麻生ミツ晃さんのレビュー一覧

ゴールデンビート 小説

小川十子  麻生ミツ晃 

何故か残念

前作を読んだときも思ったのですがキャラも文章もストーリー展開(ダンスやひったくりなどのモチーフの使い方)も好みなのに読み終わるとなんかしっくりこないという…微妙。

特に後半「堅物ツンデレ受は好みだが、どうせ叔父さんと受のキャラが被ってるなら初めから甥×叔父の物語なら良かったのに!」と思った近親スキーは自分だけじゃないハズ。
叔父さんに似たタイプだから好感持ったってのが分かるだけにさあ…。

2

スイートビターキャンディ コミック

麻生ミツ晃 

スィート♪

2つの長めなストーリーと2つの短編。計4つ。

表題作は、キャンディのスイートって意味と
ちょっとホロ苦い昔の思い出からあまあまラブラブな
2人の現在がかかれたお話。
でも他のお話も同じかな。

ちょっとココロが苦しくなるようなビターな部分も
きっちり入っていて、でも最後はあま~い2人。

ちょっと長めな2つのストーリーは
どちらも攻め君があきらめない!
ちょっと押し気味で…

1

COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

同じ世界観で楽しめる

原作よりこちらのほうを先に読み、あとに原作の方を読ませていただきました。購入した当初はCOLDシリーズに興味があったのもそうなんですが、麻生さんの漫画はそんなタッチで描かれているのかが気になったのも購入するきっかけでした。

原作の方も読んでみて改めてこちらのコミカライズの方を読んでみると、皆さんもおっしゃっておられるのですがホントにうまく1冊にまとめられているのだと感動してしまいました(笑)…

1

酷いくらいに 小説

高遠琉加  麻生ミツ晃 

難しいテーマだなと思います

障害者を物語に登場させてるということで、かなりおそるおそる読んだんですが、良かったです。(ちなみに高遠琉加さんは障害のガイを旧字にされてましたね。携帯なので出せませんが)
たぶんこの問題って、それぞれに様々な思いがあると思うんですよ。
つまり、「特別扱いすること」と「特別扱いしないこと」の境界線ですね。
ちなみに私は「障害者=純粋無垢、完全無欠の善人、ひたすら哀れな被害者、ひたすら庇護されるべき存…

1

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

なんて斬新

40歳、同居して20年の倦怠期カップルのお話。
忙しさにかまけて、お互いに、会話も,触れ合うこともなくなっていた二人。
静かに不満をためていた洸一は、ある夜とうとう言ってしまいます。
「私って何?」
おおー!
コレってさ、家庭内別居とかさ、熟年離婚の時に妻が言う言葉じゃん。
BLでもって、いきなりこう来るか!!っと、その斬新さに感心。
でも、その洸一が家を出たあとの展開は、ちゃんとB…

7

酷いくらいに 小説

高遠琉加  麻生ミツ晃 

障害者+元兄の恋人+年差の恋、すごく良かった!

のっけから変な話ですみません。
CMで、歩道橋を登る老婆に、男子高校生が手を取ってあげるのってありますが、あれ好きじゃないんです。
手摺を自分のペースで登った方が楽だし、気を使わなくて良い分、気楽ですから。
だからアレ健常者の思い上がりだと思っています。
世間の「道徳」だから、あのCMが出来たんだろうけど(良い子なのは確かですよ)、ずっと不快だったんです。

足の不自由な愁堂秋にとって…

3

ゴールデンビート 小説

小川十子  麻生ミツ晃 

ヘルパー攻×医師受

初読み作家さんです、麻生ミツ晃さんの表紙買いでしたがこれは正解でした。

帯『先生、一番楽しい夜の遊び知ってる?金髪ダンサー、堅物ドクターに夜遊び指南』

上の帯なんですが医師・賀古井[受]は確かに堅物ドクターですが、桐島[攻]は金髪ですがダンサーではなくあくまでヘルパー。
ただ夜な夜な、ダンスが趣味でクラブ等で見事なダンスを披露てはいます。
生真面目で無趣味な賀古井が介護外来診療で組…

1

COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

見事に1冊になってます

コミック掲載誌は未読です。
小説のコミカライズって、どうしても長くなるって先入観があったので、あの原作が、この普通のコミックス1冊にどうして収まっているのか不思議でしょうがなかったのですが(更に木原先生の書き下ろし小説部分まで入っているのに)、これが、なかなどうして、見事に1冊になってました。
確かに小説での描写のかなりな部分をばっさり落としていますが、お話の展開として必要なエピソードは網羅し…

2

ずるい男の落とし方 小説

椎崎夕  麻生ミツ晃 

ずるいっていうより面倒くさがりな男。

攻めの態度が徹底していて好きでした。
周りが「あいつがあんなに他人に干渉するなんて、よっぽど受けのことが特別なんだね」と受けのための好意的解説をしてくれますが、実際の攻めは変に期待を持たせたり思わせぶりに接したりしない、実にスッキリキッパリした人だった気がします。
逃げっぷりも潔かったしね。
攻めの元彼が実にBL登場人物らしい悟りをひらいたいい人だったから、受けは攻めの引っ越し先にたどり着け…

3

ずるい男の落とし方 小説

椎崎夕  麻生ミツ晃 

偽装からの始まり

帯『おれは諦めないから。ずっと、好きでいる、からっ……』

タイトルが「ずるい男」とありますが石井[攻]は特にずるい男ではないです、まああえて言うなら最後に若くて可愛い恋人手に入れやがって、このこのズルイじゃねえかーって感じ位かなあ。

彼等2人の出会いはあらすじを参照いただくとして、郁也はゲイで容姿も可愛いのでモテるんですが、オヤジ好きというか年上の男性好きなのです。
対して石井はバツ…

1
PAGE TOP