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神香うらら 小椋ムク
marun
ネタバレ
神香さんの作品にしてはコミカル要素の無い生真面目路線のお硬めの内容でした。 いつも甘やかでコミカルな印象があったのですが、今回は家庭教師もので 大学でも真面目で地味な印象の受けである朋也や、同じゼミの先輩黒江に 密かに片思いしていて、でも見ているだけ、傍にいるだけでいいなんて言う 細やかで思いを告白する予定の無い片思いをしている。 その黒江からなにやら訳有で面倒な弟の家庭教師を頼まれ…
和泉桂 小椋ムク
ハイ爺
作者自身が『(前略)ミステリーかも?くらいのゆるい作品(後略)』とあとがきに書いています。日常を扱ったミステリに良質なものはあるので、そういうのを求めると違います。副題に「~謎解き事件簿」とあるし、ラノベっぽいカバー絵のミステリが流行ってるから混同されないように、と思う。いないとは思うけど。 といっても恋愛ものとしての描き方も、作品の性質上ページも割けないだろうし、とは思うものの、物足りなか…
愛猫が心配で引きこもりになった変人気味の探偵と家政婦のバイトを引き受けた 元マンガアシの知可とのほのぼのとした人情風味ありの穏やかラブストーリー。 知可がお試し期間の家政婦バイトから、同居人になり相棒に格上げになって 恋人同士になるまでと、育真の派手さはないけれど、的確な推理で身の回りで起こる 事件を解決していく探偵ものと言う側面もあって面白い。 育真の人慣れない感じが次第に知可に心…
kirara
和泉さんでは個人的に珍しい当たりでした。 私にとって和泉さんは基本的にメロドラマ作家なんです。 そして大変申し訳ありませんが、私は『メロドラマ作家』としての和泉さんは好みじゃない。人気のある作品ほど苦手度がアップするというくらいです。 つまり、ほとんどの作品は合わないんですよ。作家買いは決してできないし、たまに新作買う場合もすごく迷います。 和泉さんの作品は数十作拝読しましたが…
木原音瀬 小椋ムク
響律
ずっしり重みのある2巻目。 花火で万が女の子といるの見ちゃったことで 身を引こうとする十亀。 これですれ違い(っていうか十亀が一方的に避ける)、 万母の入院手術に関するゴタゴタでかき乱され。 なんかもう全体を通してせつな苦しい。 物語の「転」となるような、 ハラハラした展開が続くのが苦手なので、 私あんまり読み返せない。 山場はないといけないけど、 日常の中でこうガンガ…
評価が高かったので読んでみました。 キレイな絵、小さな山が続くストーリー展開で すごく読みやすい作品だなーと思いました。 ただ、私自身はちょっと萌えにくかったので、 「中立」評価で。 簡単に書いちゃうと、万の嘘から始まるラブストーリー。 万は大人っぽい外見でしっかりもしてるのに、 どこかしらやっぱり子ども。 弟を思うあまり吐いたこの嘘は、 よく考えれば実に残酷だなぁと思う。 …
Krovopizza
面白かったです。 あとがきにもあるようにあくまで「ミステリーっぽい」作品で、 すごい難事件やトリックはないのですが 一つ一つの謎に、またそれらを推理する育真の姿勢にドラマや人情味があって なかなか読ませます。 北村薫さんや坂木司さんなどの日常系ミステリがお好きな方にオススメしたい世界観。 バイトの家政婦・知可が日常で感じたささいな謎を 家主・育真がネットスキルと博識を活かして…
スペアミント
和泉さんの作品は自分の中で評価が分かれるんですが、これはかなりの当たりでした! キャラクター同士の関係性もストーリーもどちらも面白かったです。 ゆるい「日常の謎」を解きつつ、ラブストーリーが進行していきます。 ひねくれ者の引きこもりの探偵×料理上手の元漫画家アシスタント というカップルで、二人のキャラや脇キャラがそれぞれ魅力的で、分厚い本なのにあっという間に読んでしまいました。 日…
茶鬼
これ、すっごく気に入りました! 本は分厚いですが、グイグイとひきこまれてあっという間です。 実はぶっちゃけちゃうと、和泉作品のドラマティックロマンティック路線が超苦手なのです。 対してこの作品、ある街を舞台にして世界や設定が庶民的なのです。 多少変人みたいな人が主人公の一人として登場するのも楽しいですし、やり取りも面白い。どちらかというととても日常的なのでコメディタッチな様相も呈していて、…
木原梨乃
木原先生も小椋先生も好きなんで、こりゃーすげぇコラボや!と思い買ったのだが。 すいません、私にはぬるかった~~~!期待しすぎたか。 これ小椋先生の絵だから余計そう感じるのかもしれないですけれど、 木原先生の痛い系が好きな人にはあんまり勧められないです。 小椋先生の絵は神だと思うんですけど、ほのぼのすぎて萌えに繋がらなかったのが残念でした。 そして十亀が、自分と被っていたのも萌えな…