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惜しい!!

失業中の眞白は偶然出会った迷子の少年伊吹と出会い、離婚の為に離れて暮らしている父親である青柳の元へ送り届けたことにより、夏休みは父親と一緒にいる伊吹の為にも家政夫として雇われて…という物語です。

眞白は家も無いので住み込みで働いています。家事全般を請け負っていて料理の描写は少ないものの美味しそうだなと感じます。家事が得意な人はモヤモヤすると、お風呂やシンクなどをピカピカにするというのが多いですが、眞白もこのタイプのようでお風呂をピカピカにしています。

青柳はザ・イケメンの大人という感じです。優しくて父親としても良い人なのではないかと思います。青柳が先に眞白を好きになったのですが、手を出さないようにと努力をしていたようです。

伊吹も可愛いです。青柳の代わりに伊吹と公園に行くなどほのぼのしている部分も多いです。勉強など一生懸命頑張っています。父親と一緒に居たいからと母親から出される宿題にも取り組んでいる姿は健気です。

夏休みの途中ですが、青柳の元へ行くきっかけとなった母親の恋人が母親と別れたので彼女の元へ戻る事になります。急な展開でビックリしました。母親も悪い人では無いのだろうと思いますが、付き合う相手が悪いのか微妙な印象に…
別れたからと言ってすぐに母親の元へ返すのかと疑問に思っていたら、案の定別れに揉めて巻き込まれてしまいます。と言ってもそれも大した事件ではないです。
伊吹が母親の元へ戻るので眞白は必要なくなります。その為、青柳が別の仕事を勧めてくれますが先に言えよと思ってしまいました。眞白を急に追い出すことはしないけれどとも、眞白の事が好きな青柳は手を出さないためにも出て行って欲しいという雰囲気バリバリです。

眞白の実家へ行くことになり父親との確執が解れるかと思えば、眞白の気持ちが軽くなった程度です。父親の過去の対応によりというのもあるので、眞白だけが悪いとは言いませんがどちらかが歩み寄るような描写などがあればと思いました。いっそこれだけなら「今度父親に会いに行こうと思う」程度で終わらせておいて欲しかったです。
後、せめて実家では2人とも大人しくして欲しかったです。確執の残る父が眠る家でそんな事をしてはいけないよ…と抑えていて凄い!大人!と想っていた青柳の印象がちょっと悪くなってしまいました。

設定やほのぼのシーンは良かったのですが、重要な面が消化不良で惜しいという印象です。

ほっこりする物語です

アートバイヤーの社長の御影と象眼細工作家の拓未の物語です。
優秀だった拓未ですが、卒業制作での盗作疑惑により象眼細工を辞めようとしますが、拓未の作成した木目象眼に惹かれて彼への説得も兼ねて同居を始める…という所から始まります。

この御影ですが、最初は「金、金、金」・「金づる」などとお金ばかりという発言が多かったのですが、お金がないとアーティストとして活動ができないという事が分かっているので規則正しい生活をしてこそと言う面からも決してお金だけの為に言っているのではないなと思います。その為、ちょっと傲慢で口が悪いなーと思っても嫌な奴とは思いません。また、夢とは呪い似ているというのは、なるほどと関心してしまいました。

拓未もぽやぽやちゃんかと思ったら、象眼細工に集中しなければ意外としっかりとした子なのかなとも思いました。いきなり押しかけて来た御影を無下にできず一晩だけと泊めてあげたりします。
御影よりも料理上手という意外な一面もあります。
この拓未の特殊能力のような事により、盗作疑惑が生まれます。他人のイメージが流れ込んでくるという人間業では無いです。このせいでアーティストを辞めようとするのですが御影が止めます。
都合の悪い事を言われた時など「チガイマスヨ」と片言で目が泳ぐというのも可愛いです。

落ち込んでいる拓未だけれども御影と一緒にいる事により再び象眼細工作家としてやっていこうとする流れがとても良いです。折角のそんな気持ちに水を差すかのように事件が起きるものただほのぼのというだけではなくて面白かったです。

ただ、事件があっさり解決してしまったのでこれだけ…?という印象でした。
また、元同居人のヒロももう少し絡んでくるのかなと思ったらそうでも無く、当て馬かと思ったのですが何のために彼が存在していたのかも分からなかったです。性愛的な意味での好意があるようにも感じたのでそれならばもう少し何かあってもと思ってしまいました。ただ拓未が心配だっただけという様子ならここまでヒロという存在が気にならなかったとは思います。

読み始めて少しすると多少は慣れてきましたが、今回も視点がコロコロ変わるのでちょっと疲れました。最近の先生の作風は両視点だったりする事が多いと思いますが、特に今作は早い時は1ページくらいで視点が変わるのでいつも以上に読みにくいなと感じてしまいました。
安心して読めて萌えさせてくれる部分も多いし、続きが気になる…と思わせてくれる文章である分ちょっと残念に感じてしまいます。

