月東湊さんのレビュー一覧

極悪人のバラード 小説

月東湊  榊空也 

設定は好き

完全にストーリー重視の作品だけど好き嫌いは結構分かれる内容だと思う。所々に辻褄が合わない箇所もあって、意識が逸らされた。
全体的な設定は良かったのに肉付けが良くなった印象。作者が書きたいシチュエーションと設定がかみ合ってないのがおしいと感じた。
受けが痛めつけられるののが好きな人ははまるかも知れない。
攻めの葛藤が良く書かれていたが、受けの思いがいまいち分からない。
なんでこういう行動した…

2

親愛なる僕の妖精王に捧ぐ 小説

月東湊  みずかねりょう 

これが本当のセックスなんだと思った。

この一言に辿り着くまでにどれだけの物語があったか。
文庫1冊に収まった壮大な異世界トリップファンタジー。
でまとめてしまっていいものか悩むほどに、面白かったです。
ただ、タイムリーな題材で。
世間で最近よく耳にする虐待やいじめ問題・豪雨による被災状況を思い出し
てしまう程だったので、人によっては今は受け付けれない
かもしれない話かと。


受けさんのユウトは、
両親が離婚・母親…

7

Chara BIRTHDAY FAIR 2018 A キャラ文庫創刊21周年記念バースデーフェア小冊子 特典

可畏パパ

2018年のCharaバースデーフェアーでもらえる小冊子。
(既刊Charaレーベル小説を買うと4種類の中から購入した冊数分選べる)
こちらは以下3編(全て8Pずつ)入っています。1が好きでした。(3は本編未読)

1.恐竜ベビーと暴君パパ 「暴君竜を飼いならせ」番外編
  慈雨と倖(ベビーたち)にお気に入りのぬいぐるみ(百体近くある。それもどうかと思うのだが)を
  選ばせるお話。慈雨も倖も舌足…

0

親愛なる僕の妖精王に捧ぐ 小説

月東湊  みずかねりょう 

優しい王子との未来

みずかね先生おっかけで購入。ふわふわ甘々話を期待していたのですが、月東先生、そうそうお気楽甘々話ではありませんでした。冒頭40Pほどムカつくシーンが多いので心して読み始めてくださいw。ゆっくりゆっくり近づいて未来を切り開く二人の複数年にわたるお話、本編のみ320P弱 です。

冒頭シーンはとにかくムカつくので割愛。ありえないと思いたい高校でのイジメのお話です。因果応報って言葉を知らんのか貴様ら と…

3

親愛なる僕の妖精王に捧ぐ 小説

月東湊  みずかねりょう 

大切な人と共にあるために

今回は妖精族の王族の末の王子と
投身自殺で界渡りした日本人高校生のお話です。

現代では受身だった受様が
精霊族と人間の架け橋となり
攻様と共に歩む未来をつかむまで。

受様は地区で一番の
進学校に通う高校生です。

受様の実の両親は小五離婚し
母は今の義父と結婚しますが
中二の時に別の恋人を作って
家を出て行ってしまいます。

真面目な義父は
受様の面倒を見ていま…

7

親愛なる僕の妖精王に捧ぐ 小説

月東湊  みずかねりょう 

楽園は存在しなくても・・・。

こちら、異世界トリップもので、主人公成長ものでもあります。
何だかホロリとさせられる、とても優しい物語でした。


内容です。
自身の状況に絶望し、海に身を投げた高校生・優翔。
気が付くと、何故か妖精族が暮らす、まるで楽園のような場所に。
夢であろうと、この優しい世界で穏やかに暮らしたいと望む優翔。
しかし、妖精族は絶滅の危機にあり、また種族間の問題を抱えていてと、ここも楽園では無…

12

犬神と内緒の六日間 小説

月東湊  壱也 

盛りだくさん

いささか盛りだくさんで、どこに焦点を当てていいのか??

獣姦、3P、エロはとてもエロかったです。3Pは萌えないのですが、エロいなぁと読んでました。ただ、どちらか一人とくっつくわけではないので、恋心が芽生えてドキドキするとかいうのはなかったです。恋愛要素は薄めかな。

そして親子の気持ちの行き違いとかあって、少し重い要素も入ってたり、ファンタジー要素と不法投棄の問題とか、なんかバラバラに感…

1

獣魔王と幸福の白い翼 小説

月東湊  みずかねりょう 

月東先生テイストではないかと

どこかぷすっと刺されたように感じることが多い月東先生のお話。みずかね先生の挿絵なのでマストバイなんですが、あらすじに「生け贄」なんておっかないワードが。「月下の涙・・・」の再来か・・・とびくびく読み進めましたが、無事読了。はあよかった。月東先生のテイストだなあと感じたファンタジーでした。本編のみ230P超+先生のあとがきです。

大好きなみずかね先生挿絵話から。カラー1、モノクロ8。一番好きなのは…

4

獣魔王と幸福の白い翼 小説

月東湊  みずかねりょう 

行動力のある受けです

過去の争いにより、獣魔王へ貢物として人間を送らなければいけない世界です。受けであるフェイは幼いころに捨てられていて、外見が獣魔王の求める”小鳥人”に似ている事から村人に貢物として育てられてきました。
幼いころこそ「獣魔王へ仕える」と教え込まれていたフェイはそれが名誉な事と思いますが、ある事件をきっかけに誰もやりたがらない事を、身寄りのないフェイに押し付けているという事に気づきます。村人も逃げられ…

3

獣魔王と幸福の白い翼 小説

月東湊  みずかねりょう 

シリアスそうに見えて、実は甘々

みずかねさんの美しい表紙に釣られて購入。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。





魔人たちを統べる獣魔王と、その獣魔王に生贄として捧げられるために育てられた青年の恋のお話。

魔人たちと人間との過去の軋轢とか、そこから獣魔王に生贄が捧げられることになった経緯とか、生贄は金髪で緑色の瞳を持つ18歳の子どもである、とか。

そういった背景が読みやすい文体でつづ…

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