葛西リカコさんのレビュー一覧

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

加瀬がせつない・・・

恋人の優しさに依存して、でもその優しさが信じられなくて暴力を振るってしまった過去を持っている加瀬。だから、次に大切な人が出来た時は失敗しないようにしたかった。だけど、どうしたらいいのかが分からない。近づきすぎたら、また依存して自分から壊してしまいそうで、遠く離れようとしても、本当は近くにいたくて。ぐるぐるしているうちに、どんどんネガティブに落ちていってしまいます。

人との距離感って本当に難し…

5

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

拾った大きな猫に懐かれます

お互いが過去にトラウマのある不器用な二人の恋愛小説。
阿木のことを好きすぎる加瀬の甘えん坊ぶりは、
ストレートすぎて逆にいいなと思えました。
その加瀬を阿木は包み込んじゃうし、ご機嫌とりするし、本当いい人なんだよね。
加瀬の拾った猫ちゃんには懐かれないけど、阿木が拾った大きな猫ちゃんには懐かれちゃって、鼻の下を伸ばすくらいにはデレちゃってるとこには可愛いなと思いました。

二人には関係…

1

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

アヒル隊長と共に

まず訂正させて下さい、評価が「萌え2」になってますが「神評価」としてレビュー致したいと思います。30日越えで訂正できませんで、すみませんです。
最初に読み終えたときは「良かった、面白かった」とやや軽い気持ちで評価も入れたと思います、それが後から「やっぱ凄かったな」と、しみじみ傑作です。
クラス最底辺の平良と、真逆の美形男子、清居。二人の物語が「美しい彼」、「ビタースイート・ループ」、「あまく…

6

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

読んで良かった一冊

しっかりされた文体やところどころに散りばめられるユーモラスな表現など、とても読みやすかったですし、その文体自体が好みで、今後作家買いさせて頂こうと思います。

他の方のレビューにもありましたが、初めは平良が受かと思い、私はワンコ受があまり得意ではないので、購入後読み進めるのを迷いました。
しかし、スクールカーストの苦しい描写に引き込まれ、平良と清居が点で繋がる場面で虜になり、清居サイドで完全…

14

CRAZY FOR YOU 美しい彼 amazon限定ショートストーリーペーパー 特典

愛すべきイタキモ平良

変わらずイタくてキモイ平良です。

購入後、なんだが精神的に痛そうでなかなか読めずに積んでしまった作品です。
早く読めばよかったと思うとともに番外ショート付きでよかったとつくづく思いました。

テレビドラマの中で清居に演じる役が死んでしまったんです。
実際に失った時のことを考えたら悲しくて辛くてパニクる平良。
だけどそんなおバカな彼が可愛くて仕方ない清居です。
お互いのニーズがぴっ…

2

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

美しい『彼』とは誰のことなのでしょう

作者が大好きで書いた「キモい攻め」です。
とても楽しそうでウキウキ書かれていた様子が浮かんできます。

読み始めの印象は、カッコいい人気者攻め×ネガティブダサモサ という感じでした。
その方がよくあるシチュエーションだと思ったので。

もう本当にキモいんです平良。
清居を神か王様のように崇め奉り敬虔な神父か尼僧のように一生を捧げたいと本気で考えています。ただひたすら奉仕し美しい姿を眺…

6

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

スケールの大きい、壮大な愛の話でした

初読みの作家さまでしたが、タイトルやあらすじ、そして葛西さんの美しい表紙に釣られ手に取ってみました。

死者に会える場所があるという。
自分のピアノの教え子からそんな都市伝説的な話を聞いた春希。そんなことあるわけがないと思いつつ、それでもそんな不確かな噂話にもすがる思いで会いたい人がいて…。

過去の回想、現在、そして死者に会えるという『天国ホテル』。それらが交互に出てくるので初めは話に…

10

欲情螺旋 小説

水戸泉  葛西リカコ 

SFエロティック・ラブと紹介されてました

遺伝子工学が発展してる世界のお話です。


受けはなにもしてないnatur派です。攻めはart原理主義グループのリーダー喬一です。顔は自前で皮膚は強化しているもよう。心臓と脳だけを守れれば俺は不死身だとおっしゃっております。受けとはそういうことの考えかたが根本的に違います。
最初から馴れ馴れしい態度にペロリとする攻め。受けのあまり近寄るなにどうして?ときたもんです。学者には変人が多いけど喬…

1

地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

懲りずに地雷を踏む

※辛口注意※
前回、大失敗したと思った宮緒さん作品ですが、実はデビュー作を読んでから、何冊か纏めて購入していたため懲りずにチャレンジです。
そして地雷再び(ドカン)
それも立ち入り禁止看板掲げてる地雷原に埋まってる地雷を、分かってて踏んだ感。だってもったいないから最後まで読(ゲフンゴフン)

何か毎回同じこと言ってますが、執着攻は大好物です。
ですので、前回読んだ分もあわせると私は宮緒…

4

ひかげの薔薇 小説

鹿住槇  葛西リカコ 

恋は理屈じゃない

ハーレクインの名に恥じないハーレクイン展開。
愛人の子として生まれ、今は天涯孤独の陽。
「愛されず、大事にされない。だから誰にも何にも期待しない。」そんな、愛され方を知らない主人公を、名門の大富豪が愛人にするお話。
財閥御曹司の御倉の陽への接し方は、ただお金の力に任せて強引に調教したりするだけかと思いきや、
自分から欲しいと思った陽が、
自分を家柄や名前で見ない陽に、
どう愛したらいい…

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