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表題作向日性のとびら

シス,31歳,内装業自営
カイ,17歳,兄の養子

その他の収録作品

  • deux
  • trois
  • quatre
  • cinq
  • six
  • 描き下ろし

あらすじ

欧州の古都で暮らすシス・ベゲットは、突然亡くなった兄の養子・カイと同居を始めた。ところが、カイは夜毎シスのベッドに潜り込んでくるのだ。 17歳のカイの大胆な行動に、大人のシスは翻弄されてしまったが…。ピュアな恋が心を揺さぶる長編サスペンスラブが描き下ろし付で登場!!
出版社より

作品情報

作品名
向日性のとびら
著者
SHOOWA 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
ISBN
9784832285897
4.1

(172)

(92)

萌々

(34)

(29)

中立

(11)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
26
得点
694
評価数
172
平均
4.1 / 5
神率
53.5%

レビュー投稿数26

家族愛の物語

受け攻めだけではなく、モブの様に顔もはっきり描かれない兄を含める三人の人生の物語です。

と言い切りましたが、読後「向日性のとびら」という題名の意味するところが全く分からない自分ですので、家族の話が主ではないのかもしれません・・・がやっぱり家族愛の物語でしょう。

と同時に子供が大人を好きになる気持ちとその変化。そうした描き方に感動しました。

全く古さを感じません。今年の新作と言われても信じたと思う。何も気にせず多くの人に読んでみて欲しいですね。

0

日向で生きたい 暗い所で生きる人達

なんと表現していいのか・・物悲しい。
スパイや、監視付きの研究者を描いた作品。
実際に世間には監視付きの高IQ者が存在して、自国や好きな所に住むことが出来ないでいるらしいので、痛々しく読みました。才能があると、普通の生活を営めなくなるんですね、気の毒です。

以前、脳を操作して記憶を上書きしたり、消したりする技法について取り上げたBL小説「疵物の戀」を読みました、軍事利用を避けるため研究者の記憶を消す展開でした。
この物語はもっと惨い。
犠牲者が沢山出て、研究者自身も処分されてしまう。
複雑な粗筋なので、作者による解説が一番最後にありましたが、人気の「スパイファミリー」のように、じっくり読める長篇にしてほしい作品です。

この三人は、仮の名前;通名が複数ある。
兄:メルナール・ベゲット
弟:シス・ベゲット
養子:カイ(海)

ある日突然、シスに死んだ兄メルナールの養子が、扶養と保護を求めて訪れる。
弟シスには、兄メルナールの記憶が殆ど無い。
カイから聞く話は、奇妙に辻褄が合わない。
謎の男たちから尾行や拉致や暗殺未遂を受けだす。
不思議な出来事が、カイの登場からドンドン溢れるように出てくる。

最後に、記憶をいじられていないカイが、全ての経緯をシスに語ります。
「月影」と同じ、この物語も「愛を知る」が全体に流れるテーマでした。
読後シンミリしてしまった。

次世代は、誰かの都合で消されてしまう気の毒な人達が減る、出来れば使い捨てにされる人が居なくなる全うな世界になると良いなと、思います。

---
向日性
植物の茎などが太陽光線の強い方へ向かって屈曲する性質。
向光性。屈日性。⇔背日性。

1

カイの一途な恋心がよかった

前半は、いいわぁ〜、SHOOWA先生ぼいてこういうことなんでしょうね、少しずつ謎がわかってきて、キャラの気持ちも近づいてきて、こっからどうなるの?ドキドキする〜!と思って読んでいたのですが!!

後半、ど肝心の伏線回収の場面が、ぜ〜んぶセリフで説明って!?!?どういうこと〜!?と。
すんごい文字量でwww
驚きとともに、途中で私のおちょこ脳はフリーズしましたw

前半、伏線はりまくって、いい感じにじわじわきて、さあここからどうなるのかしら〜!?とワクワクしていたのにw

せっかく広げた大風呂敷があんな形で包まれるなんてw

設定、エピソード、経緯など盛り盛りで、時系列やら人物の名前の入れ替わりもあり、ただでさえ複雑なのに、それを一気にセリフでまくしたてられて、一度目は途中から理解することをあきらめてしまいました。
二度読んで何とか理解(ツイッターのフォロワーさんが時系列をまとめたすばらしい資料をお貸し下さったおかげ)

