ひたきさんのレビュー一覧

堕天使の背骨 小説

鳩村衣杏  ひたき 

背中の傷は天使のあかし…護りの誓い

鳩村衣杏先生の2006年発表作。
「彼の背に甘い爪痕を残し」のスピンオフ作、なのですが知らずにこちらから読みました。

実母が失踪、義父から虐待され施設で暮らしていた淑仁。8才の時に遠縁の出版社社長・今給黎家に引き取られる。そこには5才の晶がいて、淑仁を慕い、背中に残る虐待の傷跡を見て泣いてくれた…
小さな晶が自分を守ろうとしてくれている事、自分も晶を一生守ろうと決めた事。
34才になっ…

1

愛にふれさせてくれ 小説

夜光花  ひたき 

調律師とはみ出し刑事

直前に読んでいたものが今ひとつだったせいか、あまり詳細を見ずに読み始めて、文章力があるなー、誰かなと想ったら夜光花さんでした。

美人の調律師、裕也と、暴力に興奮してしまうきらいのある危なげな刑事、竜治。
お話は、裕也が目の手術のため渡米した先で、他人から封筒を言付かったところから始まる。

爆発事故のために失明しかけたが、海外で手術して回復した裕也。
一方、竜治は高校生の頃から裕也に…

0

空に響くは竜の歌声 紅蓮の竜は愛を歌う 小説

飯田実樹  ひたき 

シリーズファンにはぜひオススメしたい!!

「空に響くは竜の歌声」シリーズ、8冊目にして初の短編集(表題作は長編です)になります。

表題作がフェイワン達の物語で書き下ろし、更に同時収録作でタンレンとシュレイの物語も書き下ろされています。
ここに、一作目のフェイワン編から五作目ルイワン編までの、特典ペーパーや小冊子用に書き下ろされた短編。
他、雑誌掲載の短編となります。

こちら、めちゃくちゃお得だと思うんですよ。
いや~、シ…

10

隣人はチャイムを二度鳴らす 小説

中原一也  ひたき 

辛すぎる過去が今に繋がる

辛かった。途中までは辛くて辛くてこちらも気分が不安定になりました。
坂梨の辛い過去と死んだように生きてきた今までが辛くて切なくて。私も元カレと妹を恨みました。

そんなときに隣人の青柳と出会って。
青柳の過去も辛すぎて凄絶で。

でも坂梨があの過去があったから今がある、このマンションに住んだのも、青柳と出会ったのも、ただの隣人ではなくなったのもあの過去があったから繋がってるんだというと…

2

空に響くは竜の歌声 聖幻の竜王国 小説

飯田実樹  ひたき 

捨てられたら生きていけない系は苦手です(´・ω・`)

「空に響くは竜の歌声」シリーズ第7作目、三代目竜王とリューセーの物語になります。

私はこのシリーズの大ファンではございますが、今回はどうにも合いませんでした。
う~ん・・・。
ちょっとマンネリ感があるなぁとか、キャラに引っ掛かるなぁとかありつつも、この世界観がたまらなく好きなので萌えるのです。
が、終盤で大きな地雷があったんですよね。
こんなのって、無いよーーー!!と。
まぁ、完全…

14

男ふたりで12ヶ月ごはん 小説

椹野道流  ひたき 

もうちょっとで恋になるかも?男二人の楽しいごはん小説

最近、書店さんのツイートで紙本の存在を知り、さっそく購入しました。ちるちるさんのサイトではなぜか「電子専門」になっていました。私のような紙本派の方にも読んでもらいたいので、微力ながら修正を依頼しました。電子版が先行だったのかしら。

物語は、亡き祖母の古い日本家屋に一人住む眼科医・遠峯の元に、高校の後輩で、都会の生活に疲れた駆け出しの小説家・白石が居候することから始まります。自然豊かな芦屋が舞…

4

空に響くは竜の歌声 嵐を愛でる竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

無理

好きなシリーズだったのですが、今回は無理でした。

龍聖のキャラに違和感しか感じなくて、どの辺に需要があるのかわかりませんでした。

天真爛漫、破天荒というのをはき違えている、もしくは悪用しているとしか思えなかったです。弱みに付け込んでやりたい放題なのを、全力でよい方向に理解しようとするシーフォンの皆様が不憫ですし、そんな龍聖のわがままを聞きまくっている龍王にも???です。きっと、心を通わ…

4

空に響くは竜の歌声 嵐を愛でる竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

これは、ないわー……

※辛口注意※

竜歌シリーズ6冊目。
私このシリーズ大好きなんですが、今回はこれじゃない感が凄い。
作品の特性上、動かせないルールがあるので他作品と区別するためには、ちょっと雰囲気が違うリューセーが必要だということは理解できます。
できますが、その方向性がよりによって……みたいな気分。

私はアホの子嫌いじゃないですが、この子はアホの子というよりはアホです。
頭の中はセックスばかり…

10

空に響くは竜の歌声 嵐を愛でる竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

可愛いといえば可愛いのかもだけど。

シリーズ六作目。
前々作が初代、前作が2代目のお話でしたが、今作は11代目。
という事はシリーズ三作目の次のお話になるという事で、なんともややこしい(^^;;

で、読後率直な感想…今回のリューセーは苦手だわ…と。
素直であっけらかんとして、でも物事の良し悪しをちゃんと見極める事もできる子なんです。
しかしながら甘やかされて育った事もあり、なんだか幼い。
やり方は破天荒ですが、シーフ…

1

空に響くは竜の歌声 嵐を愛でる竜王 小説

飯田実樹  ひたき 

箸休め的な?

シリアスなストーリーが続いてたので、今回は箸休め的な? 自由奔放で我儘で子供のようなリューセーを大きく包み込む竜王。歳の差カップルのような2人に思えました。 リューセーはとにかく性に対してオープンというか、年頃のシーフォン達を集めての性教育。周りを巻き込んでエルマーンの恋愛感覚をガラッと変えてしまってます。 お互い好きすぎてエッチも我慢できなくて、まさかこのエルマーンでコ●ドームもどきまで作られて…

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