乃一ミクロさんのレビュー一覧

ファーターと愛弟子 ~寵花は師の手で花開く~ 小説

はなのみやこ  乃一ミクロ 

育てる喜びと育てられる幸せの中で

今回は招致された元ピアニストと音大付属高校の新入生のお話です。

攻様に憧れ続けた受様が彼の指導でピアノの才能を開花させるまで。

受様の母は音大で受様の父と知り合い、卒業後も交際を続けていましたが、
地元で音楽教師となった母は指揮者として頭角を現し始めていた父が海外
の楽団に招致された事をきっかけに別々の道を歩みます。

母が受様の存在に気付いた時、父には別のパートナーがおり、未…

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ファーターと愛弟子 ~寵花は師の手で花開く~ 小説

はなのみやこ  乃一ミクロ 

ピアノの旋律と共に

作中にずっとピアノが鳴り響いているような美しい雰囲気のお話でした。
攻めの溺愛も受けの真っ直ぐな性格も気持ちいい。
乃一ミクロ先生の表紙、文句なく美しいですね。作品の雰囲気と大変あってました。

しかし何点か引っかかりました…
まず受けの実の父親、朝比奈ですがあんなにひどい言葉を投げつけておいて実は才能認めてたよ!お詫びにコネで憧れのピアニストの師をつけるよ!ってあまりにもひどくありませ…

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ブラザー・オート・スポット コミック

乃一ミクロ 

雰囲気とキャラがカッコいい

とにかく全体的に雰囲気とキャラがカッコいい作品だな、ということにつきます。

セイナもジンもスリムだけど華奢じゃなく、キレイでカッコいい。

セイナの最初の登場のときの姿も、2回めに出てくる時のパーカー姿も、なんかカッコいいです。
だいたいマンガだと、話の中で「あれ?気付かなかった」っていう見た目でも、読者には、あまり違って見えない事が多かったりしますが、セイナは確かに顔は同じなのになん…

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ファーターと愛弟子 ~寵花は師の手で花開く~ 小説

はなのみやこ  乃一ミクロ 

わりとダメな大人だよなぁ

音楽学校を舞台にした師弟ものになります。

名門音楽学校に入学した奏人。
彼の個人レッスン担当は、なんと幼い頃から神と崇める憧れのピアニスト・レオンハルトだったんですね。
過去のとある出来事から、自分のピアノに対して自信が持てない奏人。
しかしレオンハルトは、そんな奏人のピアノに、愛と賛辞を惜しみなく与えてくれてー・・・と言うものです。

まずこちら、主人公である奏人ですが、いわゆる…

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王様αとパピーラブ♥ コミック

乃一ミクロ 

ハッピーオメガバース

ハッピーでまるでディ〇ニーのような、BL版シンデレラのようなオメガバースでした!
オメガバースは読んでてキリキリしちゃうのが多いので、何も考えず楽しく読めて良かったです。

主人公の総一郎が、最初エリートで眼鏡で潔癖症で、恋はしない!とか言っちゃう真面目でクールなキャラかと思いきや、キャラ変が凄かった笑
運命の番に出会った途端、王様に流されっぱなしだし顔も赤くて女の子のよう!

運命の…

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彼の部屋 小説

渡海奈穂  乃一ミクロ 

ポルターガイストBL

ポルターガイストというか…住んでるアパートに「先住者」がうじゃうじゃいて、それに気付かず暮らしているリーマン・藤森が主人公。
気付かずと書きましたが、霊を見るわけではないのだけれど、とにかく毎晩変な物音、電化製品の故障、その他不眠など、心身の不調には悩まされている。
そこに声をかけてきたのが、共有喫煙スペースで時折会う江利という男。
江利からもらった安眠用ポプリが思いがけず効き礼を言ったとこ…

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王様αとパピーラブ♥ コミック

乃一ミクロ 

かわいい!

オメガバース物が割と好きなのと、表紙が可愛いなと思い読んでみました。
潔癖症なΩの総一郎は生涯独身貴族と決めていたのに、ヒートを起こして動けなくなっていた時に通りかかったヒートに酔ってなさそうな人に部屋に連れて行ってとお願いしたら気づいたらセックスしてるという流れがまずめちゃくちゃ好きです。しかもその相手は実は王様でしたーとか、大好きな設定でしょ。ありがとうございます。
総一郎から出る香りをお…

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王様αとパピーラブ♥ コミック

乃一ミクロ 

とにかく幸せなオメガバース作品

試練や辛い話が多くなりがちなオメガバース作品ですが、この作品は紹介文にもある通りとにかくハッピーで、最初から最後まで幸せな気持ちで読むことができました。オメガバース設定が生きていない、なんてこともなく個人的には攻めのオメガバース性に対しての考え方に少し感動しました。絵もとても綺麗で、作中に受けが異国の服を着る場面があるのですがびっくりするくらい美しいです!
幸せな話が好き、異国のお話が好き、ピュ…

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青ひげ公の婚礼 小説

沙野風結子  乃一ミクロ 

不思議な感覚に酔いしれる

タイトルを見て、まずはじめに青ひげ公の童話を思い浮かべました。
童話には残酷さやあまり救いのないイメージがありましたので、青ひげというモチーフに沙野先生は一体どんな味付けをするのだろう?と、読む前から期待大。
沙野先生らしい一癖も二癖もある読み応えのあるお話でした。
以下、ネタバレを含む感想となります。


読んでいて物凄く不思議な感覚に陥る作品。
わけの分からなさに頭が混乱しつつ、…

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欺かれた男 小説

英田サキ  乃一ミクロ 

想定内の展開

タイトルが最大のネタバレ。
タイトルからして展開が読めました。ちょっと残念。
また文庫で購入した為、SSが電子だと読めるとレビューをみて気付きましたがSSの為だけに電子も買う気にはなりませんでした。

読ませる力があり、あっという間に読めるので1冊が短く感じるほどです。
英田先生の他作品が読めば読むほどクセになるので1冊だけの短い話よりもシリーズの方が本領発揮するんだなと感じずにはいられ…

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