重く暗いだけではなく心に残る作品です

応募のために買った雑誌で最終回掲載だった作品です。折角だからと軽い気持ちで読んだだけなのですが、とても印象深い作品でした。1話から読んでみたくなった作品です。
表紙を見た時には色は可愛らしいのに小物などでこの作品の闇が見えるので凄いなと思いました。

ネタバレ無しで感想を書こうと思うとかなり難しく、ネタバレ込みでもどう伝えればいいのかと難しいです。重く暗い作品だけれども心に残るとだけ伝えようと思います。
後は、攻めがクズという言葉で片付けて良いのかというくらい酷い奴というのも事でしょうか。

内容が重く暗いので寝る前とかに読むと謎の疲れがあるかもしれないので、元気な時に読む方が良いです。個人的には雑誌の終わり方も嫌いではなかったですが、描き下ろしがあると読後の印象も違います。

人間の欲とか色んな嫌で重い面が多く描かれていますが、心をガシっと掴まれる作品です。

旧版を持っている人にもオススメ

旧版が手元にありますが、好きな作者なので購入しました。書き下ろしも素晴らしかったです。
間之あまの先生ならではの甘さと切なさの光る作品です。

日向は骨折の為入院をする事になり、ある日そんな日向の病室に人懐っこい小鳥がやってきます。その飼い主であるリヒトと出会い、お互い惹かれ合うものの脳の手術後に日向に会いにきてくれると約束したリヒトは病室を訪れることは無くて彼の名前しか知らないのでどうする事もできません。
6年後に家具会社の社長として紹介されている雑誌を見て、その会社のインターンシップへ応募します。会社の空中庭園で再会するものの、リヒトは日向の事を忘れていて…

再会モノではあるのですが、相手が記憶を無くしているという普通ならシリアスである作品ではあるのに、全体的に甘く仕上がっています。日向は「やらなかった事を後悔」よりも「やって反省」という性格です。持ち前の明るさ・努力・健気でどよーんとする事はないです。
リヒトも再会後は傲慢というか冷たい性格になっていますが、きちんと日向の事が好きというのが分かります。ちょっと意地悪めいた言動がありますが、好きだからこそというのが分かるのでただただ甘いな~と思います。
リヒトと利人は同一人物ですが、日向が思い出させないようにしているので、自分に嫉妬しているので、記憶の面ではヤキモキしますがそれがこの作品のシリアス部分にもなっていて、ただ甘くて何にもないというだけでないのが面白さを増しています。

秘書の相模原もとても魅力的なキャラです。ちょっとリヒトを食ってしまっているようにも感じるくらいです。事情により今回も相模原のイラストが無いのが残念です。

旧版を持っていますが、特典ペーパーを所持していなかったので書き下ろしを含めSSがあるので満足感は高めです。
気になっていたパズル・ことりについてなども知る事が出来て良かったです。

口絵に関して間之先生もおっしゃっていましたが、ビックリしました。表紙ふんわり可愛いからのエロという差が凄かったです。店頭購入の方はちょっと気を付けた方が良いかもしれないです。

甘さを求めている方にはオススメです。もちろん、旧版を持っているという方にも書き下ろしを読んで欲しいので買って損はないです。

ちみっこにモフモフ

幼馴染同士の物語です。甘さと可愛さのバランスに長けている作家さんなので今回も楽しめました。

恭一郎にバイトとして頼まれたのは5歳の従弟の悠斗の面倒を見て欲しいというのですが、男性が苦手なので女装をしてという事でした。しかも祖父の屋敷へ着いたら恭一郎の恋人として紹介され遺産相続争いに巻き込まれ…という感じです。

紫苑ですが、花卉農園の息子なのでお花が好きで接客もしているので愛想もバッチリです。しかし、恭一郎の前では接客スキルである王子のような愛想も崩れています。お互い言いたい放題です。妹がいる事もあり、愛犬のプチ(大型犬)もあって悠斗とも打ち解けて一緒にいる事が多いです。
恭一郎ですが、紫苑の事が昔から好きなのに本人には全く伝わっていないちょっと不憫な子です。紫苑視点で進んでいますが、読者にはバレバレです。紫苑が見たいという花を取り寄せたり、怪我しないように棘の無いバラを育てたりと結構努力していて朱美さんという女性にもバレているのに、紫苑には気づいてもらえないです。
傲慢のような部分もありますが、ヘタレっぽい面も多く応援したくなるタイプです。ちょっと暴走してしまった面もありますが、愛が強かった故にという事でしょう。

