北沢きょうさんのレビュー一覧

猫又の恩返し 小説

妃川螢  北沢きょう 

出てくる動物達みんなが可愛すぎて困る

猫又・雪之丞の一途で健気な可愛らしさに一瞬のうちに虜になり、ジャンガリアンハムスターの兄弟のファンとなり、その他動物病院に訪れる動物達の会話にほこほこと癒される、動物たくさんの素敵なお話でした。

受けさんでもある、猫又の雪之丞(ユキ)は、飼い主のおばあさんのお願いからおじいさんを見届けるまで一緒にいることを使命としていました。
どうしてそこまで尽くすのか…その理由は後々に分かるのですが、本…

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人魚姫の真珠~海に誓う婚礼~ 小説

華藤えれな  北沢きょう 

間違えた箇所があったのでやり直しました。紛らわしくてすみません。

正直言って、読んでいてとても島民たちを惨殺してやりたくなりました。だって、水凪が可哀想すぎて…読んでいて本当に辛かったです。リアムと出会った時の水凪は靴も穴だらけのボロボロで髪の毛もボサボサというみすぼらしい格好で、疎むべき存在として忌み嫌われ暴力を振われたり、10歳の時から男娼として島の男共に犯されているという。「10歳って!犯罪だよ!!10年間もこんな酷いことを、こいつら…!」とものすごく殺意…

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人魚姫の真珠~海に誓う婚礼~ 小説

華藤えれな  北沢きょう 

とても長いですが、あなた様の役に立ちますように

正直言って、読んでいてとても島民たちを惨殺してやりたくなりました。だって、水凪が可哀想すぎて…読んでいて本当に辛かったです。リアムと出会った時の水凪は靴も穴だらけのボロボロで髪の毛もボサボサというみすぼらしい格好で、そのうえ忌むべき存在であり疎むべき存在として忌み嫌われ、暴力を振らされたり、10歳の時から男娼として島の男共に犯されているという。「10歳って!犯罪だよ!!10年間もこんな酷いことを、…

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人魚姫の真珠~海に誓う婚礼~ 小説

華藤えれな  北沢きょう 

ネタバレ注意

主人公が可哀想すぎる・・・ 内容説明で「島では忌むべき存在として疎まれてきた」と書かれていますが 村八分の扱いどころではなく 呪われた存在として蔑まれた上 島中の男達に幼い頃から輪姦され つらい暮らしをしています。
大勢の男達に身体を弄ばれる対価としてわずかばかりの食べ物貰う日々
(しかもこの男達は最後までお咎めなし)
主人公は涙がでるくらい純粋でいい子ですが島の住民は揃いも揃ってクズです。…

5

河童の恋物語 小説

渡海奈穂  北沢きょう 

河童に恋をしたら

河童ですよ、河童。あの、緑のアレです。あとがきによれば渡海さんが子供の頃から河童がお好きで、何故かずっとロマンを感じていて、この作品を書くに至ったとのこと。自分の「好き」を貫き通し、とても素敵な作品に仕上げてくれた渡海さんと関係者の皆さまの心意気に拍手したい気分です。

私も、人外BLもここまで来たか…とビクつきながら読み始めましたが、日本人が一般的に認識している河童像が非常に巧みに萌えにコン…

5

獣王の貢ぎ嫁 小説

華藤えれな  北沢きょう 

久しぶりにあたり

久しぶりにアホの子萌え、健気萌えを楽しみました。
受けの子が、とにかくバカ正直だし、健気だし、あわれなほど。
正しく健気だったようなきがします。
いちおう現代ものらしいんですが、アイルランドが舞台のせいか、中世っぽいふんいきまんさいだし、おとぎばなしBLとはこういうものかもしれません。さいごに攻めがもどってくるところも、まさしくおとぎばなしチックだったような。
怖れられている呪いの原因だと…

4

朝長隆太郎の淫らな日常 コミック

北沢きょう 

和服萌え

「朝長風月、書道家です。」のスピンオフで、風月の美しいお兄さんが主人公という事で期待大!
しかも和服で受けでドMって…うふふふ
しかしいざ読んでみれば、SM的シーンはありません。
というのも、隆太郎は恋人の槇に自分のM志向を秘密にしてるから。
そこに強引に割り込む映画監督の枝川が、隆太郎の願望を見抜いてグイグイと。
前作「朝長風月〜」では人に厳しい隆太郎のイメージだったけど、本作では言い…

2

朝長風月、書道家です。 コミック

北沢きょう 

どこを向いてもイケメンだらけ

…な一冊です。

「朝長風月、書道家です」
主人公(受け)の朝長進次郎は『顔は一流、腕前は三流…のネガティブ書道家』です。
でも、性格は素直というか子供っぽいというか。
『あなたは才能がありますよ』と言ってスカウトしてきた芸能マネージャーの織田にドキドキして。
短編のせいなんでしょうかね〜、色々急な展開が立て続けに。
織田が実は超絶イケメンのタレントだったり、進次郎が早い段階で織田に…

2

獣王の貢ぎ嫁 小説

華藤えれな  北沢きょう 

やっぱり不思議な読後感

華藤えれな先生の作品は、何を読んでも読後しばらくはぼっーとその作品の雰囲気の中に浸ってしまうのですが、こちらの作品もまたまた浸ってしまうほど作品に惹き込まれていました。

天涯孤独の身で暴力・レイプによる身体障害まで持ってしまったうえに、獣王に生贄として嫁ぐことになった受けさんの紫生も、獣王として恐れられ400年も生きていて本当の意味での生贄だった攻めさんのキリアンも、どちらも健気で不憫でこち…

8

獣王の貢ぎ嫁 小説

華藤えれな  北沢きょう 

豪華な舞台設定のミュージカル風?

華藤さんが得意とするヨーロッパを舞台としたファンタジーです。
公爵で獅子王で妖精界の魔王で冥界の王で青髭な攻めであるキリアンと、辛いことがあってもわりと置かれた場所で咲けちゃう受け紫生。二人とも悲しい過去を背負っているので、最初は流されて婚約したのかと思っていましたが、実は違ったのですね。

華藤さんの描くヨーロッパの雰囲気はとても魅力的なのですが、皆様おっしゃるように設定が飽和状態で、物語…

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