あとがきの「途中展開が目まぐるしくなったり分かりづらい所も多々あったと思いますが」に、はい!そうですね!といにしえのアルタのお客さんみたいになりました。

終盤、カイが子どもの頃からずっとシスのことが好きで、今回のこともシスをひと目見たら一緒にいたくなってしまって…勝手なことした…と涙ながらに謝るのがかわいいやらそんなに好きなんやねとぐっときた。

シスもカイのことを好きでたまらないけど、カイのことがよくわからず不安になってたからこれで心置きなく両思いになれてよかったなと。

シスは記憶を失っていても今まで必死に前向きに生きてきて、事情を把握後も記憶は戻らずそれでもカイと一緒に生きていく様がタイトル(植物が太陽光線に向かって屈曲する性質、のとびら)かなと。

あと、兄がかけたパスワードはベタに愛の言葉なのかなと想像。

「ジンと猫は呼ぶと来ない」を読んだら本作をもっと理解できるとのレビューがあり、読みましたが、短編でジンのことは少しわかったものの、あちらはまたテイストの違うお話で、結局カイとシスはいい感じになっていましたとさ。て内容でした。

0

不朽

ヘリオトロピズムの扉
向日葵とか、朝顔がわかりやすくそんな感じですよね。
光ある方の扉を開けてしまったのだ。

◾︎シス(31歳)とカイ(17歳,シスの兄の養子)
唐突な始まり方かと思うのに、すべて計算されているという。先生の色々爆発してる漫画と、緻密な漫画の差がすごい。調和してる作品もあり、そこも魅力的です。高校生と高校生が出会って惹かれ合うというBL漫画のお約束的お話であっても先生にしか描けないと思う作品になるし、こちらなんかは如実に先生だから描けるお話。アイリーンすら伏線。

シスがいい塩梅におっさんで雄でガッシリしてて、ぐいぐい行くので、まーカッコいい。シリアスなストーリーの中に萌がしっかりある…至福
ジンが良い味だしてます。「テメーの身はテメーで守るのが男ってもんよ」とジンは言いましたが、自分の出自を確かめるために、シスはテメーで動くわけです。
やたらめったら信用する創作物もありますが、シスはしっなりカイを疑って、自分の足で情報を稼いで、そしてカイを疑った事を反省するという、この流れが痺れるほど良い。

メルナールの最期についても、これは因果応報という事なのでしょうか。彼がすべて許されて安らかに死ぬわけにはいかない…

「ジンと猫は呼ぶとこない」もご一緒に。

1

2巻に続いた方がより自然だったかも

 物語全体の雰囲気と、ファンタジーとリアルさのバランスのとれた設定はとても好みでした。冒頭のシーンがラフな修羅場だったので、そのままほのぼのした空気感が続いていくのかなぁと思いきや、銃や人体実験というワードも登場するなど、想像を遥かに超えてシリアスな作品でした。年の離れたシスの元に、突然やって来たカイ。彼を取り巻く謎が物語の肝となってくるわけですが、その答えも非常に練られていて、構想が素晴らしかったです。

 ただ、萌評価に留めた理由は、メインキャラであるシスとカイにBLとしての魅力をがっつり感じることができなかったから。答えに近づくにつれてシスの兄の存在感も強くなり、シスが記憶を失くす前の3人の関係から今に至るまでの流れがなんとなく繋がりにくいような印象を受けました。メルナールとカイ、メルナールとシスの関係性の方が、シスとカイの関係性よりも強固なものに感じられるような気がして。もちろん、あれだけ切羽詰まっていたカイが、恋愛的な意味ではシスを愛していたのは疑うべくもないのですが。後半の伏線の回収の仕方が駆け足気味だったのと、もう少し以前の3人の関係を深く知っていればもっとメイン2人の関係にもハマれたのではないかなと思いました。