ちみっこの悠斗ですがとても可愛いです。事情があり最初こそ無口であったり我儘を言う面もありますが子どもらしいなと感じるし、紫苑に懐いているのがとにかく可愛いです。
プチも一緒で可愛さ倍増です。

遺産相続候補は、恭一郎含めて達也・大輔と3人いて恋人の朱美と樹莉亜も一緒です。使用人もいるので登場人物は多いです。ちょこちょこ遺産争いらしい女性の言い合いなどもあります。
紫苑が巻き込まれてという事件も起きますが恭一郎達が助けに来てくれるので安心して読めます。悠斗の攻撃も地味にキツイ…それは痛い…
きちんと、ざまぁという仕打ちもありスッキリします。
大輔に関しては女性を見る目が無かったのかな…という印象が薄いままでした。

紫苑の家族についてはその設定必要だったのかなという印象もあります。悠斗との仲を縮めるのに必要だったかと言われればそうでもなく、じゃあ恭一郎との関係を深めるのにという訳でも無かったかなと思います。もちろん、王子のような愛想がそこからきていてもおかしくはないのですが、紛い物として生活をしていると思えるので、その部分が解決していないなと思い紫苑の部分ではスッキリしない面があったかなと思います。妹とはきちんと仲良しのようで一安心ではあるのですが、義母との関係がどうしても気になります。

甘いだけではなく事件もあり、紫苑がどんどん恭一郎への想いを自覚していくのは読んでいて面白かったです。

ゆっくりと進んでいきます

圭太と添い寝をする友達(通称ソイトモ)の代理として玄一郎がやってきた事により出会います。
麻里という女性の代理としてやってくるので、女性が出るのは…という人にはオススメできませんが、この麻里は圭太とは恋愛感情は一切ないので個人的には女の人だからというのはそこまで気にならなかったです。寧ろ麻里が良いアクセントになっています。圭太が「お母さんみたい」と言っていましたが、まさに保護者というか家族のようでした。

人付き合いの苦手な圭太はその言動から不自由とされています。麻里から手土産としてどのドーナツが良いかと訊かれ「黒糖きなこ一択」と答え、見慣れないものを食べて残すよりは手を付けない方が良いという事を言います。食事についてちらほら描写がありますが、食わず嫌いというか偏食というか食事の面でも面倒な子です。
そんな圭太とゲームの話しを含めかなり会話が成り立っています。マンボウを育てるゲームなどちょっと謎で面倒だなと感じるゲームで盛り上がっています。

両視点という事もあり、玄一郎が何故圭太に惹かれていくのか、ソイトモとしてやってきたのに手を出してしまった理由も早い段階で分かります。初日以降、既にソイトモとしてではなく最後まではしないもののそこそこの関係になります。
圭太も不器用ではありますが仕事はきちんとこなしているし、失敗事があると次はこうすればと対策を練るので、読みながら彼の成長を見守っているように感じます。同僚もフォローしてくれるので、あまり悪い人は出てこないです。
医師で学校が同じだった池田ですが、彼は圭太が好きですがまるで小学生かのように”好きな子をイジメたい”というタイプなので、全く実る様子は無いです。ちょいちょいウザいですがそれがアクセントになっているのかなとも思いました。ただ、中途半端な存在だったかなという印象でもあります。

玄一郎と麻里の関係が元恋人だったのではとモヤモヤしたり、人付き合いが苦手だった圭太が玄一郎に惹かれていき、積極的な行動(玄一郎の本を買うなど控えめではありますが)を取り始めるのも可愛いです。

ゆっくり進んでいく物語で面白かったです。両視点だったので分かりやすくもあったのですが、玄一郎の仕事面についてが多かったかなという印象もあります。
初日で最後までヤらないにしても、人付き合いが苦手な子が一緒にゲームをしたからといってそんなに受け入れちゃうのかな?とちょっと疑問点もありました。確かに玄一郎が言うように可愛いので止められない気持ちも分かります。

事件が起きて~とか華やかさは無いのものの、しっとりと物語が進むのが心地よいです。

続きものです

既に書かれていますが、続きものなので一気に読みたいという方は12月まで待たれた方が良いです。気になるところで終わっています。
私はそれを知らずに読んでしまったタイプです。

鳥谷先生の攻めって良い意味で変態が多いなという印象ですが、とあるアダルトグッズを在庫があるやつ全種買うなど今回もなかなかパンチがあります。

刑事ものであるので事件が起こります。最初の事件で篠森は両親の事もあり愛を信じないという性格というのが分かります。ウサギの玲於奈を愛でつつ、同僚たちともいい関係を築いているので百合永に対しては意地っ張りみたいな言動がありますがそれも可愛いと思えます。
篠森の恩師が亡くなった事の真相の為に独自に捜査を始め、それがきっかけで公安である百合永に体を差し出す事を条件に情報を得ます。その情報も有益というよりも篠森を事件から遠ざけようとしているように感じてしまい何を考えているのか分からないです。
ひょうひょうとしているようですが、かなり篠森の事が好きなのかなと思いました。

