捜査官は愛を乞う

sousakan wa ai wo kou

捜査官は愛を乞う
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×215
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない6

46

レビュー数
12
得点
186
評価数
51
平均
3.8 / 5
神率
39.2%
著者
鳥谷しず 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小山田あみ 
媒体
BL小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784403524592

あらすじ

篠森警部補は疎遠な父から遣わされた公安の百合永を最初ははねつけるが、
ある取引で百合永に抱かれたことから……? 
ドラマティック・ラブ♥

表題作捜査官は愛を乞う

百合永倫成、二宮家執事の三男で警視庁キャリア、33
篠森瑞紀、愛を信じない刑事、31

その他の収録作品

  • お手をどうぞ、シンデレラ
  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数12

サスペンスと変態エロのバランスが好き!

最近ゆっくりと小説が読みたいな〜と思うのですが、BL小説初心者のため何を読んだらいいのかわからない…。
コミックスと違って絵柄という見た目での判断が出来ないので、アワードを参考に手に取らせて頂いています。

複雑な出自を持つ刑事・篠森を主人公にしたラブサスペンス。
「国際犯第三係」という特殊チームを率いて、次々と巻き起こる事件を追う展開はとてもスリリング。

親の愛を知らずに育った私生活では孤独な篠森が、公安の百合永に初めて体を開かれて、情欲や愛に落ちていくラブとエロのパートも素晴らしい。
この攻めの百合永が「敬語責めの変態」という好きなタイプの攻めでした♡
完璧な外見を持ち紳士然とした振る舞いをしながら、全裸で巨根を揺らし指サックを装着して迫ってくるという…
この恐ろしき「全裸指サックマン」が、童貞処女の篠森を巧みに開発してドロドロに溶かしていく様は、どエロい。
まだラブよりエロのほうが勝っている状態なので、2巻の展開が気になるところ。

サスペンスとラブのバランスやテンポが非常によい作品でした。

愛を知らず、31年間恋をしたこともない篠森の孤独を埋める癒しの相棒、兎の玲於奈。
フレミッシュジャイアントという大兎のことを初めて知り調べてみたらまぁ本当にデカイ!
玲於奈の存在は、篠森の私生活を読み解く上で、非常に効果的に働いていたと思います。

1巻は本当に唐突に終わります!
お!事件がどう動くのかな!?とドキドキしながらページをめくったら、可愛い兎のイラストがどーーーん!
「あれ…?これでおわり…?」
ちょうど2巻が発売になったタイミングで読んでよかったです。

回収されていない事件や謎も気になるし、2人の愛の行方も気になります。
この高まりを2巻で熱く爆発させて欲しい!

3

今回は萌えない変態

2冊物ということでそろそろ続編が出る前に読んでみました。

なんというか今回も美形の変態攻めと美貌の受けで警察物なのですが、2冊にするほど内容に引き込まれず。

愛を知らない篠森と、篠森の父に仕える変態指サックマン百合永。
てっきり篠森に愛を教えてくれるのかと思ったら、なんか変態ばかりが目について愛情が霞む。最後の場面は本気で言ったのか?とても気になります。

篠森も初めての恋を自覚したのに!

ところで男女未経験童貞処女の篠森が恩師の死の秘密の為とはいえあっさり体を百合永に捧げるのが抵抗感なさすぎ!

百合永が指サックを肌身離さず持っているのも愛情故かとも変態だからいつでも使えるようにとも思えてすっきりせず。

そして両親が離婚したとはいえ主君の息子篠森よりも執事の百合永の方がかなり社会的立場が上で地位があり、貴族的な生活を送り裕福なのも釈然としません。

あと事件も必要なのでしょうが中途半端というか、どれもこれも事件も二人の仲も中途半端ですっきりせず。ただエッチが多くてお腹いっぱいです。篠森はなんでそんなに何回もするの?契約とか言ってたけど最後はもう体が求めちゃってるし。

スラスラ読めたけどあまり心に引っかかることもなく。
続編を待ちます。

2

流されすぎ



他の方のレビューで次巻に続くで終わるとわかっていながら、ある程度収拾した状態で次巻だと思ってたから、読んで失敗したー!と思いました。いいところで終わりすぎです。続きが気になって仕方がないじゃありませんか。

