木下けい子さんのレビュー一覧

シガレット・ラブ 小説

雪代鞠絵  木下けい子 

もっと苛められても

木原さんとはまた違うのですが、好みがはっきり別れる作家さんかも知れないですね。
六青さんが最近は迷走?気味なので、やりすぎなほどの健気受けを書く作家さんはやはり雪代さんです。

受けがいじめられるのは大好きなので、作家買いに近いのですが、今回はラストに向かって受けが結構頑張っていたように思います。
自立……というか、攻めに助けられるだけではいけないと、
自分の足で立とうとする受けには好感…

1

隣の彼 コミック

木下けい子 

やっぱ絵が好き

もちろんストーリーも好きなんですが、木下けい子さんの描く絵、本当に好きです。

隣のアパートのゲイのシングルファーザーに、恋する大学生の話です。
最初は怖くてアヤシイ隣人でしかなかったのに、娘のはなちゃんに対する愛に満ちた接し方などを見てるうちに、だんだん好きになっていく。
はなちゃんが可愛いです。子供を上手に使ってるお話って、いいなァ。
キスされて、振り回されて、それでも一生懸命に恋してる大学生…

2

巡り合うよベイビィ コミック

木下けい子 

ほんわかしたカワイイお話だった

空也君、出生には秘密があるし、母子家庭でいろいろ苦労はあるけれど、
それでも、ちゃんと親に愛されていて、素直なイイ子に育っている

そんな良い子の空也に、巡り合ってしまったばっかりに、、、

教師と生徒の一線の越えかたも、じつに爽やか、って言うか上品で
BL初心者さんにも、普通の学園ラブコメとしてオススメしたいような逸品。

惜しむらくは、巻頭の雑誌掲載時はカラーだったページが普通…

2

年上の恋人 小説

岩本薫  木下けい子 

年上の恋人は、年下の恋人でもあるv

【カップリング】カメラマン志望の大学生×美術関連のプロデューサー
年下攻めv

母と姉の3人で暮らしていた水城。
二軒隣りに住む共働き夫婦の息子 悦。
水城は、悦より6歳も年上。
看護士として家族を支える母の変わりに炊事をしていたので
鍵っ子の悦のために、水城が夕飯を食べさせるという交流からはじまり
悦が思春期には、身体を繋げていた・・・

“年上の恋人”とは水城のことを指すの…

3

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

胸がいっぱい

幼馴染モノ、大好物なのでいただきました~!
大きくなって、ちょっと距離のあいた幼馴染…
それがちょっとしたきっかけで距離が縮まっていく。
もうこの時点でもだえますよね。幼馴染の醍醐味!
主役の太陽もほんとイイ子で大好きなんですが、流星が愛しくてたまらなかったです。
小さい頃から母親と二人暮らしの流星。その母親が癌でホスピスに入り、彼もすっごく苦しかったに違いない。
だってまだ学生ですよ…

10

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

ここでの評判に納得

ちるちるさんで、やたら評判のいい本作
読んでみて、納得しました。
かわいらしい幼なじみもので、じんわりと涙腺を刺激する。
確かに、ここで評判になるような作品でした。

内容に関しては、もう皆さんがいろいろお書きになっているので、そちらを見ていただいて

これを読んでいて思ったのは、世代が一つ変わったのだなぁって事でした。
題材として同じ、幼なじみや、同級生を扱うにしても、例えば、杉…

5

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

ティッシュの用意を

幼馴染同士の恋のお話。それも、お互い初恋だ!

個性なんだか境遇がそうしてしまったのか、母親と二人で太陽一家の隣の家に引っ越してきたハーフの流星少年は、吟味した言葉しか話さないような寡黙な子。
太陽は明るく活発でどこにでもいそうな普通の子。
周りから浮いている流星を太陽が守るように、幼馴染以上兄弟未満といったかんじで付き合ってきた二人に転機が訪れます。

太陽は、基本が明るくて思いやり…

3

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

タイトル通り、ゆっくりとしたお話し

ゲイであることをカミングアウトしたうえで
「お前だけは好きにならない」と宣言し、
大本命に予防線を張った矢萩。

そんな矢萩の言葉を正面から受け取り、
親友として十二年間付き合ってきた水森。
心の機微に疎く、鈍い水森ですが。
十二年間も付き合ってきた親友の気持ちに対しては、
流石に思うところがある様子。でもあえて、動かない。

相手が大切で失いたくない。ずっと側にいたいと願うか…

4

巡り合うよベイビィ コミック

木下けい子 

微笑ましい恋

さすが木下けい子先生!!話の内容が面白いです。飽きずに全部見れるから木下先生の本は好きです。
先生×生徒ものはあまり好きではありませんが、この作品は良かった!!


出会いは最悪の2人?てかどっちかっつーと筧のほうが最悪ですね。男とキスしているところを生徒に見られるわけですしw

それを見られた筧は口止めをしようと空也と話をしようとするが、徐々に仲良くなり。
空也は本気で人を好きにな…

4

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

焦れったリズム

スローリズムは焦れったリズム。
同じ場所でぐるぐる悩む、もどかしい恋愛です。
マイナス思考かつ鈍感すぎる性格の主人公って、鼻につくからあんまり好きじゃないんだけど、杉原さんの文章力のおかげか、何故かあんまり気にならないのが不思議です。
そう、杉原さんって本当に素敵な文章を書かれますよね。言葉の選び方が最高です。まったく同じストーリーなら杉原さんの文章で読みたいと思えるほど、好きな文体です。

簡単…

4
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