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9/20(合計:192件)
本仁戻
迷宮のリコリス
ネタバレ
ヴィスコンティ作品は私の親世代の映画ですから、子供のころは存在すら知りませんでした。初めて意識したのは世界一の美少年ビヨルンアンドレセンを知ってからです。若い頃、ある出版社に出入りしていた時期があって、そこのバックナンバーでビヨルンの特集グラビアを見て「なんて綺麗な男の子なんだろう」と興味を持って、自主上映していた映画館を探し出して見に行ったのがきっかけでした。 ・『ヴィスコンティの映画…
みみみ。
先日出た新刊(グラン・ギニョール)を読んでる時に自分の中にこの作品のことが比較対象としてずっと浮かんでたので、こちらもこの機会にレビューしてみます。 内容も結末も「グラン・ギニョール」以上に万人受けとは程遠い作品ですが、私にとってはどうしたって神評価以外は考えられない1冊です。 怖いもの見たさで手にとって、まんまと取り込まれてしまいました。 未完のまま休筆となってしまっているシリーズの途…
私の好きなもの全部入ってんじゃないかって思う本仁戻さんの新刊。 今夏一待ち侘びたコミックといっても過言じゃないです。 最初の作品から8年越しで、ついに1冊にまとまりました \(^o^)/ 「耽美主義」に収録されていた「ロマンティック」も改めて本コミックに収録されていますよ。嬉しい~☆ <初出メモ> 「ロマンティック」 b-BOY Phoenix 15(2008年12月) 「グラン…
久しぶりの新刊。耽美な絵柄が大好きな本仁先生の、その絵柄がぴったりとハマりこんだ『グラン・ギニョール』。表紙も中もどこを開いても美しく妖しげな世界観に、やっぱり好きだなぁとため息が出ました。 『耽美主義』にも収録の「ロマンティック」を読んでから、彼らのその後、またはその前を読んでみたいと思っていたので、こんな風に一冊にまとまってとても嬉しいです。 狂おしいほどに愛しあっていても決して…
めみこ
久しぶりの本仁先生の本です。絵柄が好き、独特の雰囲気が好気なんだが、Hが多かった!耽美+淫靡って感じで、本の帯の裏を見た時は四角関係なのかと思っていたら、4人の中で三角関係が2組と元彼同士が2組というわかりやすいのか、わかりにくいのか‥‥とにかくHをいっぱいしていた事は間違いない!大人の事情で出ないかもしれない2巻どうなるんだろう‥ 先頭ページから順に読んでいって、あとがきまで読んだ時に、面白い…
トーゴ
「夜の骨牌」 また少し未来のお話しとなります。 三十路の青猫とあんなことこんなことを知ってしまった小林青年。 そして体だけが大きく、心は純粋なままの洵。 身に降りかかる浅ましい行為に苦しむ洵に昔日の記憶が蘇り、青猫への贖罪、虎人への背徳感。 たった一人とではなく情を交わす「探偵青猫」の世界で、心の寄り添う対となる相手が必ずしも一人ではない。 説明の難しい気持ちの部分を鶯の説得で感覚的に…
ビバ早乙女が1冊にまとまった5巻。 「うぐいす」 タイトル通り、鶯の少し若かりし18のころ。 早乙女との馴れ初めと女心を分かっている感にきゅんとしてしまいます。 初めての男が早乙女なのが更にキャアアとなりながら、鶯と早乙女のセンチメンタルを振り切るような情事の始まりが今に繋がってるんだとしみじみしてしまいます。 そして早乙女編となる「早乙女」 早乙女が恋して止まない青猫パパへの恋慕。 …
久しぶりに探偵らしいお話しへ戻り硝子蝙蝠と対決する「夜鳴き鳥」 暴漢に襲われる青猫を助ける蜂王子に刑事だったことを思い出します。 蜂王子とのフラグは策略なのか迷走なのか。 やはり思い悩んでしまうところです。 そして歌舞伎の舞台と現実が交錯する「鵺狐」 艶っぽい話しに引き込まれながら、抑圧された情念が静かに静かに立ち上ってくる感覚を覚えます。 ガラリと表情を変える彬夫の「ちゃんちゃら可笑…
てっきり硝子蝙蝠とのめくるめくだと期待していたのですが。 まさかの小林虎人の下克上!! 17歳になった虎人の思春期とそんな虎人にそわそわしてしまう青猫に生唾ごくりと、どきどきしてしまいます。 ラストは青猫の見る夢なのか、夢であって欲しいと思う夢なのか。または…。 絶妙の力加減で黄色い悲鳴と桃色吐息が混ざり合って痺れてしまう「アドニス」 そして「青少年」へ。 タイトルに次こそは、とページ…
洵と虎人。 両手に花の青猫の姿に至福の喜び。 そうして始まるお話しは不穏な気配がしますが、軌道修正された洵との新しい関係に悲しくも優しい気持ちになります。 ただ、その分蔑ろにされてしまう虎人に何を意味するのか。 蜂王子の人情にややこしく思いめぐらせてしまいますが、虎人の堂々とした発言に納得の「僕の先生」 そして「青猫への挑戦状」では噂の華報倶楽部で私生活を晒され続けるモテモテな青猫へ降り…