かないもののちょっと湿っぽいキ…

1

僕が一度死んだ日 小説

高岡ミズミ  穂波ゆきね 

大好物設定のはずなんだけど

※辛口注意※
輪廻転生ものです。
高校時代に付き合ってた攻が病気で亡くなってしまい、12年間ずっと忘れずに引きずってた受のもとに、ある日『攻の生まれ変わり』という少年があらわれる、という話。
うぅん……私はちょっと駄目でした。

生まれ変わりの少年の立場が可哀想というか。
生まれ変わりだといっても、自分自身の人格はどうなっちゃうのかな、とか……。
有樹という【個】はどうなっちゃうのか…

2

灰とラブストーリー 小説

砂原糖子  穂波ゆきね 

桜島

やっぱり砂原さんの描くやらかめの文章がすきだ。
ほわっと読ませていただきました。
今回は何といっても桜島!ですねww
読後結局いちばん「灰が降る」の印象が強かった。
そこじゃねーだろって話。

お話はといいますと、
上司の女と遊んじゃったがゆえに地方に左遷されてしまった受
バスの乗車方法ひとつとっても勝手が違う。
そんなさなかに遭遇したホモ。
思わず「ホモ」なんて言葉を使ってし…

2

瞳のロマンチスト 小説

高坂結城  穂波ゆきね 

恋人か友人か

大人しい高校生と喫茶店のマスターという組み合わせ。歳の差ものです。
マスターの徹郎はおそらく20歳すぎだと思うので、そこまで歳の差はないかなと思うのですが、主人公は可愛らしいタイプなので年齢以上に大人と子供との関係、という感じに見えました。

主人公の真樹は友人に紹介された喫茶店に入り浸るうちに、そこのマスター徹郎に惹かれていきます。
しかしその友人に「俺と徹郎は付き合ってるから、徹郎を取…

1
PAGE TOP