愛を信じない篠森が百合永に落ちていく過程は大事だし面白かったのです。しかし事件が結構大きいのに2人の恋愛面の方に力が入ってしまい事件よりも『百合永の変態さ』の印象が強すぎたかなと思います。もちろん恋愛面が多い方が嬉しいのですが、どんな事件だったっけ?と記憶に残りにくいです。

ただの変態紳士ではない百合永とのやりとりがとても面白いです。
百合永の言動など気になる部分が多く、次はどんな変態っぷりを見せてくれるのかなと次巻が楽しみです。

一生懸命で可愛い

「夜啼鶯は~」を読んでそんなに月日は経っていないので、作風の広さに改めて驚かされました。今回は少し不思議な面もある甘々で可愛いお話です。

山で罠に嵌った子狸(のちの里)はその時に助けてくれた人間に恩返しがしたいと人に化けて山を下ります。そして恩人でもある五明の店の漢方薬局でアルバイトという名の助手をする事になる、という物語です。

里は人間に化けるようになるために家族と別れるという決意をして修行をしました。大変な修行であり、寿命も変わるので修行期間が分からないという時間の間隔も無くなっています。五明が生きている内に会いたいからと里は一人前になる前に山を下りてしまいます。その為、ドキドキしたりすると狸の耳としっぽが出てきてしまいます。

里は五明に狸であることは秘密にしていますが、バレバレでした。バレバレというのは結構最初の方言動で読者は予想がつきます。里可愛いし、知らんぷりをしていたくなる気持ちも分かります。
オーガニックカフェが近所オープンし、そのオーナーである妖狐の白銀が五明に恨みがあるので里が巻き込まれてしまうという一波乱あります。しかし、五明の為にも一生懸命頑張る里の印象が強いので、事件面も安心して読めます。
既に言われていますが、この白銀なんだか憎めないキャラというのもあると思います。悪役なのに可愛いとも思えてしまいます。

里の修業時代の先輩が五明の悪名を聞いて引き離そうとしたり、五明が漢方に詳しくなったのかという若君についてなど、ちょっとした事件がありつつもほのぼのしていて面白いです。
想い続けたからいいという訳でもないすが、若君との事が里と出会ったたった1年で変わったというのが里のひたむきで一生懸命だったからこそと言えば良いのですが、そんなにあっさりと別れられるのかと少し思ってしまいました。

とにかく一生懸命に頑張る里が可愛いです。ただの守られるぽやぽやな子ではないので、応援したくなります。

ほのぼの

表紙・あらすじから分かるように、ほのぼのしたお話です。
あやかしである翠が街へ下りてきたきっかけなどは多少波乱めいていますが、出会った攻めの大地や一緒に住んでいる双子のいちごとさんご、他のあやかしなど翠にとって良い人です。さとりである力の使い方なども教えてくれます。

街へ下りるきっかけとなった、篝というあやかしの存在が雑というか、性格が捻くれているけれどボロボロになってまで探しに来たという事は翠の事を大切に想っていたのかな?とかちょっと疑問に感じる部分もありました。もう一波乱あるかなと思ったらあっさり引いてしまい、なんだかモヤモヤです。
また、周りのあやかしが良い人すぎて大地の存在がちょっと薄かったかなと…
翠にとっても双子にとっても良い人で優しいし口数が少ないが良い人だという事が分かるのですが、もうちょっと何か欲しかったかなと感じました。

翠の知らない事があっても一生懸命に取り組む頑張り屋さんな部分、料理が美味しそう、双子可愛いしあやかし達は良い人ばかりと幸せな読後です。

気持ちは伝わってくる

両視点なので気持ちは伝わってきます。
あらすじなどから、攻めの孝海がかなり執着しているんだろうなと思っていました。確かに執着していましたが、ちょっと物足りないと感じてしまう部分がありました。顔・頭良しで策略家なのに周りにはバレている様子もあるちょっと爪が甘いのかなと思います。

また、孝海が弱気になっていき、宏基はふっきれたのか、それとも「どこへ行っても俺の所に帰ってくる」と分かっているから平気なのか、精神面では攻めと受けが逆になってしまったのが残念でした。最初からそうならまだしも、最終的に孝海がだんだんヘタレみたいで宏基は小悪魔のように振り回すような言動をするので、何か違うなと思ってしまいました。

宏基も無自覚だった執着のような感情が次第に分かっていくのは良かったです。ただ、両視点だった為感情の部分の揺れがいきなりに感じてしまいました。

大きな事件はなく物足りないかなという部分もありますが、安心して読めるという利点があります。