ひたきさんのレビュー一覧

愛を食べても 小説

剛しいら  ひたき 

エイリアンが寄生して男食いさせていた

ピュル、キュルという異音で会話をしだす輝。宇宙人の言葉がミューミューと可愛らしい。
もうれつな男食いは、宇宙人に体を乗っ取られていたからだった・・
剛しいら先生、突拍子もないストーリーを描いて。

宇宙人を引きはがすと、内臓や脳に深く浸食しているため、寄生したETを無理に引き話すと宿り主が死亡することになるので、共存することに。
風刺を交えたギャグで、シリアスな面もある作品。

面白…

1

「空に響くは竜の歌声 恵みの風と猛き竜王」 アニメイト特典ペーパー「我は君の金の盾」 特典

金の盾は強くてかわいい。

  アルフォン王国で捕らわれていた時のお話だったのですけど、竜王であるジンヤン視点で、そうきたか、と私はちょっと意表をつかれてしまいました。

シャオワンが目が覚めてから会話ができるようになり、状況はわかったけど、どうしたものか、と様子見だったのに、シャイール達と一緒にリューセーが来た、と伝えたとたん、悠長にしてる場合じゃない、とすぐに強硬手段を。

 その時、降り立った竜からシャイ…

0

空に響くは竜の歌声 恵みの風と猛き竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

10巻目、おめでとうございます。

 もう10巻目になるんですね、こちらのシリーズも。
私は、最初の9代目竜王フェイワンと9代目リューセーの2人が好きで、その2人が出てるお話しか読んでいなかったのですが、平和で甘々なお話とのインタビュー記事を読んで、そんなお話なら読んでみたいな、と購入です。


 受け様の5代目龍聖、日本では江戸時代前期。
様々な勉学や剣術を学んでいて、全ては龍神様にお仕えする使命の為、と覚悟を決めている…

5

DESPERADO series WILL YOU LOVE ME TOMORROW 小説

柏枝真郷  ひたき 

洋画を見ているよう

31歳元刑事の探偵デス×24歳元男娼の美貌助手トニーのシリーズです。架空の街とはいえニューヨークっぽい都市の近くのスラム街みたいなガラのよろしくない地区に愛の巣を構えて暮らしている2人。洋画を見ているような感覚でどんどんストーリーに入っていけます。

シリーズものなので近所のゲイバーに勤める女装男子(心は女性)のリタやマンディ、ダンディーで素敵すぎるデスの義父の弁護士ジェロームも活躍します。二…

1

DESPERADO series 500MILES 小説

柏枝真郷  ひたき 

日本人作なのに翻訳物みたいな魅力

面白くて一気読みしました。元刑事で探偵の31歳金髪攻め×元男娼の探偵助手24歳黒髪緑目ツンデレ受けです。舞台は70年代アメリカ東海岸のどこかの都市のスラム街。日本人が登場人物全員外国人の長いシリーズものを書けるってすごい事だと思います。

2人は愛し合ってますが、探偵ゆえに身の回りでは悲惨な事件ばかり起こり、ラブシーンよりはそちらをメインに書かれています。でも話が面白いのでつい読まされてしまい…

2

空に響くは竜の歌声 猛炎の子竜 小説

飯田実樹  ひたき 

適応障害のなれの果て

8代目ランワンの時代だけを描くのではなく、フェイワンの幸せな現在を始めと終わりに入れ、8代目の話を挟んだ額縁式の構成は良かったです。
8代目の話とフェイワンの幼少期の話は、どれも辛くて涙なしでは読めませんでした。

8代目の龍聖に起こった内容は、第一巻で9代目龍聖が見つけた手記に書かれていた心理状況を正確になぞった出来事が起こっただけで、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。
龍聖は…

6

空に響くは竜の歌声 猛炎の子竜 小説

飯田実樹  ひたき 

繋がりを味わえる幸せ

素敵なご縁でご本を手に取ることが出来、読み終わりましたので、拙いながらレビューさせて頂きますね。

構成は、幸せフェイワン達ロイヤルファミリーの日常のひとこまから始まり、
先代リューセーを知る人たちからの聞き取りを経て、日露戦争時の明治日本へと巻き戻り、丁寧な先代リューセーのエルマーンでの日々へと過去が綴られていきます。もうここからは涙が止まらない箇所がかなりありました。
ランワンを慕いな…

6

空に響くは竜の歌声 暁の空翔ける竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

一番好きなお話です

他のレビューにもある通り、とにかく甘々の二人です。
攻めの受け溺愛が大好きな私は、この巻はもう何度も繰り返し読みました。
でもあんまり人気ないのかなぁ?
とはいえ、18歳の男の子が言葉も生活習慣も文化も全く違う世界に一人転移し、家族と一生会えずに過ごすのですから、不安や葛藤が多くあることは当然のことだろうと思います。
素直で心の純粋な龍聖がシィンワンを心から慕い、そのことをシィンワンも受け…

4

空に響くは竜の歌声 嵐を愛でる竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

この明るさが身に染みるときがある

この巻が発売されて初めて読んだときは、「えぇ~っと、うん、そうか、こういう龍聖か」という感じであまり受け付けなかったのですが、その後に発売された8代目の話が織り込まれた「猛炎の小竜」(2019年11月発売)を読んだあとは、あまりに悲しいお話に、もうとにかく明るく楽しい巻を読み直したくてたまらなくなり、こちらを読み直しました。
そういう意味で、この巻はかなり落ち込んだり悲しいお話を読んだ後にはすご…

1

彼の背に甘い爪痕を残し 小説

鳩村衣杏  ひたき 

牙向く虎は純情一途

鳩村衣杏先生の2005年発表作。
表紙絵が思いっきり入れ墨なので極道モノかと思いきや、全く違うのです。表紙の印象と中身は全然違います。

舞台は、出版翻訳代理店。
そして主人公は、かつて「現役高校生作家」として脚光を浴びその後「現役大学生作家」に。前途洋々だった「真淵匠」こと仲江音弥です。
真淵匠の4作目。1人の熱狂的ファンが、作品世界に引きずられて自殺未遂をする事件が起こり、それ以降小…

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