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表題作捜査官は愛を乞う

百合永倫成,33歳,二宮家執事の三男で警察庁キャリア
篠森瑞紀,31歳,愛を信じない刑事

その他の収録作品

  • お手をどうぞ、シンデレラ
  • あとがき

あらすじ

篠森警部補は疎遠な父から遣わされた公安の百合永を最初ははねつけるが、
ある取引で百合永に抱かれたことから……? 
ドラマティック・ラブ♥

作品情報

作品名
捜査官は愛を乞う
著者
鳥谷しず 
イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
捜査官は愛を乞う
発売日
ISBN
9784403524592
3.8

(109)

(39)

萌々

(38)

(18)

中立

(3)

趣味じゃない

(11)

レビュー数
16
得点
404
評価数
109
平均
3.8 / 5
神率
35.8%

レビュー投稿数16

二人の会話だけでも読む価値あるからー!!

鳥谷先生で、紳士的な変態で、強気美人で、刑事ものと来れば!!
もうこれでもかと私のツボを突きまくってまして!!!
ホント、変態くさい会話(と、怒りのツッコミ)が面白すぎで、笑い転げながら読ませていただきました。

ところでこちら、続きものです。
続編が出るのは12月10日の予定。
続きものが苦手な方はご注意下さい。



内容です。
肉親の情に恵まれず育ち、愛を信じない刑事の篠森。
仕事と愛するペットの兎・玲於奈を可愛がる人生に満足しています。
そんなある日、篠森の生家に代々仕える執事の三男・百合永が現れます。
父親の使いとして現れた彼は、篠森家を継いで欲しいと告げー・・・と言うものです。


まずこちら、超変態で警視庁キャリアで公安の百合永×強気美人な刑事・篠森と言うカップリングです。

お話自体は篠森の視点で進み、次々起こる事件に対処しと、主に刑事のお仕事描写がメインになります。
この部分ですが、如何にも現実で起こりそうな事件が次々舞い込み、部下達(篠森は係長)とタッグを組んで事件解決に真摯に取り組む篠森が好印象です。
また、真面目で頑張り屋の新人刑事だったり、やたら雑学的なものに詳しい刑事だったりと、脇役達も愛嬌たっぷり。
読んでいて、とても楽しいです。


が、一番おすすめなのがですね、攻めである百合永の変態っぷり。
篠森家の執事の家系で警視庁キャリアで公安でと、何だか超ハイスペックなこの男。
めちゃくちゃ変態です。
美貌の持ち主で態度や言葉遣いは紳士的なのです。
なのですが、話し方は上品なのに、言ってる内容はめちゃくちゃ変態。
そもそも二人の出逢いですが、篠森が事件の聞き込みに来たアダルトショップで、百合永が買い物していてと言うもの。
尻尾付きのアナルパールと超マニアックなものを購入しながら、その態度は堂々たるものです。
アダルトグッズでは無く、趣味のインテリアでも買ってるような崇高な気配を漂わせちゃってます。
逆に篠森の方が若干恥ずかしがっちゃったりして。

で、この二人、事件の真相を探るため、篠森が警視庁キャリアである百合永の力を借りようとした事から身体の関係になります。
力を貸す代わりに、抱かせて下さいて感じで。

百合永は変態ですが、尻尾付きのアナルパールだけでは無く、指サックに執着してます。事務用では無く、アダルトグッズの指サックですよ!!
そんなワケで、エロでは指サックが大活躍。
篠森との初エッチで使用した指サックを記念に持ち歩いたりもしてまして、篠森から「変態指サックマン」呼ばわりもされてたりします。
そう、変態丸出しの台詞で甘い事を言いまくる百合永と、それにいちいち怒りのツッコミを入れる篠森の会話も楽しくて仕方ないのです。
この二人の会話だけでも読む価値あるから!
読む価値あるからー!!


