蓮川愛さんのレビュー一覧

はなやかな哀情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

ありがちではあるかもしれないけれど

ありがちな記憶喪失ものではありますが、楽しめました。
和恵が慈英に送ったメールの件のところでは、何度読んでも涙が出てしまう。

ここではじめて臣が年上なのだなと実感できたようなそんな感じがしました。

後半、読みながら記憶が戻らないままどんどんページが進んでいって、どうなるのー!?と焦りましたが、戻ったとのことで一応すっきり。
でも、釈然としない所があったというか、最初の記憶が戻る件が…

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たおやかな真情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

前に進んでいくためには。

前作よりも少しだけ未来の世界。
二人がより、前に進んでいくためには必要なことなのでしょう…と思える作品でした。
今までのようにいちゃいちゃだけではなく、どことなく緊張感がある。

挿絵の絵柄がちょっと変わったかな…?オトナっぽい絵柄にガラリと変わってる気がしました。と思ったけど最初から7年経過してることだし、このくらいでアリだなとか。

あと、臣の身長が意外とでかかったのに驚いた(笑)…

2

たおやかな真情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

何となくもやもや感が。

一週間ほど前から前作までを読み返したりドラマCD等々で脳内このシリーズでいっぱいにして臨みましたww

内容的には面白くて楽しめたのですが、このシリーズの醍醐味的ないちゃいちゃらぶらぶ(←)は近作は割とあっさりめな感じで、あれ…これでおしまい?的な感覚でした。
今回は2人とも終始何かに悩んでいるようで読んでるこっちもハラハラ、落ち着かない感じで読了。個人的には慈英さんの嫉妬がもっとみたいな、…

1

情熱の甘い棘 小説

和泉桂  蓮川愛 

一筋縄ではいかない恋。

「SHELTER」社長・河合×「ホテリエ」社員・野崎

ある日、野崎がエレベーターで乗り合わせたのは男らしい風体の河合。
自分を口説いてきた河合に、てっきり自分の勤め先へ派遣登録に来たのかと思っていた野崎は、その後の打ち合わせで取引先の社長だと紹介される。
改めて口説いてきた河合に、心を明け渡すよりはと身体を差し出すのだが…。

非常に面白かったです。
売り言葉に買い言葉のように、言…

0

華の闇 小説

榎田尤利  蓮川愛 

廓もの小説として

BL作品というより、吉原の遊女の生涯をテーマにしたお話として読んで普通に面白かったです。
以前にレビューされている方と同じく五社英雄監督の映画のようだなぁと思いました。(吉原炎上、陽暉楼とか大好きなんですw)

主人公二人を取り巻く環境や、登場人物一人一人の魅力が丁寧に描写されており、作者さんの確かな実力が窺えました。

面白いかと聞かれればもちろん面白いのですが、「萌え」の部分で言うと…

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インテグラ 小説

七地寧  蓮川愛 

女性もメイン

CDを聞いた後に原作シリーズも気になったので読んでみました。
「ルドルフの数」の続編というかスピンオフにあたりますが単独で読んでもまあ読めない事は無いんじゃないかなー(多少人物関係の深みには影響してくるけど)
この作品で特筆すべきはともかく女性の存在が大きいという事。
脇を越えてもはやメインキャラの一人と言っても過言じゃないと思います。
忠志[受]は臆病な兎と例えられる様に、大人しいを越え…

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グレイ・ゾーン 小説

久能千明  蓮川愛 

ハードボイルド・ボーイズラブ。

以前から気になっていた本が図書館にあったので読んでみました(笑)

亜久利に憧れて刑事になった譲。
ある日、偶然、街で亜久利を見かけて。
ある時期から姿を消していた亜久利。
彼がどうしていたのか知りたくて譲は詰めよるが、亜久利は譲と距離を置きたいようで…。

ハードカバーの2段書きでぎっしり書きこまれた内容は250ページ。
イラストも要所要所にあるけど、ハードボイルド・ボーイズラブ…

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偏愛メランコリック 小説

夜光花  蓮川愛 

偏執愛と無神経の絶妙なマッチング

夜光さんも引き出しの多い作家さんだな~とその作品を読むたびに魅力を感じる作家さんの一人だと思います。
今回人形作家が攻めとして登場するのですが、読んでるうちに剛しいら作品かと勘違いしていました(剛作品に人形モノが多いので、、汗、、)
全体の雰囲気はこれはトラウマも含んでいるもののコメディか?と思えるような随所随所に笑いを誘われて、「不浄の回廊」のような愉快さがあるかも?
1度目に読んだ時はさ…

3

天使のささやき 小説

かわい有美子  蓮川愛 

回収されない伏線は?

かわいさんにしては珍しい警察物。
と、思ったら、書籍では初警察物だそう(あとがきより)
警察といっても、主人公名田が配属になったのは、警視庁警備部警護課、通称SP.
最新の独身寮隼寮に入れると喜んだのも束の間、ほとんど取り壊し寸前のおんぼろ独身寮・平河寮に入ることになってしまい、その上、引っ越し早々に、昔なじみの先輩に寮の会計は押しつけられたり。
でも、その同じ寮には、職場の憧れの先輩・峰…

3

身勝手な狩人 小説

愁堂れな  蓮川愛 

当て馬がかっちょいい~

学生時代にセフレ関係だった相手と会社で再会するという再会モノ。
お互いに「来る者拒まず、去る者追わず」なタイプでベタベタしない割り切った関係だったんですが、実は内心どちらも相手の事を好きだったんですなー。
でもそれぞれに相手がそういうタイプだと思っているので口には出さないというじれったさがあります。
もう~~素直に言っちゃえば上手く行くのにー。
あ、でもそうすると話にならないか。

当…

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