1

サスペンス色強め

絵も素敵だしカイは健気で可愛いしシスのお顔もとってもかっこいいんだけど、、
いかんせん話が難しい笑
???となりながら読みました。なんとなくの流れは分かるけど細かいところ気になる。年表書いて整理しなきゃわからん、、笑火事とか一緒に暮らしてたとか離れて暮らすのようになったとか、でも同じアパートには住んでたり…あと名前が今の名前と前の名前とでどっちの人ことを言ってるのか分からなくて混乱笑
でも全然想像と違ったストーリーで面白く感じた。
エロエロなBLが好きな人よりお話重視の人にはオススメかな。
パスワードはいったいなんだったのか気になるし、最後の女の子は誰なんだろうな
あとジンもシスが好きなんだよね…?健気、、
まあ何よりカイが可愛いです。俯いたとかのまつげがきれい!笑
初恋の話はちょっとグッときた
あとシスがマカロンを食べてそれをカイが見てるシーンもそういうことかっていう。健気だ〜〜

2

映画作品のような読後感

読んだときの体調が悪かったのか、目指すところは分かったものの、萌え要素の少なさを差し引いてもBL作品として「面白い」と感じるまでに至りませんでした。

どちらかというとミニシアター系の映画作品のような読後感があり、間やセリフが独特な作品でした。何度も何度も読めばクセになりそうな気がします。

0

もったいない・・・・続編希望!

1、2話といい具合に話が進んで行ったのですが、、、、
途中からセリフの詰めすぎで伏線回収ONLY!という進行が非常にもったいなかったです。。。。
マカロンも、パスワードも、最後に出てくる女の子も、もっとちゃんと回収する予定だったんだろうな、と思いました。
窓際の3つの植木は、兄、カイ、シスなのかな〜^^

ということで、大好きな作品ですが編集部の方への抗議(?)アピールとして萌2です。

設定が少し似ているパパsアサシンに期待します!

4

SHOOWA先生の味のあるタッチ

SHOOWA先生大好きです。本当にこの作品はBLで最も心揺さぶられたと思います。
SHOOWA先生の作品はシリアスやギャグ様々ですが、先生のセンスが光るのはやはり今作品の様なシリアス切ない系だなと改めて感じました。そういう系の方が表現難しいですよね!でもこの先生は表現の方法がとーーーっても上手で引き込まれます!!
SHOOWA先生の荒いタッチに賛否両論ある様ですが、私は本っ当にこの味のあるタッチ好きで、私の絵柄好きランキング上位です♡
先生のタッチはこの作品のような海外モノが1番合っている様に感じました。
すみません、好きすぎて話逸れてしまいました。w

最後にどんでん返しの展開などで感動した作品は多々ありますが、この作品は全ての行動にこんな意味があったんだな、なるほどと、どの作品よりも最後に感動させられました。
皆さん仰っているように、1度目では理解しがたいと思いますが、2度読むと本当に理解できるんです!シスとカイはずっと繋がっていて、そこに重要な兄の存在があったこと。
読者はシス目線で状況を理解していくので、予想外の真実に驚かされますが、その洋画の様なミステリアスでシリアスな展開の途中にしっかりと萌えもあります。本当にカイ健気で可愛いほんと可愛い(笑)
私は最後のシスの兄からのメッセージで号泣しました。シスがこのメッセージを読むことを分かっていたこと、死してなお2人を見守ってくれていることが伝わってき、心が締め付けられました。

たゆまぬ愛が生み出す映画の様な感動的なお話だと思います。間違いなく神評価です。SHOOWA先生のこういうお話大好きです。ギャグが合わずに趣味じゃない作品も多い作者様ですが、絵柄が好きで必ずチェックしています。また感動モノと聞かれたらまずSHOOWA先生と答えると思います。

7

長編原作を120分映画にした感じの残念さが…

SHOOWAさんの既刊作品で、この作品ほど「勿体ない!!!」と思うものはないです。
1~2話のSHOOWA作品らしい艶っぽい恋愛ターンを経ての3話目からの急展開にワクテカしながら読んでたら、4話目で物語の肝の部分が某登場人物の台詞(おびただしい文字量!)で一気に語られてしまって唖然としました。
何故こんな形に?!?!
BLだからそこは丁寧に描く必要ないって判断???
シスとカイのラブストーリーとして読む分にはこの形で十分なのかもしれませんが、でもやっぱり、折角の大掛かりなシナリオをこんな形で消化してしまうのは勿体なさすぎます。
数巻使ってでも、文字で語られてしまった部分を漫画で読ませて欲しかった。゚(゚´Д`゚)゜。
こういうの読んじゃうと「あーもうこれだからBLは!!」と憤怒したくなります。

