田倉トヲルさんのレビュー一覧

黒髪の花嫁、伯爵に翻弄される 小説

義月粧子  田倉トヲル 

全て読んでます。大好きな作家さん

大 大好きな作家さんです。
既刊は全て読んでいたので新刊を首を長~くして待っていました。

いつもと違う感じの時代背景で えっと思いましたが、そこはやっぱり
義月先生 健気な受けと 勘違い、無神経攻めでした。このカップリングがたまりません。

中盤から受けがドンドンかわいそうな展開になり 涙が止まりませんでした。
最後は誤解もとけあまあまになりますがもう少し今後のカイの幸せぶりが読み…

6

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

ブラコンもいいですね

兄弟もの、苦手なんですが生々しいことがなかったので大丈夫でした。
兄弟ものだとどちらかと言うとエロ重視になりがちですが兄として弟を大切に思う気持ち、弟として兄を慕う気持ちがしっかりとそこにはあってそれを壊したくない気持ちが強いので、焦れったいけど物語に深みがある気がします。
ブラコンと言うのは現実的には一方的なことが多いような気がしますが、二人がいつまでも清らかな心の繋がりだけを大切にする兄弟…

1

Comet Halley 小説

柏枝真郷  田倉トヲル 

発展途上の街で

「Newspaper Row」の続編で、事件もので一話完結ですが、恋の進展は順を追っているのであちらを先に呼んだほうが内容が分かり易いと思います。

舞台は100年ほどまえのアメリカで、主役のトムとアルバートはそれぞれ別の新聞社に勤める新聞記者。
いつでも全力疾走のトムと、お金持ちで頭もいいのに気取ったところのないアルバート。
前回はまだ記者見習いだったトムは今回無事本採用になるのですが、…

1

Newspaper Row 小説

柏枝真郷  田倉トヲル 

恋と事件と

禁酒法時代のアメリカ下町を舞台にしたお話で、ミステリーを好む作家さんだけあってやはり事件ものでした。
ヨーロッパや日本の近世のお話はたまに読みますが、このくらいの時代のアメリカ・下町のお話って初めてかもしれない…とわくわくしました。
街の背景の描写も楽しんで読め、イラストもとてもよかった。

ミステリーというよりサスペンスドラマのようです。
主人公の一人、アルバートはカフェで起きた射殺事…

1

こいものがたり 1 コミック

田倉トヲル 

まさしく青春

最近のBLって男を好きになることの葛藤とかリアルな心理面とかわりと飛ばしがちな印象があるので、この作品の緻密に描かれているゲイであることの悩みが新鮮でした。
登場人物が多くて仲間とわいわいしてるシーンが多いので、1巻ではBL感は薄いです。2巻から大きな動きがありそうかな?
少女漫画のような、少しずーーつ変化していく登場人物が見たい方にはおすすめ。ガッツリBLじゃないといやって方はやめといた方が…

6

こいものがたり 1 コミック

田倉トヲル 

舞台は少女漫画

あとがきにて「3巻ぐらいにまとめる予定」と書かれている内の第1巻目であるこちらの作品は、物語の始まり、序章と言った感じです。

1巻の内容を私的にざっくり説明すると、ノンケとゲイが友達になる話。

表紙右がノンケの男の子、唯司(恐らく受け)。
ちょっとクールで友達思いな、彼女持ちの普通の男子高校生です。

表紙左が隠れゲイの男の子、大和(恐らく攻め)。
優しくてイケメンな爽やかサッ…

9

セロ・メロウ コミック

田倉トヲル 

短編集

一冊に全部で5つの作品が入っていました。

学生さんのお話がたくさん・・・と言う感じ。
そしてとってもピュアです。
絵も独特な印象を受けましたねー。

好きな相手を思ってドキドキする感じが
と~ってもよく描かれていて、読んでいて自分もドキドキしてきますw

短編なのに、1作1作うまくまとめてあるなと言う感じ。
なのでこの作家さんの長編を読んでみたくなりました。

どちらかと…

0

こいものがたり 1 コミック

田倉トヲル 

BLが見たい

作者さんのBLでの新刊楽しみにしてました。
しかし「こいものがたり」とはいうものの
明確にはまだ何も始まってはおらず
何よりも、女子が普通に出て来ます。
なんだかTLを見ているのかと錯覚しました。
男子と女子が普通に混じって遊ぶ、勉強会
彼女と手を繋いで楽しそうにしている、など
女子が重要なポジションなんだとしても
こういう当たり前のように女子が出てくる設定がすごく苦手なので
自…

10

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

二人の行く末

インセストをテーマにした作品は、タブーゆえに琴線に触れますし、また、挑戦的でもあります。嫌悪する方もいらっしゃるでしょう。その人なりのとらえ方が違うだけに難しい。

弟が兄を慕い、兄が弟を愛おしむ。夏祭、りんご飴の場面は確かに「はうっ」ときました。クライマックスの浜辺のシーン(海が出てくるお話はツボな作品が多い。)も素晴らしい。線が細い絵柄のせいか、清涼感を湛えつつもしっかり真夏の暑さが伝わっ…

4

独占欲 小説

田知花千夏  田倉トヲル 

ある意味で最高のハッピーエンド

兄弟ものですが、設定が変わっていて最後まで楽しめました。

非常~に好き嫌いが別れそうな作品…最初から最後まで含めて、なのですが、あとがきを読んだ限り作者さまはそれも承知で書かれてるのかな~という印象でした。
この作者さんの本は初めて読んだのですが、救いようのないくらいドロドロした話だったので、普段は明るめのお話を書かれる方だと知って驚きです。

設定が不思議で謎に満ちている分、ラストま…

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