愛のない結婚でできた子供故愛されずに育ち、愛を信じない大人になった刑事の篠森(受け)と公安エリート・百合永(攻め)。

すでにたくさんのレビューがついているので感想だけ。
いつもこの方の攻めは何かに執着する変態なので、今作はどんな変態かととても期待したのですが、毎回よくこんなに思いつくなと感心します。「変態指サックマン」とは何なのか、言葉だけではピンとこなかったのですが、指サックの大人の玩具だったのですね。玩具には詳しくないのでこんなものがあるのかと感心しました。でも、ディルドとかぶつぶつがついてるものがあったりするので、あってもおかしくないなと納得しました。
ただ、中を探っている最中に外れたりしないのかとどうでもいいことが気になりました。

篠森からした百合永は自分を捨てた父親の忠犬なので憎むべき相手として登場するので、どうやって行為になだれこむのだろうと興味深かったのですが、情報の報酬としての契約だったのでそうなよなーと、そうでもしないと篠森が百合永にやられるわけないわなと思って納得しました。
ただ、一度目はともかくそれ以降は、契約がちゃんと果たされていないから強硬に断られないというのは、ただの言い訳にしか聞こえませんでした。愛なんて信じないと、いままでずっと誰も愛さなかったにしてはちょろすぎるように思うのです。
もう少し抵抗してほしかったし、流されすぎです。
そもそも、最初の契約で尻尾付きアナルパールを使いたいというのを、初めてなのに無機物を使うのはと使わなかったのは百合永自身です。篠森は頼んでない。それも1度ならず3度までしたのですから、使わなかったのは百合永の勝手であって契約が終わってい
ない理由にはならないと思ってずっともやもやしました。

結局、篠森たちが追っていた事件と篠森の恩師の事件は繋がっているんのかなと思ってるのですが、とてもいいところで終わったので早く続きが読みたいです。私としてはもう少し篠森が毅然とした態度を取ってくれることを望みます。任務中に百合永の本心(?)を知ったので、急変する現場でそのショックを引きずって失敗するようならがっかりです。
そして、巨大うさぎの玲於奈が可愛いというかカッコいい。次巻での活躍も楽しみです。
ともかく、どういう決着になるのか楽しみです。

1

バックボーンはツボなのだけれど

小山田さんの美麗表紙につられて購入。



愛のない政略結婚をした両親を持つ、刑事の篠森。両親は篠森がまだ子どもだった頃に離婚し、父親にも母親にも愛されることなく育った彼は「愛」を信じることが出来ない。仕事と、飼っているウサギの玲於奈が心のよりどころ。

ところがそんな彼のもとに父に使える執事の三男である百合永が現れ、父方の家を継がないか、と接触してきて…。


というお話。

バックボーンはめっちゃツボ。
愛を知らない受けさんが、尽くしてくれる執事に愛され、幸せを手に入れる。

そんなお話かと思って読み進めました。

が。

うん、予想を斜め上に行くお話でした。

とにかく攻めの百合永という男が変態さんです。
おそらく、彼のこの変態度が、この作品のキモになる部分ではなかろうかと思うのですが、個人的にはあまりツボりませんでした。

イケメンで、まるで王子のようなビジュアルを持ちながらアナルビーズをしこたま買い込んだり、指サックしながら事に及んだり。これ、たぶん萌えるところなんだよな。でもちょっときもい(ごめんなさい)。

肝心の篠森の気持ちははるか彼方に置いておかれてるから、かも。

篠森という男性は、「愛」なんて必要ない、信じられない、と言いつつ、実は彼自身が自分だけを愛してくれる人を待ち望んでいる。だからこそ、拒んでも、逃げても、自分を追いかけてきてくれる百合永を拒めない。

が、百合永が、篠森を追いかけるその理由が、はっきりしない。
百合永も篠森を愛おしく思ってるのかな…?と思う描写はあれど、初めて百合永が篠森を抱いたときは、完全に好みの男と関係を持ちたい、くらいの軽薄さしか感じなかった。なので、彼の「変態度」が上滑りし、単にエロいことにしか興味がない薄っぺらい男、に見えてしまう。

そして一方の篠森も。

拒もうと思えば拒めるはず。
なのになし崩しに百合永に抱かれ、彼が来ないと寂しく思う。
完全に好みの問題だと思いますが、女々しく感じてしまった。

メインCPがいまいちツボに入らなかったこともあって、非常に濡れ場の多い作品ですが、もうおなか一杯、という感じ。篠森の恩師の死の謎、篠森の生家に起こる跡継ぎ問題、彼の孤独。様々な伏線がまかれていますが、そのどれもが中途半端なままこの巻が終わってしまった感じ。