ストーリーについては、SHOOWA作品にしては珍しいくらいに説明過多で解りやすいのですが、二度読まないと解らない仕掛けもちゃんと散りばめられていて、再読は必須です。
第2話でシスがカイに言われてマカロンを一つ選ぶシーンなんかは、再読してこそカイの表情の意味に気付ける仕掛けですね。
明かされなかったパスワードも読み返してこそ気付けるものではないかな。

最後の一コマを読み終わって初めて解る「向日性のとびら」というタイトルに込められた意味の深さにグッときます。
そして描かれている愛が大きい。
SHOOWAさんの作品って、シリアスなのもおバカなのも一貫して、愛や人の性(さが)について読後しばらく考えさせられます。

繰り返しになりますが、シスとカイのラブストーリーとして読む分にはこの形で十分なのかもしれません。
だけどそれ以上の深みを持っている作品なだけに、もっとしっかり読みたかった残念さが拭えません。
同じような空気感を纏って進行中の「パパ's アサシン」に期待したいと思います。

1

好きだから、「中立」で。

◆あらすじ◆

パリに暮らすシス・ベゲット(31歳)。
彼のもとに、死んだ兄の養子・カイ(表紙絵の少年 17歳)が現れたのは、4か月前。カイの美少年ぶりに魅せられ、一緒に暮らし始めたシスは、何故か毎夜ベッドにもぐり込んでくるカイに戸惑いつつも、次第にカイを愛するようになっていきます。
しかし、カイは「シスのこと幸せにできない」という言葉を残して姿を消し、カイの行方を追うシスは、カイと自分自身の意外な過去を知らされて――
FBIに追われる身となった2人の恋の行方は?
サスペンス仕立ての作品。スピンアウト作品「ジンと猫は呼ぶと来ない」のメインキャラ・情報屋のジンと殺し屋のマリも、シスの知人として登場しています。

◆レビュー◆

とにかくカイが可愛くて艶っぽい!
カイの翳りを帯びた透明感のある美しさは、私の中ではSHOOWA作品史上最強です。
こんなコにベッドにもぐり込んで来られたら、ノンケ返上(?)しちゃうのは自然の摂理。
図らずもカイに欲情してしまうシスの戸惑いや、2人の濃厚Hシーンにも惹き込まれます。
14歳違いの年の差カプな2人、見た目のバランスもすごく良いのですが、ひと回り以上年下のカイに夢中になって余裕がなくなってしまうシスがたまらない。

しかし――
この作品、シスとカイのラブストーリー自体はピュアで切なくてめっちゃイイんですが、正直サスペンスの部分が・・・辛い。
何が辛いって、2人が巻き込まれている事態がとても複雑なこと、しかもその事態に関しては殆どセリフで説明されるので、その部分がモーレツに冗長に感じてしまうことです。
サスペンス要素がストーリーにうまく絡んでないことによる違和感をとても感じます。

構想そのものはすばらしくて、本来の設定が生きていればBLを超えた名作になった作品だと思います。
でもそのためには紙面も相当必要で、少なくともシスの兄はもっとじっくり描かれる必要があるんじゃないでしょうか? 
そうでないと、彼が命懸けで守ろうとしたものの重さが全く伝わって来ないし、それが伝わらないのであれば、こんな複雑な設定である必然性さえなくなってしまう。
SHOOWAさん自身あとがきに「書きたい事も書けなかった所も沢山あって」と書かれてる通り、この作品の本来のスケールは、単行本1冊のスペースには到底納まりきれなかったのでは?という気がします。

途中で折れそうになる話なので、とりあえず、
①実はシスとカイは以前からの知り合いだが、シスはその事実を記憶していない
②カイは、シスとの過去の関係をシスに伝えられない事情がある
③カイは在る仕事をしているが、それをシスに隠している
④シスとカイはかなりシリアスな事件に巻き込まれている
ということだけ把握して、ラブストーリーに専念して読むというのもアリかなと。

シスの兄の記憶を受け継いでいるのかもしれない(?)謎の少女が、彼の日記が埋められた木の下に佇むラストは、とても映画的で余韻の残るステキな見せ方だと思うのですが、その余韻をかみしめられるほど作品に入り込めなかったのが本当に残念。
う~ん。。。SHOOWAさんの作品はとても好きなだけに、今回は敢えて中立ということで。

