和泉桂さんのレビュー一覧

贖罪 小説

和泉桂  高永ひなこ 

試練を乗り越えて…

穂高櫂(売れっ子のベストセラー作家)×桜井透也(穂高の担当編集者 プライベートでは恋人)

小説家×編集者のシリーズ3作目です。(1作目「有罪」、2作目「原罪」)

カップルになる前もなってからも不器用な二人の恋愛に対し随分イライラさせられてきましたが、今作では相変わらずのイライラに加え切ない展開にちょっとハラハラさせられました。

冒頭はラブラブの二人の様子(H)が描かれますが、同居…

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堕罪 小説

和泉桂  高永ひなこ 

シリーズ最終作です

穂高櫂(売れっ子ベストセラー作家)×桜井透也(穂高の担当編集者 プライベートでは恋人)

「有罪 ~Precious Love~」は「有罪」(シリーズ1作目)の後日譚、「微罪」は「原罪」(シリーズ2作目)の後日譚、「堕罪」は時系列で言うと4作目に当たる話で穂高×透也シリーズの最終話となっています。ですが前作「贖罪」(シリーズ3作目)が本編のクライマックスで今作は番外編という感じでした。

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マハラジャ(藩王)と私 コミック

和泉桂  金田正太郎 

ポイントをしぼってくれたら

厳しい評価でごめんなさい。
これってもしかすると、小説で読んだ方が良かったんじゃなかろうか?と思っちゃいました。購入したきっかけは『絵』が好みだったからなのですが、焦点があっちこっちになっちゃっているというか、パンチ不足というか説明不足というか・・・

読み進んでいくうちに時代背景がわかってきますが、しばらくは主人公の裕紀が和装なのは趣味だからだと思ってましたもん。また、インドのマハラジャに…

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amuse bouche(合同誌) 小説

木原音瀬  ひちわゆか  岩本薫  和泉桂 

Unit vanillaの前進!

現在は、すでに周知のユニット作家ですが、ユニット前進の記念的初の合同誌。
なかなか初試みの作品もありで薄手でありますが、読み応えは充分です。

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闇に契りし者、汝の血を 小説

和泉桂  蓮川愛 

時に厳しく、そして時に優しく

設定としてはかなり好きな感じでした。
普段は傲慢で不遜な人物なのに、受けの前ではなんだか妙に優しい俺さまな攻めとか、どう頑張っても勝ち目は無いくせに悪あがきばかりしてる強気な受けとか。

和泉さんの書く話ってあまりなよっとした風な受けではなくてどちらかと言うと負けん気が強い強気受けが多いような気がするのですが違いますか?

ぱっと見、月笙に冷たく接して突き放しているように見えてでも本当に…

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甘い雫の満ちる夜 小説

和泉桂  佐々成美 

上質なお約束ショタBLシンデレラ物語

好きな人にはたまらないでしょう。
明治時代を舞台にした時代物で年の差、身分差もあり。
無垢で幼い受に色々教えるBL版シンデレラストーリーでもあります。

和泉さんの文章は読みやすいし、二人の想いが繋がるまでの心情の移り変わりがしっかりと描かれていて、
ささいなやりとりにも萌えるし、場面運びも上手い。
心理描写の面でも萌えられます。
気の強い毛を立てた猫のような受が攻に心を開い…

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