せっかく刑事と公安、という美味しいバックボーンがあるのですから、エロに特化するのではなくそちらをもう少し生かした展開にしてくれたら、あるいはもっと萌えたような気がします。

兎にも角にも、この巻では完結していないので、次巻を楽しみに待っていようと思います。

で、特筆すべきは小山田さんのイラスト。
はー、もうとにかく、美しいです。
厳しめに評価しちゃうと本編は中立評価なのですが、小山田さんの麗しい挿絵に激しく萌えたので「萌」で。

表紙は肌色率ゼロですが、カバーをめくってすぐのカラーの口絵はがっつりエロいので、リアル書店でカバーを掛けてもらう派の腐姐さま、ご注意ください☆

7

思っていた刑事ものと違いました

鳥谷先生が、新規ブランド一作目ながら、人気が好調で、クラウドファンディングで盛り上がっている「贄の町」というBLゲームのシナリオライターをされていたご縁でこの本を手に取りました。

ゲームの方では、説明描写が端的で読みやすく、会話劇も何気に笑ってしまう箇所が沢山あり、独特な味のあるシナリオに好印象を持ち、鳥谷先生の新刊を手にしました。

思っていた刑事ものと随分と内容が違いました。表紙イラストはサギかも(笑)。特に攻めがお見合い写真のようだ。これは騙されるよ〜。帯の内容もあんまり見てなかったので、読み出すとなかなか驚きが深かったですwwなお、この小説が普通の刑事ものを目指していない事は、途中で明かされます。

何しろ 主人公と攻めがバッタリ出会った場所が凄いし・・。更に攻めの反応もまた右斜め上で。。一般的にBLの刑事ものは、恋愛よりお仕事部分の方が面白く感じる事が多いですが、この小説は逆でした。攻めの変態っぷりのインパクトが余り強すぎて、善かれ悪しかれそっちにどうしても関心がいってしまいます。

一見常識的に話が進むと思いきや、変態攻めの横槍が入り、軌道がそれる感じでした。攻めの破壊力が凄い。普段読んでいる小説や漫画と一味違ったので、個人的には楽しめました。エロシーンの内容が濃く、時々プッと笑ってしまいました。鳥谷先生の小説は初めてですので、どこまで本気に書かれていて、あるいは笑いを取られているのか悩む所でしたww攻めと巨大うさぎちゃんとの攻防戦は、ほのぼのとして微笑ましかったです。12月発売の下巻も楽しみです。攻めの方にもまだまだ謎めいた部分があるので、気になります。



3

変態攻め

続きものとは知らずに・・・しかも次巻は12月発売(´・ω・`)
続きが気になってしょうがありませんっ!
12月まで待てない~。
変態好きでも、そうでなくてもぜひ楽しめるのでお勧めです。
ただ、続巻があり気になるところで終わっているので~それ覚悟で!

衝撃度MAXなスーパー変態攻め様。
ノーブルでストイックな雰囲気醸し出してるのに、気持ち良いというか、その変態さには逆に清々しさを感じてしまいました。
変態度は「神」です!!
そして、徐々にほだされというか受の篠森の気持ちが変化していく様もよみどころでした。

さらに、玲於奈というフレミッシュジャイアントという兎の存在感が大きいです!彼女と百合永の静かなる攻防が繰り広げられるのですがそのシーン大好きです♪次巻も期待してます♪