7

yoshiaki

「ジンと猫は~」は、「向日性のとびら」のスピンアウト(子会社化)ではなく、スピンオフでした((+_+))アワワ

俯き加減のカイの表情が本当たまらないです。

本当、BLってすごい。
普通に萌えの漫画の中に、時々こういう変わり種が混じっているので侮れないです。

フランスが舞台のサスペンスもの。
とにかくカイが健気で可愛くて、最悪な事態を想定してハラハラしながら読みましたがハッピーエンドで良かった!
シスの記憶喪失とか、兄のトンデモな研究とか(もう少し研究内容に説得力があった方がよかったかも)気になる点は色々あれど、このラストがあるならどうでもいいです。
この作者さんのシリアスだと上手く結ばれない話が多い気がするので、本当、カイはシスと幸せになれてよかった。
スピンオフでも仲良くしていたので、嬉しい限り。

何度も読み返しましたが、俯き加減のカイの表情が本当たまらないです。
後半の情報詰め込み過ぎは、読み辛くて勿体なかったかなあ。

2

いつも混乱のままだっった

好きな作家さんなので、未読はないものの、この一連作品は
私の中で整理ができず
誰が誰で何が何なのか、わからないままです

外国という設定かつ裏社会、似ている顔、読みたい知りたいと思えば多分、覚えられるはず・・

何度読んでも同じ感覚なので
私にとってこの一連作品は合わないのだと思いました

世界観にはまれる人はどっぷり楽しめると思います

パスワードがなんだったのかよ見直す度にしっかり
考えようとおもいつつ
気がついたらページをめくり進めており
物語は終わっている


3

全てを知りたいけれど、多少のことは雰囲気が伝えてくれるものなんだ。

う、わ。。。…泣きました。
嗚呼、これが「SHOOWA節」ってやつなんですね。
私が『僕らの三つ巴戦争』で知って(好みではない)、
『イベリコ豚と恋と椿。』で気になって(好きになった)
っていう順番でSHOOWA作品に入ったんで、
読まず嫌いしなくてよかったと素直に思いました。

最初のセックスシーンから、
既になんだか萌えとは違う感じではあったんだけど、
読み進めていくうちにすごく大きな展開に。

確かに説明的なセリフが多くて、
頭の中でもガンガンしゃべるから
1Pの文字量はとても多い。
そして、改めて見直してみると
ここはもう少し大コマで欲しいとか
コマ割り考えてほしかったってとこもありました。
でも読んでるその最中は、物語に入り込んでたので
私個人としてはそこまで、引っかかるほどは気にならなかった。

それよりも、読み進めてる間、
心臓握られて徐々に力強められていくような、
切な苦しい気分に支配されたことのほうが
印象に残ってます。

いくつか今だに分からないことあるし、
特に『ジンと猫は~』未読なので
ジンマリが謎ではある。
でもそれを知りたくてまた読み返すのも面白い。
特に2回目読みは、最初からカイの心情を知っているから
初読み時とは違った感情で読むことが出来た。
人によって差はあれど、
最初とは違った印象を抱くんじゃないかな。
それがまた切ない。

そして分からないことがあっても、
細かいことは流れる雰囲気で
何となく伝わったりもして、
それもとてもよいな、と私は思っていました。

SHOOWAさん自身、
「書きたい所も、書けなかった所も沢山」と
おっしゃっているので、
細かいことが気になっちゃう性質だったら
引っかかっちゃうかもしれないです。


個人的に一番ぐわっときたのは、
カイが初恋のお兄さんとよく一緒のベッドで寝ていたと
シスに語った思い出話の真相を知って
シスがこの会話を回想するところ。
読み進める目に、感情の波が追っかけてきて…。


BLっぽいBLではないので
キュン萌え必須!な方はおススメしない。
独特な雰囲気のあるストーリー系が好きな人にはおススメ。
秀良子さん、中村明日美子さん好きな方とか
好きな空気感じゃないかな。


