葛西リカコさんのレビュー一覧

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

萌どころたくさん

クラスにひとりは居る残念な底辺ぼっちの執着ストーカーloveです。
攻め視点で本編は進み、ふつうあんなに執着されたら引くのになーと思って読んでましたが最後に受け視点のSSが入ってて、あぁ執着されてよかったんだ。割れ鍋に綴じ蓋ってやつだったのかーと完結しました。
エロはほとんどないのにドキドキきゅんきゅん胸の不整脈がっ!あぁ乱れる鼓動が治まらないっ!
凪良先生のお話は、重いものはとことん重く、…

6

愛を乞う男 小説

五条レナ  葛西リカコ 

まさに愛を乞うだった。


火傷の痕があるとか、とてもそそる。
それが、BLで耽美的な意味だったらもっと良いと思う。

宗方克明は本当にエネルギッシュで情熱的。こういう人たちは一般人な私とは別の次元にいるんだろうなと思う。

良い意味で頭のネジが数本外れてる。自分にもそんな才能が欲しいよね。

この次は何をするのか予測がつかない男に三島が引かれていくのもわかる。

そして、宗方も人に媚びたり、左右されな…

1

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

弱くて強い彼と、強くて弱い彼

個人的には凪良作品には、あたりはずれもあるのだが
これは好みの一作。
まずは、挿絵が葛西リカコさんということで、
読む前から加点だったのだが、話も期待に違わずだった。

話は全部で4編からなる。
ちゃんと時間順に繋がっていく話なのだが、
一つ一つの色合いが違う。
寒色から暖色へ、シリアスからコミカルな甘さへ、
その変化がとてもいい。


一編目の表題作は、BLでなくても読ま…

34

ひかげの薔薇 小説

鹿住槇  葛西リカコ 

囲われの薔薇

ハーレクインラブシック復刊シリーズ第二弾は
第一弾の「蘭陵王」とはうってかわり
ゴージャス甘エロ路線。

社長×愛人という関係が冒頭から既にあり、
両想い(ただし中盤まで受けは攻めの気持ちに気付かない)な二人のめくるめく情事を堪能できる、フランス映画のような一冊です。


両想いなのに喧嘩ばかりな点もフランス映画的。
恋人への援助を惜しまないセレブ・御倉(攻め)と
人の金やコネ…

17

かわいくないひと 小説

菅野彰  葛西リカコ 

大人テイストの恋物語

この作品、好みが分かれると思いますが私は好きです。
ドラマティックでもないし激しくも派手さもない。そうですね、透明感に溢れた無声映画を見ているような気分になる作品でした。あるいは、日常生活の一コマを切り取って、そこから雑多な色を抜いて透明度を上げたような話とも言えるかも・・・。大人テイストの恋物語で、優しい熱さに包まれた「ときめき」を感じられますが甘さは控え目です。でも、この優しい熱さが心地よく…

3

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

構成の勝利

格下と見なされればパシられ、
目立てばハブられる、高校生のえげつない日常。

そんなシリアスな高校生編を経て
後半の大学生編はラブコメに様変わり。
意表を突く構成が素晴らしいです。
凪良さんの作品はコメディが至高だと常々思っていますが(泣ける路線は個人的にあざとく感じてちょっと苦手;)本書は凪良さんのシリアスとコメディの良いとこ取りのような構成で、何方でも手に取りやすい一冊かと思います…

25

裏切りの代償 ~真実の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

だめだ、悶え死にそう

モフモフシリーズもついに5作目に突入。
光の螺旋シリーズと同様、こちらも大好きなシリーズです。
そして今回はまたしても聖獣攻ですが、前回よりも今回のCPの方が好みでした。

聖獣アルティオが、騎士のリオンに対してまるで保護者のように振る舞うのに、ニヤニヤが止まりません。
大人ぶってても、本当は構って欲しくって寂しくってたまらなかった、というのもによによ。
ヘタレ受というのもたまにはいい…

15

彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

野良猫のような警戒心剥き出し受

モフモフシリーズ4作目。
待ちに待った聖獣攻です。
秘境の更に奥地で育った野生児二人旅(笑)
あとがきの【思えば遠くにきたもんだ】に思わず笑ってしまいましたが、私的に森山○子の遠くへ行きたいが頭の中を……。

幸いにもその歌が現実になって、キースはフェンリルに巡り会うことが出来たのですが、ここにきてまさかのお約束が発動されるだなんて思わなかった。
もふもふシリーズは異質な存在だったので…

4

奪還の代償 ~約束の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

可愛いばっかり連呼したくなる

モフモフシリーズ3作目。
安定して面白い話ですが、こちらの攻は受に対する愛と執着が半端なかった。
今回は卵を奪われてしまった騎士が、執念でもって自分の聖獣を取り返し、騎士殺しをした上で絆を結び直すというアウトローな話。
このシリーズは陵辱がないので、安心して読めるのというのが非常に良いところです。
とはいえ、今回はちょっと受にとって可哀想な描写があるにはありますが、大人数でいたぶって、みた…

3

誓約の代償~贖罪の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

視界が霞んで嗚咽し、先が読めなくなる

モフモフシリーズ2作目。
これはもう涙腺崩壊コースまっしぐらでした。
表題作に至っては、後半から終盤にかけてはティッシュ箱が手放せない。
前作のカップルとは、陽と陰のような関係になってます。
そして前作でこのふたりの悲劇のラストを知ってたので、戦々恐々としながら読んだのですが、もう切なくって切なくって。

嫉妬 誤解 すれ違い  

と、BLの定石もしっかり押さえてばっちりです。

3
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