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五百香ノエル SHOOWA
けもけもぱぷ
ネタバレ
上下巻そろってから一気読みしました。 上巻のほうがテンポがよくて、ほんとうに一気でした。 とにかく大昔のジュネのような耽美な鬱設定なんですが、これぐらい浮世離れしてると、なんちゃってBLらしくていいかも。 それにしても、五百香さんは妄執ともいえる恋着を描くのがうまい。 恋とか愛とか、そんな言葉もなく突き進む主人公の受けの一途な気持ちが、話の流れを作る、押し流していくかんじで、一気に…
SHOOWA
てこ
突然、死んだ兄の養子カイと暮らすことになったセス。 嫌なら無理してここにいる必要はないとセスは言うが、ここにいたいと言い張るカイ。 最初はこのカイが謎で言動の意味がよくわからなかったんですが、ストーリーが進むにつれて二人の過去やいろんなことが明らかになっていきます。 …この辺はちょっと話がややこしくてわかりにくいんですが、それを踏まえた上でまたもう一度読み直すと…ああ、だからか…と多々納得で…
むつこ
短編集ですが、スピンオフ作品多数なので注意が必要です。『向日性のとびら』と『Non Tea Room』は先に読んでおいたほうがいいと思います。 ストーリー的な分かりにくさは大歓迎なんだけど、それ以外の部分では分かりやすくして欲しいな、と思ってしまいました。 登場人物が多いんだけど、誰が誰か解らなくなってすぐに混乱してしまう。 あと、作者さんの脳内設定に広がりがあるのは分かるし、それはすごくワクテ…
読みながらずっと「惜しい…」と思ってたのですが、読み終えて改めて、「惜しい」と思いました。 あとがきで説明するならもう少し分かりやすく描くべきだったと思うし。そうじゃないなら一切説明せずにすべての解釈を読者に委ねるべきだったとも思いました。 前半は神です。 謎だらけなんだけど、興味をそそられてグイグイ読める。 全体的なストーリーも神です。 仕掛けが半端ない。 だからこそ、後半での伏線の回収の仕方…
ぐみと
運命はすべて、なるようになる…のか? 上巻ではまだ判りませんが、確かに受は、運命に翻弄されているような感じがします。 注目のテニスプレーヤーでありながら、複数のパトロンを相手にする男娼という一面も持っている受は、暗くてえげつない過去を持っています。しかも孤独を抱えていて、ちょっと病んでいます。おまけに敬虔なキリスト教徒である攻からは、はじめは悉く避けられます。この時点からして、ほのぼの系を…
表題作はすべてがツボでした。 心理描写がしつこくないのが好き。表情の変化や動きなどに、過剰さがないのが好き。(ページめくったら大ゴマ+キメ台詞でバーン!みたいなのが基本的に苦手なもんで) それなのに、しっかり感情が伝わってくるところが好き。 無表情の裏側で、相手のことを一生懸命思いやってる攻めがどんどん追い詰められていくのが切なくて仕方なかったです。 最初に寝たときは打算もあったのだ。「自分の欲望…
作家買い決定です。 初読みの漫画家さんだったんでしたが、作家買いを決意させられました。 「絵、そんなに好きじゃないなー」と思いながら読みはじめたんですが、ストーリーの面白さで夢中になり、読み終えたときには「大好きな絵」に分類されてました。←よくあるw 全体的なセンスが好き。 モノローグのセンス、会話のセンス、コマ割りのセンス、そしてユーモアのセンス。お下品さの匙加減も私好み。 過剰な演出なんてな…
雀影
表題作・バンド男子のお話と、前コミックスの続編が収録されています。 前コミックスは、かなりギャグ味がついていましたが、こちらは全編にわたって切ない系です。 表題作、バンド男子くん達の恋愛は、なかなか切ない。 そして二人とも、かわいくって、どうにも百合くさい。 オレ様嫌いの私としては、こんな百合ップルは大歓迎。 どっちも受けくさい美人ちゃん二人なのに、実際やるとなったら、受けの子の方が…
作者さん初コミックスと言うことで、いろいろ味わいの違う作品が3作品(3シリーズ)収録されています。 表題作はSF風味シリアス系、「愛と現実~」がファンタージー風味ギャグ、「Evrebody Knouws」と「樋野山~」が普通に日常BL. 「Evrebod~」と「樋野山~」は同じ店を舞台に、登場キャラも同じ。 他の2作品も、かなり無理矢理な感じもありますが、「樋野山~」の焼鳥屋「風来」を媒…
久江羽
「向日性のとびら」のスピンオフとのことですが、私にとって「向日性~」が難解だったので、この作品を購入しようか迷いました。 で、結局購入したわけですが、今度は結構わかりやすかった。 私があまり好きではないドラッグや殺人などのブラックな設定が背景にあるのですが、とりあえずはすっかりダウンな気分にはならずに済みました。 主人公は殺し屋のマリだと思うのですが、彼を取り巻くジンを始めとする個性…