内容や表現に気になる部分があれど、
手放したくない本に出逢ったなと思いました。

19

試される読解力

洋画、特に薄暗いシリアスめなものが好きな方、
また海外ドラマが好きな方には良いと思いますこの作品。
ストーリーの仕立て方がボーイズラブというには少し違うように感じました。

個人的なことを言いますと、いささか頭を使いました。内容としてはそんなに難しいわけではないけれども、少し考える。何度かセリフを読んで、納得する…を繰り返しました。
途中途中にある分からない点を、理解したくて何度も読んで、でもその度に疑問に思うところは今も同じです。かと言って読むに耐えないほど、意味が分からない!とかは全くなく、微妙に微妙に掠っていくんです。もう少し考えたら分かりそう…のところをサッサッと掠るのです、が、やっぱり腑に落ちずそして不思議に感じつつ流れる。
萌える萌えない…とかではなく、「そういう」漫画を読んだという印象だったので、中立評価となっております。

向日性には、茎が太陽光の強い方へ向かい屈曲する性質という意味があるそうなので、そこへのとびら…… 益々分からなくなるドツボです。
キャラクタとしては、カイは可愛らしいしシスは変態おじさん(というには随分若いですが、カイからすればおじさんなんだろうな)ですし、いい二人です。
まるまる一冊、世界にひたれるお話でした。

4

神にしたい・・・



いやぁ、読みました、読みました。
2回も3回も。読み返しました。

なんだかとてもおしい感じがしました
これが1冊ではなくて2冊だったら泣いていたかもしれません

あとがきにあったように、
それならほんとに全部書いて描いて続編でもいいから
ゆっくりじわじわと真実を知りたかったです

レビューも全て読んでいて
個人的に英田さんが好きなのでこの程度の読み応えは
覚悟していましたがやっぱりFBI、CIAはがっつり関わってくるんですね笑

あまり書くとネタばれしすぎになりそうなので…

健気です。とにかくカイが。
そりゃ言えませんよね、何もシスには。
途中ほんとに目まぐるしい展開でしたが最後はあぁそうか
と思うシーンがいくつか。

個人的にはジンが気になります笑
SHOOWAさんの他の作品も気になりだしました

6

映画のような作品


こんな作家さんが好きな方におすすめ
小説 英田サキさん
漫画 中村明日美子さん ヨネダコウさん 腰乃さん

H度 標準かと思いますがなかなか大胆に描かれてます。
内容 難しいです(笑)読み応え抜群というか。
   表紙やタイトルからは想像つかないほど複雑な作品。
   BLのドキドキやキュンを求める方には違うかも。 
   何度も読みたくなる。

切ない系ですかね。泣けますが、読んでみて損はないはず!
青春ものが大好きな方は不向きかもです。

10

わん

最後に「そうだったのか」と思わず涙が溢れてしまいました。
巡り巡って知った真実といとおしさと。
「ジンと呼ぶと~」の方を先に読んでしまっていたんですが
これを読んだらそちらの方がまた俄然読みたくて仕方ない
あ~・・どこに積まれてるんだろ(*ノД`*)・゚・。

お話は、兄の息子だという少年が訪ねてくるところから
世話をし、共同生活を始めるふたり。
二人の生活は少しずつスタイルを変える
それが日常になりつつある中、見えてくる別の真実とは~なお話なのでありますな。

何も変わらないもの、変わってもの。
忘れていたもの、忘れられなかったもの。
忘れられてしまっても、忘れられなくて、そばに戻ってしまう。
同じように布団に潜り込んで~なカイが可愛くてしかたなかった。
大好きで、そばにいて。それから~

なぅ+(。ノдヽ。)゚+。
いっしょにいたい。その言葉だけで泣きたくなる

5

2週目は、とても せつない

突然、死んだ兄の養子カイと暮らすことになったセス。
嫌なら無理してここにいる必要はないとセスは言うが、ここにいたいと言い張るカイ。
最初はこのカイが謎で言動の意味がよくわからなかったんですが、ストーリーが進むにつれて二人の過去やいろんなことが明らかになっていきます。
…この辺はちょっと話がややこしくてわかりにくいんですが、それを踏まえた上でまたもう一度読み直すと…ああ、だからか…と多々納得できるようになりました。
カイがセスのところに来るまで‥また来てからの行動がすべていじらしくかわいく思えます。実はこのカイが一途で健気で‥すごくかわいい。
2週目読むと、最初からとてもせつない気持ちになります。

