乃一ミクロさんのレビュー一覧

モンスターフレンド 小説

丸木文華  乃一ミクロ 

怖い本


他のレビューを見て、何となく内容を理解してましたが、実際の本を読むとまた違う感じがします。

とにかく、怖かった!!

結構、ヤンデレや執着系は好みで読みあさってるのですが、1位2位を争うほどヤバイ攻めです。

執着といえば、執着なのですが、一言で言うと、サイコパスです。

自分の思うことが正しい。絶対。という性格で、受けくんの意見は一切聞きません。
自分がこうしたいからと言…

5

真珠にキス 小説

遠野春日  乃一ミクロ 

救済系ともいえる

読み終わって結果的には私好みのお話だったんですが、あらすじとか当初の展開から段々変わってしまう印象。
あらすじから言うと、澄ました大学の准教授が傷痕などに執着する倒錯した性癖を暴かれて…
…みたいな話として始まるんだけど。
読んでみると、美しきビッチが振り向かない男に恋焦がれて、というストーリーの方が主になってくる。
ビッチは、ヤクザ幹部の朝霞。
元々普通の学生だったのに陥れられて刑務所…

1

ナルシスト、異世界にて竜の嫁になる 小説

伊達きよ  乃一ミクロ 

これは愛さずにいられない

この受けの雪がすごくステキなキャラです。
ナルシストと一言で片付けられない人です。
決して人を見下すような言動もしないし、最高の自分に向かって努力を惜しまず、押し付けがましくなく周囲に優しく、気を配る事ができる人です。
有言実行で、努力に裏付けされた自信家に不快感は持たないでしょう。
こんな人いたら好きにならずにいられないと思います。

リーホァンが幼体から成体になった場面でのお洋服事…

7

ナルシスト、異世界にて竜の嫁になる 小説

伊達きよ  乃一ミクロ 

受けが全部持ってくお話

Web発の異世界ファンタジー。冒頭試し読み部分の突き抜けたナルシスト受けが気に入ったので読んでみた。

全体的に心理描写が少なく、神視点に近い三人称になっていて、ファンタジー色が濃く出ている。攻めのリーホァン視点でも魔法使いのシャオヤ視点でも受けのことばかり語られるため、彼らから見た魅力込みの雪を追う形で読めた。

ストーリーは大筋はシンプルで分かりやすい。
初恋にそわそわしたり、些細な…

4

モンスターフレンド 小説

丸木文華  乃一ミクロ 

モンスターという名に恥じないサイコパス攻め

丸木さん作品2冊目ですが、才能ある気がしてなりません。
好みは別にして、心に残る一冊を届けてくださいます。

今回はタイトルぴったりな幼馴染モンスターに惚れ込まれた哀れな受けのお話。
作者がサイコパスというだけあって、攻めのヤバさが飛び抜けていました。
世界は自分中心に回っているが、それを悟らせないどころか周りを納得させて、その世界を実現できるんですよ。
たち悪いったらありゃしない。

0

トスカの狗 コミック

乃一ミクロ 

若頭同士

極道もの好きなので買ってみました。
それほどシリアスではなく、雰囲気の中で楽しむラブストーリーという感じです。

敵対している組の若頭同士。どっちもイケメン。桐谷組の仁科は、組をつぶすくらいならと、自分の体を使って相手の黒田組の冬史と関係を持つ。
この辺とか、色々ありつつも結局組のいざこざもなんか丸くおさまるあたり、実際にはそんなうまくいくかな?と思ってしまうところ。
ただ、最初のカチ込…

2

モンスターフレンド【番外編】 小説

丸木文華  乃一ミクロ 

どんより鈍く落ち込んだ

本編直後に読んだ。二人の雰囲気は変わらず湊を求め将来設計も完璧な悠馬と、人間を止めて流される湊の日常話。

湊視点で語られる現状、湊はそれなりに正しく状況を把握しているようだが、納得した上で流されているよう。ラストは自ら心まで明け渡してしまいそうな終わり方だった。絶望の中に光を見出す自己防衛措置かもしれないし、一方的から双方向への変化と見てハッピーエンドにもなるかもしれない。

本編は終わ…

1

モンスターフレンド 小説

丸木文華  乃一ミクロ 

明るい陰湿サイコパスの優しい虐待

攻めの属性に興味を惹かれて手に取った一冊。しかし腹黒さが陰湿方向に突き抜けていて、なかなかしんどかった。

丸木さん、たぶん初読み。するすると読みやすい文章。一人称だが独り言感が出たり説明調になって違和感を覚えることもなく、三人称一視点と変わらない感じ。

湊は甘やかされて育った設定どおり、精神が未熟。それに、学生だから仕方ないとはいえ、高校生にしては生きている世界が狭すぎる。悠馬からの優…

2

ナルシスト、異世界にて竜の嫁になる 小説

伊達きよ  乃一ミクロ 

お話はタイトルと印象が異なります

昨年末に『笑える話を読みたい今読みたいすぐ読みたい病』が発症してしまいQ&Aの『小説読みたい人寄っといで【小説推進委員会】』の場をお借りして教えていただいた一冊。

確かに、異世界転生にも動じず『人目をはばからない自分大好き』発言を繰り返す嶋雪というキャラクターはトンチキ方面にぶっ飛んでいるんですよ。本人は面白い事を言っている訳ではなく、いわゆる『素でおかしい人』なの。だから読んでいるこちらに…

12

トスカの狗 コミック

乃一ミクロ 

さらりと読める

絵がかなりキレイでした。
冷たいような表情のなかにも少しずつ変化があったし、身体のバランスもすごく良かった。

お話は全体的にさらりとしていて
深いところまでの説明はない印象でした。
それでも極道のピリッとした緊張感は伝わりましたし、抗争の緊迫も感じました。

ただ、冬史と智也がまだ
冬至と湊だった時の話だけはもう少し知りたかったです。
キズを一目見てすぐ気付いていた辺り、
冬…

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