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たうみまゆ
碧雲
ネタバレ
前半が重く苦しい。 後半、記憶が戻って、謎解きとタイちゃんが自分の生き方を自分で決めて終わるのだけど、オペラの「恋とはどんなものかしら」の歌詞や『アルジャーノンに花束を』を読むと、深みが増します。 久しぶりに凄く面白いと思った作品で、謎解きの読み返しを5回してしまった。 ★この作家は、背景など余計なものを入れず、暗示を込めた台詞や小道具を読んでくれ!と意図を込める手法で描いている人なので…
事情で追っても捉えられない相手、心の中でくすぶる消せない想い、 心理攻めの切ないお話が上手な作家だと思います。 「恋の罪悪」 優等生のクラス委員・飯田とヤクザの息子・柴田が恋をする。 柴田が退学になって別れる日に、タイムカプセルを二人で埋める 飯田は、警察官。柴田は国際手配のマフィアになっていた。 柴田は30年前の約束を果たしに来日。 柴田の宝物は、飯田の本・・夏目漱石「こころ」…
全部善かった、絵が綺麗。 ほくろや流し目など、歌舞伎の佐根市シリーズは、体の描写、全体のデッサンが正確で、演技の決ポーズが綺麗で楽しめます。 背景の描き込みは、ほぼ省略されていますけど、背景より人物の視線や仕草、さり気無い台詞に重点を置いたのだと思う。「カムバック・・」の東京タワーなんて、三分の一しか描かれてない。 他の短編も、筋書きが人情味豊かな内容で、胸が詰まります。 特に切な…
beebeebee
あくまで個人的な意見を申しますと、オメガバ作品はあまり得意ではありません。産まれ持った能力差による階級差別のある世界をエンタメとして求めていないのと、その世界そのものに萌えを感じないからです。 でも、そんなオメガバの世界にさらに裏社会という設定が混じると、こんなにシニカルながらも強いメッセージを発する作品になるのか…と目から鱗でした。 「人間がこんな 生まれながらに身分階級がない生き物やっ…
あさだ2枚
たうみまゆ先生といえばこれ! 他のたうみまゆ先生作品の感想であーだこーだ書きましたが、こちらは圧倒的なんですよね。色気もバチバチにあるし、漫画的な余白もあるし、キャラクターはヒール(金本)含めて魅力的。 金本の名前出したので先に ◾️陽炎編 金本って名前がまず中国ヤクザっぽくていいですよね。金さん。カバー裏漫画ではピアスしてないっぽい?鈴木を「イロ」ってサラッと言っちゃうとこも、鈴木の…
たうみまゆ先生の新刊 先生の漫画を読んでいつも思うのは、ストーリーが作り込まれていて大変面白いのだけれど、なにぶん絵にBL漫画的色気を…少なくとも自分はあまり感じないこと。大変失礼なのは百も承知で、この原作で、裏社会ものの得意な漫画描きさんがバリバリの熱く華やかな演出つけて描いたらもっと…と思わずにはいられない。私はそうなだけで、絵柄とストーリーがバッチリあってて大好き!って方ももちろんいら…
ももよたん
ヤクザ受けが割と好きなのと、表紙の雰囲気に惹かれなんとなく購入したのですが、全くの予備知識無しで読んだのでオメガバースものだって知らなかったんですよね。 あまり進んでオメガバース作品を手に取ることはないのですが、このヤクザ×オメガバースの設定にハマりました。 元リーマンで半年前にヤクザになったα、橘とβで若頭にまでのし上がった五嶋というオメガバースならではのキャラクター設定にも裏があり、ネ…
ポッチ
たうみ先生のオメガバースもの、×ヤクザ。いや、これ面白くないわけないよね?ということで発売を心待ちにしていました。 ダークで、シリアスな描写はてんこ盛り。 このダークさの中に、萌えが滾るってどういうこと?めっちゃ良かった…。 ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。 主人公はヤクザの橘。 大企業の子息で、αで、明るい未来しかなかった彼だけ…
ぷれぱーる
オメガバース×ヤクザという異色の組み合わせが最高にかっこよかった! 格差、性差、階級差……差別に溢れたオメガバースの世界。 その世界に一石を投じる「反社」としてヤクザが描かれてるんです。 いやー、めっちゃ痺れた♡ βから若頭にまで成り上がった五嶋の下で働く、元リーマンαの橘。 風俗のケツ持ちをする中、Ωをターゲットとした粗悪な薬物が横行していることが分かってきます。 薬物嫌いな…
藻とカレー
おもしろかったです。 たうみ先生作品では「傘を持て」の次に好きです。 ストーリー的にも、BL的にも、先が全く読めない展開にドキドキしながら、そうくるか〜とどんどんハマっていきました。 政治家・門明、秘書・九重、門明の弟・明菜の話。 九重がわかりにくい〜w と思ったけど、最後は意外にも素直に気持ちを告げて実ってよかったねと。 嫌いじゃないです、こういう人。 明菜も門明への…