9

セレブな執事×庶民な主+ラブリーな兎

今回は警視庁外事課長補佐の警視と
新宿北署国際犯係長の警部補のお話です。

受様の父親が倒れた事で
執事の三男である攻様が受様に接触、
2人が身体の関係をもつまでと
本編の幕間的な番外編を収録。

受様は
財閥系二宮家と旧華族の篠森家の
政略結婚の末に生まれますが
時代錯誤な婚姻は続かず両親は離婚、
それぞれ新たな家庭を築きます。

受様は母方の祖父母の元で
不自由なく育てられはしますが
両親の不仲で捨て置かれた感が強く
恋愛という情を信じていません。

現在、警部補となった受様は
新宿北署刑事課国際犯第三係長として
若手と中途採用された専門捜査官を
まとめていますが、

柔軟な対応が可能な係と言う名目で
いろいろな事件に駆り出され
今回は高田馬場で起こった殺人事件を
担当することになります。

多忙な受様が2日ぶりの帰宅に
愛兎への恋しさを込み上げさせていると
蒸し暑い中三つ揃いを難なく着こなす
美貌の男性に声を掛けられます。

この美丈夫こそ今回の攻様になります♪

攻様は受様の父親に代々仕え
絶対の忠誠を示す執事家系の三男にあたり、
後継者だった受様の義弟の逝去により
受様を連れ戻そうとやって来たのでした。

父親に嫌悪を抱く受様は一蹴しますが
休暇中だという攻様は諦めず
受様は自分を倒せば戻るという
条件をつきつけます。

しかし、
攻様が二宮の執事ではなく
警視庁キャリアの公安と知れた事で
一戦交える話は破棄となりますが

受様の恩師が謎の死を遂げ
真相を知りたいと願った受様は
二宮家に戻る決意をします。

ところが二宮の継承が
弁護士をしている義妹に決まり
受様の奥の手を失ってしまいます。

そんな受様に攻様は
受様が抱かせてくれるなら
真相を調べる手助けをすると言い!?

雑誌掲載4回分の前半2回分に
SSを書き下ろしての文庫化になります。

基本雑誌類は
全プレ、全サ目的で購入するため
本作の初回掲載号は未入手でいたら
2~4回はパラ見な状態になり

文庫になってやっとちゃんと読める♡
といそいそと読み始めたのですが
以下続刊、待て!12月でした (>_<)

いや、よく考えれば
4回分でこの厚さの訳はないですね(笑)

鳥谷作品は攻様の性癖の
バリエーションが楽しいのですが
本作の攻様は今までの攻様に比べても
群を抜くくらいな変態さんです♡

美貌や体格の良さはさておいても
執事家系の育ちの賜物で態度も言葉遣いも
とっても紳士的なのですが

尻尾付アナルパールセット買いして悪びれず
マッパで受様にぐいぐい迫るなんて
公安以前に警察官としても人としても
問題有りまくりですよね!?

でもそんな攻様の強引さと非常識さが
受様の頑なな心身を溶かしていくので
これはもう必然なのでしょう。

2人の会話の噛み合わなさと
受様の愛兎と攻様とのバチバチは
文句なく楽しいです。

そして受様のチームが担当する事件、
受様の恩師の死を招いた背景など
未解決な謎は全て続刊待ちなので
今冬がとっても楽しみです♪

また、本作には続刊で応募できる
プチ文庫の全サ企画があります。

せっかくなので興味をひかれた方は
全サ応募券付きの初回帯で
初版特典ペーパーがある店舗で
お手に取られる事をおススメします。

本作の特典類は
全て本編中の幕間的なSSで
裏事情的な感じで楽しかったですよ (^-^)

今回は鳥谷さんの既刊から
『新世界恋愛革命』をおススメ作とします。
こちらの攻様は正しく変態紳士です(笑)

5

ねっとり

この間の狐さんが好きだったので購入。当作は暑っ苦しく感じてあまり萌え上がれず、すいません、現時点中立です。12月だとこの暑苦しい攻めが違った風に感じられるかもと思うので、続きを待とうと思います。

お話は、新宿北署刑事課国際班第三係を率いる警部補である篠森がある事件に呼び出されるシーンから始まります。若干31歳で係長になった優秀な篠森ですが、出自は父方は五大財閥(二宮家)、母方は公卿家というサラブレッド。両親離婚したため、財政的には傾いている母方の方に引き取られ、今は祖父に押し付けられた全12戸の築古マンションのオーナーをしつつ警察勤務中。それを二宮家の直系男子が途絶えたという身勝手な理由で迎えにきたのが百合永で・・・と続きます。

登場人物は
玲於奈:うさぎ・表紙の子、「ぶっ」と鳴くだけですw 百合永を敵認定しているようで時折おしっこをかけてます(笑)
後、警察署の同僚の方々、二宮家の方々と篠森の恩師とその妻が出てきます。

**以下はより内容に触れる感想

百合永が、指サック、アナルビーズなどを駆使する性癖をお持ちの方で、そしてくそ丁寧な言葉で、いいように篠森をなんだかんだと転がすもんですから、ちょっと好きになれませんでした。ふとした瞬間に篠森の後ろにぬぼっと出てくるし、ウザい!よるな!という気分になってしまって・・・おかしいなあ、腹黒は大好きなはずなんだけど。変態属性が加わり、つきまといっぽく感じたからだめなのかな。とにかく、攻めさんにキュンしなかったので、どんなに色っぽく艶っぽくツユだくであっても、盛り上がれなかったです。
事件もので、追いかけている事件がまだ解決していないため、続きは読む予定ですが、続きの出る冬には、このねっとり加減が恋しくなってるといいなあ・・・