この後、捜査で張り込みの最中に・・・、と緊迫した状態で以下次巻です。
ちょっとしたすれ違いなんかも重なりますが、多分そこまでジリジリ状態で続刊を待たなくてもいいんじゃないかと。


あと、書き下ろしの短編「お手をどうぞ、シンデレラ」には爆笑しました。
ここ最近の鳥谷作品では、一番の変態じゃないですかね。百合永は。

17

変態の攻めの人、面白い。

初めてこの作家さんのお話読みました。
敬語攻めが気になり、探してて出会った作品です。出会えたことに感謝。

敬語攻めよりも、攻めの変態さにびっくり。いい意味でです。
この変態度と敬語がセットになってるからよかったのかも。

受けのツッコミも面白い。変態攻めに対して、そうだよな、普通引くよな、って思ってると、受けがスパっと返しをしてくれてます。相手はそんなものどこ吹く風ですが、そこがまた良い。

刑事物だから事件の話もあって、ドラマを見ているよう。

受けもチョロくない。よく攻めにれ○ぷみたいな事されて好きになってしまう❓な受けがいますが、この受けはその辺しっかりしてて好感。

続刊も即購入しました。

この2人、公安と刑事ですが、書面上家族になる手続きしても大丈夫かな。同僚にも上司にも分かってしまうけど、立場上問題ないかな。2巻で完結で、SSなどもあるようですが、私はその後のその後の話を読みたい!と思えるほど好きな話です!




2

捜査官は愛を知らされる・・・♡♡

いやぁぁぁぁ
読み応えありましたねぇぇぇ
しっかもエロが濃いぃぃぃぃぃ+.(≧∀≦)゚+.゚

警察と公安の二人ですから、その土台もしっかりしてて、BLとは思えない位に内容があります。
その『受け(刑事)』の仕事絡みから、攻め&受けの話しがどんどん広がって、骨太に仕上がってます。

そこへ
『受け』の背景、『攻め』の背景が絡んで絡んで、くんずほぐれつ、もち肉体もそれ以上にくんずほぐれつなんですぅ♡✧。(〃>ᴗ<〃)。✧♡

だいったい いきなりの『アダルトグッズショップ』でバッタリ!
受けは仕事絡みで。
攻めは堂々と「ゲイで趣味で」とアナルに入れる尻尾(キツネにウサギにその他全てをALL買い)を、クールに購入。→これの答えは全て後編に出て来るんですが。
ある意味すんげー『攻め』の「言葉攻め」っちゅーんですか、執事系だか下僕系だか、ちょーエリート系だがで、もうやられっぱなし♡♡
そして受けから攻めへのセリフの端々に「変態!」
そう、良いですよねー、ホント変態(いや、ごっついエロ)。
もう『変態は神!』と叫んでしまいそうです。
それにやっぱさぁ、『攻め』はこーゆー『持ち物立派(ワォ)』『何回戦でもOK』『超絶ハンサム』『超絶エリート』で、その上受けが『好きで好きで』がサイコーでした!!
BL界でもトップに君臨する位のスゲーヤツです。

それに匹敵する『受け』の『美しさ』『純情』『純白の様な純真さ』『他者への愛情深さ』そして類を見ない『出自の良さ』
そりゃ攻めもメロメロになるわな。
飼ってるウサギもいぃ味出してんスよねー。

ご存知のよーに前編後編です。
まった上手いとこで『to be continued』
ちょっとちょっと待ったりぃな!!
ここで切られた日にゃ、次をソッコー読まなきゃ寝られへんやんかーっっ!!な。
めっちゃ切なく、受けにしたら頭ゴーン!とやられた所で、攻めを信じられなくなった所で・・・・・・。

はー、後編も良かったス。
いや、もうめちゃめちゃ良かったス
"♡"♡(*///ᴗ///*)♡"♡"

1

変態攻め

続きものとは知らずに・・・しかも次巻は12月発売(´・ω・`)
続きが気になってしょうがありませんっ!
12月まで待てない~。
変態好きでも、そうでなくてもぜひ楽しめるのでお勧めです。
ただ、続巻があり気になるところで終わっているので~それ覚悟で!

