みずかねりょうさんのレビュー一覧

中原の覇者、胡天の玲麒 小説

橘かおる  みずかねりょう 

あらゆる意味で、深謀遠慮な聖帝サマ

プラチナ文庫で展開している橘さんの中華シリーズでは、この作品が一番好き。
今までの2冊とは違い、聖帝様が攻です。

受は国交がわずかにある程度の遠い国の王子。
イキナリ戦争を仕掛けてきた隣国のおかげで窮地にたたされている受の国は、やはり戦争を仕掛けられて苦慮している華朝と同盟を結ぶべく、受は旅をしてきました。

で、敵の目を欺くために旅芸人一座として聖帝の前に現れます。
密かに聖帝の…

3

侍ラヴァー 特典

A4の紙1枚分のSSです

4段組みになっており、うち前半2段で本編の内容がコンパクトにまとめられ、後半2段が後日談です。

ホテルでお泊りした翌朝、志乃はリチャードの寝顔に見入っています。
しばらくすると、リチャードも目を覚まし、再びイチャイチャが始まります。
そんな後朝のワンシーンでした――

本編より甘めの仕上がりに感じます。

0

SIZE 小説

結城瑛朱  みずかねりょう 

隠された真実の重み

今回は受様の元家庭教師でネットカフェのオーナーと
初恋に敗れて以来多くのセフレと過す大学生の再会モノです。

受様視点で攻様に捨てられたと思っていた受様が
攻様の真意を知ってもとさやに収まるまでの本編と
攻様視点で本編の裏事情とその後の後日談を収録。

受様が初めて恋をしたのは十四歳の時。
相手は父親がつけた受様の家庭教師で
精悍な顔つきながら砕けた雰囲気の大学生でした。

2

人類学者は骨で愛を語る 小説

高岡ミズミ  みずかねりょう 

純粋だけに刷り込みと猛進具合は最強でした

高岡さんの作品はいつも重いものしか読んだことがなかったので、割とライトな作りのものは初めての体験でした。
作品は推理サスペンス風の進行ながら、登場人物達が割と軽めな設定なので読みやすく、推理部分もきっちりと書かれていて好印象を与えます。

坂巻は刑事をやめて、元検事の友人・加納と一緒に探偵事務所を開いています。
仕事で7年前に行方不明になった当時15歳の息子の行方を調べてほしいという依頼が…

3

ケモノの季節 小説

菱沢九月  みずかねりょう 

まったくもって理解不能。

見た目優等生で中身不良、プチブルジョアな櫟井と
見た目不良で中身純粋、庶民な唯浜

櫟井にしたらランク下の高校で
唯浜にしたらランク上の高校で
ふたりはクラスも特進と普通で離れてるんだけど
同じ高校に通う高校1年生なんです。

ふたりは、どこかアンバランスで
正反対で惹かれあうという青春ラブストーリーならよかったのですが

とにかくふたりとも、子供すぎてイラっとする。
ある…

3

淫らな檻と甘い枷 小説

しみず水都  みずかねりょう 

我が儘なお坊ちゃんは・・・

玉の輿?
高原って、お坊ちゃんで我が儘。恭二の心は全く気にしていた。
身体を無理やり奪われて…時間も奪われて…
狂った。二人が狂った。

恭二は逃げる。高原の前から、
9年後に帰って、二人は出会ってしまう。

0

オレンジドロップ 小説

夜月ジン  みずかねりょう 

執着愛・・・が感じられない・・・感じ?

最初に・・・かなり辛口です~すいません~
これはまさに、表紙買いなんですが・・・
あらすじも、ちょっと気になって・・・
可愛いお話でした~

が、しかし・・・「二人の過去に繋がりがあったと知って・・・」の部分ですが・・
この謎が、冒頭で、分かってしまう・・
っていうのがとっても、勿体無いですね~
もうちょっと引っ張って欲しかったと思います~なので、内容自体が最初に想像出来ち…

1

侍ラヴァー 小説

水月真兎  みずかねりょう 

早く大人におなり…

「砂漠の砂の虜囚」シリーズ以来の購入となりました。
「砂漠~」でのHシーンが頭に残っているせいか、物足りなさが…。

”義兄のボディーガードをする義弟”という設定は良かったんですけど、17歳の身ではちょっと早いのでは?外国の学校に通っていたなら、スキップ制度もあるので高校卒業資格くらいは得ていてもおかしくはないのですが、日本にはまだそういう制度はないですから、リチャードを愛するあまり、中退し…

1

侍ラヴァー 小説

水月真兎  みずかねりょう 

ハリウッド映画のようなアクション主人公は17歳

いきなりゴメンナサイ!ダメでした~読むのにものすごく時間かかった、、
刀だの拳銃だのライフルだの、銃刀類は大好きですが、「斬鉄剣」好きですが、萌えは呼ばなかったデス。

遺伝子組み換え作物で、巨大企業になったハミルトングループの若きCEOリチャードと、その義理の弟でボディガードの志乃のお話です。
リチャードは日本好きで、ともすれば勘違いガイジンの域いってます。
志乃が後妻に入った母をもう…

1

極悪紳士と踊れ 小説

佐々木禎子  みずかねりょう 

意地悪だけど優しい紳士

火事で焼け出され仕事も家も失った祐介。
友人からカフェの仕事を紹介され、飛びついた祐介だったが、そこの経営者は高校時代大嫌いだった先輩、豊だった。
友人の手前、職だけでなく住処まで提供してくれようとする豊の申し出をはねつけることができず、反発しながらも共に働くことを選ぶ祐介だったが……
昔は苦手だった見透かすような眼差しが思いの外優しいものだと気づいて……

家が火事で焼け出されるとかな…

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