一穂ミチさんのレビュー一覧

横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

太陽のような恋をして

TV局を舞台にしたイエスノーシリーズのスピンオフである虹彩シリーズの第1作。

本作は、本編では当て馬ポジションだった後輩アナウンサー皆川と、新たな登場人物AD深が主役です。

要領良く明るく楽しく順風満帆で生きてきた皆川は、本作で(おそらく)初めて挫折し、その悔しさをバネにアナウンサーとして一歩進みます。
またAD深は、心底惚れ込んで担当し、コマネズミのように一生懸命働いて尽くしてきた…

4

つないで イエスかノーか半分か番外篇4 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

仕事と恋愛、丸ごと全部愛して!

TV局を舞台にしたイエスノーシリーズのスピンオフのうち、大人カップルを主役に据えた「ふさいで」の続編。

「ふさいで」では、鷹揚で包容力あふれる、ひとまわり年上の保護者・設楽×才能はあるけれど、とんがり過ぎて傷ついた一匹狼の被保護者・相馬、といった関係性だった二人。
今作では晴れて同じ番組担当の上司と部下となり、共に働くなかで、互いに背中を預けあえるパートナーになっていきます。

二人と…

20

つないで イエスかノーか半分か番外篇4 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

イエスノーシリーズ最新作

設楽×相馬の仕事のできる大人カップル編。年齢アラフォー×アラサーって感じだったでしょうか。相馬は社内では早熟な天才でしたから。いくら仕事できてもね…芸術家じゃなく会社員なんだから人との輪も大切。大勢のスタッフで作っていく仕事だし。計みたいに二重人格でも公私をきっちり分ける人の方が大人。

でも前半の話も後半の話も生放送トラブルやライブ放送作り上げてく臨場感があって楽しい。麻生アナとか中年メンバ…

7

つないで イエスかノーか半分か番外篇4 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

大人の恋愛

設楽Pと相馬さんの続編。
相変わらずラブラブ!若さ!!なお話よりも低めな温度の会話がとても良いです。『ひらいて』は雑誌掲載時に読んでいたのですが、『つないで』も相変わらず時世の話題を取り入れるのがお上手で今回もリアルなテーマが面白かったです。
個人的に麻生さんがとても気になるので、お顔も、メインになっちゃうお話も期待したいです。
そして、シリーズで1番好きななっちゃんが番外編で大活躍でとても…

5

つないで イエスかノーか半分か番外篇4 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

大好きな2人!続編をいつまでも待ってます!!

執着がすごい・・・!
という言葉がしっくりくるかは分かりませんが、設楽は言わずもがな、栄も栄で、設楽に多大なる影響を受けていたことが明らかになった前作から続いて、今作ではずっと設楽にどう思われるか考えてて・・・めちゃくちゃ萌えました!

期待に応えたいし、設楽の番組守りたいし、必死なところが良かった!

前半の不安ターンからの、後半は信頼感!
言わんとすることが伝わっちゃうのとか、設楽…

15

つないで イエスかノーか半分か番外篇4 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

備えない勇気

 大っ変珍しいものを見せてもらっちゃいました。有事にあたって「備えない」国江田計。だってあの国江田さんだよ。小3で書道の授業が始まるのを見越して小2のクリスマスプレゼントにペン習字おねだりするような人だよ。それが麻生さんからいきなり話を振られるのを半ば予期しつつ、あえて「備えない」選択をした。しかもそのテーマときたら「番組制作における嘘と真実」だもんね。彼ほど日々本音と建前、虚像と実像を見事使い分…

11

つないで イエスかノーか半分か番外篇4 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

これが相馬栄です!!

『ふさいで』の続編です。
前半は、『ひらいて』
設楽の計らいで、「ザ・ニュース」のCPとなった栄は、初日からADとして立ち回り周囲をドン引きさせます。

この二人、恋愛以前に仕事人ですよね。
ラブラブという言葉からは対極にいる。
恋人関係というより信頼関係が強くて、お互いに背中を預けられる存在というところに萌えます^^
前作では、設楽のカッコ良さが際立っていましたが、今回は栄のターン…

37

アンフォーゲタブル 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

キャラ萌えできず

新聞社シリーズ第4作目。

3作目で予想していたカプは大外れ。まだまだ修行が足りませんね笑

ぐいぐいと引き込まれるストーリー展開だったし、文章もとても好みなんですが…、BL的にはもう、笑えるくらいわたしには向いてないみたいです、このシリーズ。

明光新聞の社員、和久井視点です。
和久井がスピード証明写真の撮影中、酔っ払ってブースに乱入してきた有村と出会い、離れ、17年後に再会する長…

1

ステノグラフィカ 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

攻めをめぐる女のバトル

新聞社シリーズ第3作目。本作を最初に読んでシリーズと知ったにもかかわらず、リンク作を読む気になれなかったのが再読してよくわかりました。

本編は国会速記者、名波碧視点のラブストーリー。昼時、議事堂の食堂で頻繁に居合わせる男の声に惹かれ、意識するようになった碧。自分の手作り弁当がきっかけで、声の主、明光新聞記者の西口と言葉を交わします。

西口は前作『off you go』のメイン、佐伯と静…

1

off you go 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

佐伯に萌える

新聞社シリーズ第2作目。前作で妙に存在感を主張していた佐伯のお話でした。シリーズなのでリンクしていても当然なのですが、彼がスピンオフ候補になると思い至らなかった自分は迂闊でした。よく考えると確かに彼しかいないですよね…。

佐伯と妻の十和子、十和子の兄・良時の関係性を描いたもの。

『is in you』で爪痕を残していった、あの「佐伯」が香港から日本に戻ってきてからのお話だったので、めち…

0
PAGE TOP