衝撃度MAXなスーパー変態攻め様。
ノーブルでストイックな雰囲気醸し出してるのに、気持ち良いというか、その変態さには逆に清々しさを感じてしまいました。
変態度は「神」です!!
そして、徐々にほだされというか受の篠森の気持ちが変化していく様もよみどころでした。

さらに、玲於奈というフレミッシュジャイアントという兎の存在感が大きいです!彼女と百合永の静かなる攻防が繰り広げられるのですがそのシーン大好きです♪次巻も期待してます♪

9

セレブな執事×庶民な主+ラブリーな兎

今回は警視庁外事課長補佐の警視と
新宿北署国際犯係長の警部補のお話です。

受様の父親が倒れた事で
執事の三男である攻様が受様に接触、
2人が身体の関係をもつまでと
本編の幕間的な番外編を収録。

受様は
財閥系二宮家と旧華族の篠森家の
政略結婚の末に生まれますが
時代錯誤な婚姻は続かず両親は離婚、
それぞれ新たな家庭を築きます。

受様は母方の祖父母の元で
不自由なく育てられはしますが
両親の不仲で捨て置かれた感が強く
恋愛という情を信じていません。

現在、警部補となった受様は
新宿北署刑事課国際犯第三係長として
若手と中途採用された専門捜査官を
まとめていますが、

柔軟な対応が可能な係と言う名目で
いろいろな事件に駆り出され
今回は高田馬場で起こった殺人事件を
担当することになります。

多忙な受様が2日ぶりの帰宅に
愛兎への恋しさを込み上げさせていると
蒸し暑い中三つ揃いを難なく着こなす
美貌の男性に声を掛けられます。

この美丈夫こそ今回の攻様になります♪

攻様は受様の父親に代々仕え
絶対の忠誠を示す執事家系の三男にあたり、
後継者だった受様の義弟の逝去により
受様を連れ戻そうとやって来たのでした。

父親に嫌悪を抱く受様は一蹴しますが
休暇中だという攻様は諦めず
受様は自分を倒せば戻るという
条件をつきつけます。

しかし、
攻様が二宮の執事ではなく
警視庁キャリアの公安と知れた事で
一戦交える話は破棄となりますが

受様の恩師が謎の死を遂げ
真相を知りたいと願った受様は
二宮家に戻る決意をします。

ところが二宮の継承が
弁護士をしている義妹に決まり
受様の奥の手を失ってしまいます。

そんな受様に攻様は
受様が抱かせてくれるなら
真相を調べる手助けをすると言い!?

雑誌掲載4回分の前半2回分に
SSを書き下ろしての文庫化になります。

基本雑誌類は
全プレ、全サ目的で購入するため
本作の初回掲載号は未入手でいたら
2~4回はパラ見な状態になり

文庫になってやっとちゃんと読める♡
といそいそと読み始めたのですが
以下続刊、待て!12月でした (>_<)

いや、よく考えれば
4回分でこの厚さの訳はないですね(笑)

鳥谷作品は攻様の性癖の
バリエーションが楽しいのですが
本作の攻様は今までの攻様に比べても
群を抜くくらいな変態さんです♡

美貌や体格の良さはさておいても
執事家系の育ちの賜物で態度も言葉遣いも
とっても紳士的なのですが

尻尾付アナルパールセット買いして悪びれず
マッパで受様にぐいぐい迫るなんて
公安以前に警察官としても人としても
問題有りまくりですよね!?

でもそんな攻様の強引さと非常識さが
受様の頑なな心身を溶かしていくので
これはもう必然なのでしょう。

2人の会話の噛み合わなさと
受様の愛兎と攻様とのバチバチは
文句なく楽しいです。

そして受様のチームが担当する事件、
受様の恩師の死を招いた背景など
未解決な謎は全て続刊待ちなので
今冬がとっても楽しみです♪

また、本作には続刊で応募できる
プチ文庫の全サ企画があります。

せっかくなので興味をひかれた方は
全サ応募券付きの初回帯で
初版特典ペーパーがある店舗で
お手に取られる事をおススメします。

本作の特典類は
全て本編中の幕間的なSSで
裏事情的な感じで楽しかったですよ (^-^)

今回は鳥谷さんの既刊から
『新世界恋愛革命』をおススメ作とします。
こちらの攻様は正しく変態紳士です(笑)

7

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