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樋口美沙緒 穂波ゆきね
茶鬼
ネタバレ
血のつながらない義理の兄弟として育ってきた兄と弟。 多分、年下の弟が兄を好きだったらこのお話は自分的苦手作品にはいるところでした。 し か し !! 今回は兄が弟を好きで、 そして弟は義父が好きで、 一見オトナそうな兄が本当は随分なヘタレで、 家族愛が深すぎて、恋愛としての愛との区別がよくついてない弟。 全然よくある兄弟モノじゃありません。 好きって一体何だろう?特別って一体何が違…
夛椛
やっと樋口先生の作品読めましたw嬉しい限りです。 今回は家族ものって言うことで背徳な感じはなく全体的にほのぼのした感じでした。しかしながら、受の境遇とか攻の想いとかは切なかったです。互いに悩み傷つけ合い、足りないところは埋めあってる過程が素敵でした。 それと、2人の父親の久代さんのキャラがよかったです。普段はマイペースで気が抜けたところもあるけど、実はちゃんと2人の息子を見てるんですよ。良…
樋口美沙緒 高階佑
大好きな樋口美沙緒先生のデビュー作「愚か者の最後の恋人」。久しぶりに読み返してやっぱり樋口先生の文体好きだなぁと改めて感じました。 舞台は中世ヨーロッパ。貴族ものです。 作中では“惚れ薬”というものが出てきます。これは樋口先生がある作品からヒントを得て使い古されてるアイテムだけど使っちゃえってってことで登場させたらしいんですが、、、樋口先生の手にかかるとこんなにも新鮮に感じるんですね!! …
むつこ
ああ、やっぱ樋口さんの書くお話は好きだなァ。 過去作品すべてが「お互いに好きなのにすれ違ってる」というパターンなんですが、今回の作品もそうでした。 すれ違いモノは大好きなんですが、なかなか説得力のある作品に巡りあえなかったりするのがBLというジャンルで。構ってちゃん受けがうじうじぐるぐるしてるだけのお話をすれ違いだと言われると鼻白むしさ。 でも樋口さんの書かれるスレ違いは、ことごとくツボに突き刺さ…
しの
お互いの思い込みで延々すれ違うお馬鹿さんたちが、とっても愛しいです。 篤史目線のお話なんで篤史に感情移入して、篤史を健気だ可愛いだと感じながら読むべきお話だったはずなんだと思うんですが、私は何故だか忍の内面にばかり目が行ってしまいました。 ともかく、忍が好きだったんです。 「女が切れない、モテる、カッコいい、良い兄貴」なんだけど、その裏で忍がどんだけ篤史のことを想っているかが伝わってくる…
樋口美沙緒 街子マドカ
クレタコ
現時点での樋口さん作品の中では近作が一番好きです。 何といってもシジミチョウの翼[受]が可愛いの何の!!生きる事に一生懸命で、気も強くて芯がしっかりしてる、こういう受は大好き! 虫の擬人化なので、あらすじだけ聞くとええっって感じかもしれませんが読んでみると違和感無くスッと読めます。 虫の種類によってクラスの差別があり、翼は下級にあたるシジミチョウで学校で虐められたり差別されたりしますが、…
咲夜
樋口先生の作品を読んだのは、本作品で三冊目でしたが、三冊とも泣かされました。 『家族もの』とブログにも書かれていたので、今回は泣かないかと思っていたのですが、泣きましたね。 篤史は幼い頃、父親の死がかなりの傷になっています。それで父親と同じ画家の渡会家に引き取られますが、度々久代さん(義父)がばったり倒れたりするもんだから、その度に篤史は父親を亡くした時の記憶が蘇って怯えます。 そんな篤…
帯『十一年間、家族でいたのにどうして突然、俺を抱いたの…?』 前作の「愛はね。」が自分的にはピンと来なかったんで、今回はどうかなーと期待と不安半々だったんですが当りでした!今作はかなり萌えポインツ突きまくりでした~。 父子家庭の画家の息子篤史[受]は父の死により、幼い頃に同じ画家仲間の度会家に引き取られます。 度会家はやはり画家の父親と息子の忍との2人暮らしでそこに篤史が加わるのです…
樋口美沙緒 小椋ムク
デビュー作からずっと樋口美沙緒さんの作るお話が大好きです。 でもこれは評価難しいなー。 おそらく多くの人が地雷だろう主人公のウジウジした性格、私は大丈夫でした。 普段は私、ウジウジ受けが「しね!」と思うほど嫌いなんですが、なぜか大丈夫で。 他のかたのレビューに「ウジウジ受け大丈夫なのに、この受けは苦手だった」みたいな記述があったから、この受けにはいわゆる「BLのウジウジ受け属性」にはハマらない“…
樋口美沙緒 高久尚子
雀影
えーと、 主人公のこの二人、 二人揃って、臆病すぎ 水沢みたいに、基本的に素直で前向きなキャラは好き。 そんな素直で前向きな子だからこそ、気持ちの行き場を塞がれたときに、意地を張って、悪い方へ、悪い方へとこじれていく。 で、それが許容量を超えたときに、記憶喪失という形に。 記憶喪失の謎解き的なことは、読んでいる方には早々にわかっちゃう。 むしろ展開のメインは、水沢が記憶を封じ…