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62/66(合計:654件)
砂原糖子 陵クミコ
ふじ枝
今まで読んだ小説の中で一番泣いてしまったのですが。 純粋、という一言では言い表せない、ある種デリケートな題材である受の人物像があり。 書かれた砂原さんも、読み手も難しものと思います。 これを私はずるいとも、悲しいとも、単純に美しいとも感じました。 卑怯なまでに美しいので、私は酷評出来ないのかもしれません。ずるいと思いつつも感じ入ってしまう( ′`)…。 駄目な方は駄目だろうし、読み込んで…
むつこ
どうにも攻めが苦手でした。 受けはアスペルガーっぽいなと思いました。何事もスケジュール通りじゃないと気がすまないタイプ。強迫神経症。 そんな受けに向かって、攻めは天真爛漫な言動を繰り返します。決めつけ発言もガンガンやる。 「お話」として結果的にうまくいってるからいいけど、アスペルガーな人とか本当に強迫神経症な人に対して本当にこれをやったら、逆にストレスを与えて、パニック発作一直線だろうな…と苦笑…
遠野春日 陵クミコ
しの
ネタバレ
即物的すぎる。 そして、やっぱり一目惚れ。 ホント遠野さんのお話にでてくるカップルは、みんな顔と雰囲気に惚れて、それを愛だと言い切ってセックスして、快楽に溺れていよいよ離れられなくなる、そんなんばっかり。 それを異口同音で純愛風に書いてくれますが、全部が体目的の同じ話にしか見えなくなってきました。 初エッチの文章が淡々としすぎて、なんだか触診のようにしか感じられなかったです。 この受…
真崎ひかる 陵クミコ
satoki
再会モノ。 高校時代の時間の密度と焦燥感がいい。 優等生だった水沢と、金持ちの坊ちゃんで不良だった加賀。 正反対な押しつけられたボランティアがきっかけで恋をする二人。 けれど、その濃密な時間は加賀の家や水沢の母親によって壊され、引き離されてしまう。 状況が許さなかったすべてを自分のせいのように感じている水沢が切ないです。 子供のころは守れなかったもの。 そのあたりの展開は昼メロちっく…
茶鬼
茅島氏の主治医・聖司さんの物語。 しかし、これは攻め目線なので聖司のことは”そういうことがあった”という事が語られるのみで、聖司の気持ちは語られない。 兄から玩具のように他の男達に提供されていたり、また兄も聖司を抱いたりという姿を茅島氏の物語の中で垣間見せていたので、どんな悲惨な・・・と思ったのですが、遠野さんの特徴である温度の低い淡々とした文章でつづられてしまっているので、盛り上がりには欠け…
けもけもぱぷ
話も、イラストも、どこを楽しめばいいのか、よくわからなかった。 受け兄もキャラ立ちすぎ。 受けは、いろいろあきらめつづけて流されまくったあげく、それはさておき攻めと兄が殴り合ってハッピーエンドって、わけがわからない。 設定や展開は、普通のBLだし、書きようによってはいくらでも萌えられると思うんだけど、これは無理だった。 わざわざ文庫化する意味があったのか? 茅島氏の話に、ちょこっと出…
メインの二人は、最後まで絵があっていなかったですね。 残念。 脇キャラたちの話のほうが、まだ絵はあっていたかもしれません。 変人好きで、アホの子受けが好きなので、脇キャラの話は好きです。 アホすぎて痛々しいけど、このへんまでは、なんとか許容範囲でした。メインの変人受けも痛々しいけど、幸せになってくれてよかった。 返す返すも、せっかくの文庫版なのに、イラストがどうもしっくりこないの…
ノベルスがものすごくよかったとは言わないけれど、このイラストだと受けが十代、高校生ぐらいにしか見えないので、がっかり。 攻めのスーツもひどかった。 表紙は、そんなに悪くなかったので、読み進めていく間、モノクロのイラストが出てくるたびに、げんなりしてしまった。 話は、部分的に改稿されているようですが、アイスの変な企画臭が薄くなってよかった。でも、このイラストで話が台無しになっているような?…
雀影
だけど、地雷の人には、地雷かも。 「言葉」を持たない主人公を物語る。 作者様は、なかなか大変な作業に挑戦されたようで。 睦の中には、最初から言葉はなくて、 来栖の中では、言葉は無理矢理封印されていて。 そんな二人が、ひとときの別れと再会を経て、 とうとう自分たちの間にある気持ちが「愛」なのだと気付く。 こういう、ロマンティックなおとぎ話、大好き。 ひどいことは、全く…
久江羽
実は、こちらでちょっとした酷評を先に目にしていたので、こわごわ読み始めた部分があるのですが、そんな懸念は不要でした。 キャラ設定が特殊なので、もしかしたら只のお涙頂戴ものととられてしまう可能性もあるかと思いますが、私としては、睦に癒されている部分が多かったし、彼を取り囲む人たちの“結構いい人”なところにまた感動したりして、終わりよければ全てよしの気持ちいい読後感でした。 乃々山睦はいわ…