3

続きものです

既に書かれていますが、続きものなので一気に読みたいという方は12月まで待たれた方が良いです。気になるところで終わっています。
私はそれを知らずに読んでしまったタイプです。

鳥谷先生の攻めって良い意味で変態が多いなという印象ですが、とあるアダルトグッズを在庫があるやつ全種買うなど今回もなかなかパンチがあります。

刑事ものであるので事件が起こります。最初の事件で篠森は両親の事もあり愛を信じないという性格というのが分かります。ウサギの玲於奈を愛でつつ、同僚たちともいい関係を築いているので百合永に対しては意地っ張りみたいな言動がありますがそれも可愛いと思えます。
篠森の恩師が亡くなった事の真相の為に独自に捜査を始め、それがきっかけで公安である百合永に体を差し出す事を条件に情報を得ます。その情報も有益というよりも篠森を事件から遠ざけようとしているように感じてしまい何を考えているのか分からないです。
ひょうひょうとしているようですが、かなり篠森の事が好きなのかなと思いました。

愛を信じない篠森が百合永に落ちていく過程は大事だし面白かったのです。しかし事件が結構大きいのに2人の恋愛面の方に力が入ってしまい事件よりも『百合永の変態さ』の印象が強すぎたかなと思います。もちろん恋愛面が多い方が嬉しいのですが、どんな事件だったっけ?と記憶に残りにくいです。

ただの変態紳士ではない百合永とのやりとりがとても面白いです。
百合永の言動など気になる部分が多く、次はどんな変態っぷりを見せてくれるのかなと次巻が楽しみです。

4

もう変態に思えない

鳥谷しずさん、初読みです。自分の読書の幅を広げようと、刑事もののタイトルと落ち着いた雰囲気の表紙に惹かれて、手に取ったのですが…。

挿絵と絡みの描写が、とにかくエロいです。
手練れのゲイ・百合永が、恋愛経験のない無垢な篠森を激しく甘く攻め、官能を拓いていく描写に、思わず喉がゴクリ。二人が家来とご主人様的な立場にあるせいで、行為の最中に百合永が篠森を「瑞紀様」なんて呼ぶのも、かなり萌えます。擬音と喘ぎ声も雄々しいです。このくらい振り切れたエロスもいいなあと堪能しました。小山田あみさんのイラストも、快楽に震える篠森の表情が美しくて、素敵です。

ただ、刑事の篠森が恩師の死にまつわる情報が欲しくて公安の百合永の要求に応じて抱かれる、という動機が、今一つピンとこなくて。肉親の愛に恵まれなかった篠森が生きる目的を教えてくれた先生に恩を感じるのは分かるのですが、自分の初めてを差し出すほどの事件かなあと、つい思ってしまいます。でも、恋を知らない篠森のおぼこさゆえと考えれば、かなり可愛い気がします。そういう意味でも、篠森と愛兎・玲於奈は同類ですね。賢くて腕もたつのに、箱入り息子なんです(笑)。

百合永と篠森の絡みが多くて、刑事ものの設定が霞んでしまった感じもするのですが、篠森が百合永に惹かれていくために必要な過程なのでしょうね。百合永に包まれて、篠森の頑なだった心が溶かされていくのが自然と納得できます。

なんとなくですが、百合永は再会後の早いうちから篠森を好きだったような気がします。勝負する時に、自分が着るものがないからと篠森にも裸になってくださいなんて、かなり怪しいです。篠森がうっかり裸になったら、「本当に抱かれたくないときは、男の前で裸になってはいけません」なんて、言われたんじゃないでしょうか。
百合永が篠森に囁いた「夜の花に囲まれて見る月は、ひときわ美しいと思いませんか」は、かなりロマンチック。「愛の温もりを教えて差し上げましょう」は、愛の告白に聞こえます。その後の行為も甘くて!百合永は篠森をかなり愛しく思っているに違いありません。私はもう百合永を変態に思えなくて。

だから、篠森が潜入捜査中に聞いてしまった百合永の言葉は、篠森を守るための方便ではないかと予想しています。
未解決の篠森の恩師の事件も、二人の恋の行方も、次巻ですっきり解決してくれることを期待しています。

4

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