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一穂ミチ
snowblack
ネタバレ
『ステノグラフィカ』番外編 タイトルは『たたかいすんでひがくれて』 選挙があると、ああ、西口忙しいだろうなぁ、と 病気が過ぎて現実にすっかり混ぜ込んじゃってる自分に苦笑する。 (ちなみに某新聞の醜聞を聞くたび、彼らを思って心が痛む私……) この年末(2014年)も、解散総選挙だったが、 さて、ようやくそれも終わり、新内閣発足まで終わったある日の夜。 久しぶりに年下の恋人とゆっ…
一穂ミチ 竹美家らら
恋人なのかなんなのか…… 体は繋いでいるものの、 唯人の感情とは離れた栫との関係は よくわからないまま過ごす嵐。 「アイランド」で、母方の不思議な血に捕らえられた島から 白馬の王子さまよろしく救い出しに来た拵。 しかし、どうも彼らは以来全く接触がないらしいまま 時は巡りマフラーが必要な季節に…… そんな中、父が腰痛で入院との連絡が入り 久しぶりに実家に戻る嵐だが、熱を出して寝…
雲絶間姫
一穂作品においては、圧倒的に受けに個性的、というか、エキセントリックな人の割合が多いような気がします。なので、おのずとその作品全体のカラーを支配するのも受けで、作品が好きになれるかどうかも、その受けの「変さ」加減をめでることができるか否かにかかってくるようです。 本作の受け、計は、中でもかなりの変路線を突っ走った性格なので、一般受けはしそうにない。でも結論から言うと私は嫌いじゃないです、…
高律
作家買いです。 局アナという、芸能人とは違うけどテレビに映るある意味有名人。 そんな計が、外での作った自分と 帰宅後の素の自分半分半分を使い分けるのですが そういう世界の人って多かれ少なかれ外の顔ってある気がします。 計の場合、かなり極端ですが仕事上の顔と素顔は多少違うもの。 両方の自分を潮に知られてしまったことで どちらも同じ自分であることを告白するタイミングを逃してしまいます…
一穂ミチ 青石ももこ
Loxonin
子供の頃、入院している病室で焦燥感を共有した佐伯と十和子。 そこに十和子の兄の良時が加わり、三人の関係は純粋だけど少し曲がったものになってしまう。 小さい頃から病弱で普通の子のように思いっきり外で遊ぶことも出来ず、少しの病気でも命取りになってしまう十和子は、良時と佐伯にそれぞれ無言の『約束』を求める。 血の繋がりを持たない佐伯はそれを『結婚』という形で与え、良時は『兄』という繋がりでそれ…
一穂ミチ コウキ。
イサヲ
ドルオタ描写がリアルだ。兄妹の関係性や、いじめとは決めづらい微妙な嫌がらせ。一穂さんは設定が徹底してていつも感心します。なぜか実在の役者さんで航輝をイメージしてしまい、たまたまその方がドラマに出ているのを見てドキドキしてしまうという勘違い恋愛現象を何十年かぶりに味わうことができました。BL・・・なのか?と疑わしいラインだったり、ちょっと主人公に都合良すぎる展開かなあ、なんて思うけど、面白かったから…
品が良くてソツがなくて日々絶え間ぬ努力もしてて、これぞ王子といった感じの素敵なアナウンサーである計の、素の姿の粗暴さが最高。語彙を多様に使える作家さんだからこそ、汚い言い回しもうまいんだなあ。同一人物とは知らず両方の計に会ってる潮が、いつ気づいて破綻になるのかハラハラしながら読んだけど、そうはならないってとこが意外だった。なにをしても許してくれる器の大きい潮が、ついに怒った時のセリフ・・・かっこえ…
一穂ミチ 北上れん
ポッチ
非常に一穂さんらしいお話だと思いました。内容は皆さま書いてくださっているので感想を。 一穂さんの書かれるトリビアってジャンル問わずとても幅広くていつも感心しながら拝見するのですが、さらに凄いと思うのはそのトリビアが話に深みを持たせることなんですよね。 タイトル通り、寂しさを抱えた人たちばかりでてきます。 虐待されることはないけれど、無償の愛とは程遠い愛情しか家族から貰えなかった攻めの…
一穂ミチ 小椋ムク
一穂さんに小椋さんの挿絵、ということで内容も確認せずに購入してみました。 内容は、というと良くある再会モノ。海外赴任から帰国し新しい部下に挨拶したら、過去に会ったことがありかつ一夜を共にしたことのある青年で…。 という既視感のあるお話なのですが、さすが一穂さん、ぐいぐいと話に引き込まれてしまいました。 淡い恋心を覚えていたのに、その気持ちから逃げるように相手から去って行った攻めの達生…
ななこあ
ランキング上位だったので、図書館で予約をかけて読んだ。9か月待った。いやあ、待った甲斐がありました。ものすごく文章がきれいだった。 攻めになる萩原には女の恋人がいるし、受けになる半井にも別に好きな男がいるしで、なかなか複雑なシチュエーション。共通しているのは、セックスがしたいのに、やらせてもらえないところ(笑) 前半はエロもデレもなくて、萩原なんか「男とか考えられないっす」と発言して…