これはあまり普通のBLっぽくはなく、BL以上に深くストーリー性の高い作品だと思います。
下でむつこさんも『猿喰山疑獄事件』のことをおっしゃってられましたが、私もあれと似たテイストを感じました。
まだ謎な部分も残っていたり、コマの流れがわかりづらくどう読んでいいか迷うことが多かったりと難点はありますが、それをおいても素晴らしい作品でした。泣きました。読解力の少ない私ですが、こういうの大好きです。
読むときはぜひ2回読んでほしいです。

6

ううう…惜しい

読みながらずっと「惜しい…」と思ってたのですが、読み終えて改めて、「惜しい」と思いました。
あとがきで説明するならもう少し分かりやすく描くべきだったと思うし。そうじゃないなら一切説明せずにすべての解釈を読者に委ねるべきだったとも思いました。

前半は神です。
謎だらけなんだけど、興味をそそられてグイグイ読める。
全体的なストーリーも神です。
仕掛けが半端ない。
だからこそ、後半での伏線の回収の仕方がもどかしくて仕方がなかったです。
これはストーリー的な不満ではなく、方法論に対する不満で、「解りづらい」という点がシンプルな感情移入やら驚きやらを削いでしまうのだ。
とくに兄の手紙。この場面、ホントに惜しい。号泣できるシーンのはずなのに!と思っちゃいました。
『猿喰山疑獄事件』を思い出してました。ぜんぜん違う話なんですが、作者がストーリーの冒頭から読者に対してがっつり「仕掛け」にいってるという意味においては同じなんですよね。
『猿喰山~』の出口は極めてシンプルで明快です。
複雑なストーリーだからこそ、同じくもう少しシンプルな出口が用意されていれば良かったのにな…と思いました。
もちろんこれは、趣味の問題だろうなと思います。
で、いずれにせよ、読む人によって感想がバラバラになる作品であるのは間違いないかと思います。

7

ストーリーは複雑でも伝わってくるものはとてもシンプル

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
帯とあらすじ通りのボーイズラブの萌えを期待して読むと、思わぬ話の展開に??となるかもしれません。というかなりました。
切り取ったように場面を挿入したり、後になって意味をもつエピソードを先にさりげなくちりばめたり…先のレビューでおっしゃっているように題材もさることながらとても映画的なコマ運びに、一瞬BL漫画なんだと忘れそうになりました。
そしてネタバレせずにレビューが難しい…むむ。
抽象的な表現ですが、過去から未来へのとびら、その鍵を取り戻すお話…かな?
読み返しが必要な仕掛けのあるマンガが好きな方向けの1冊です。時間のある時に読むべし。

ヨーロッパのある都市で独り暮らしを送るシスの元に、兄の養子だと名乗る少年・カイが現れ、以来二人は同居生活を送ることに。
美しい容姿と少し謎めいた雰囲気の17歳のカイに、シスは疑惑をもちつつも惹かれていき…。

あっさり二人がくっついたかに思えた1話目2話目。
振り返ってみれば、この2話は実はとても切ない回だったんだなあと。
カイの表情や言葉や小さなエピソード、何気なく読んでいたそれらが読み返してみたときに改めて意味が分かり、泣きそうになりました。
台詞が一切無いコマがとても雄弁です。
寡黙なコマの中に感情が溢れかえっていて、読み手に切に訴えかけてきます。
説明的な台詞はくどいほど饒舌なのに、心情を表現するシーンでは台詞に頼りません。この辺のバランスがとても巧いと思いました。

過去の中に取り残されたカイと、過去を持たないシス。
このお話には、予想外の大きな背景が潜んでいます。
物語は複雑でも、根底にあるものはとてもシンプルで温かい。
そうだよなぁ、愛してるっていう言葉は誰かに向けて使う言葉なんだなぁという気持ちにさせられました。

向日性とは植物が光に向かおうとする性質のこと。
3つの観葉植物が窓際に並び、初めてとびらが開き陽光が注ぐラストが優しい余韻を残します。
監視役のジンを筆頭に背景が見える(気がする)人物造りも見事でした。おかげで妄想してます。
ただ沢山の伏線が後半一気に回収されるので、一度に情報を受け取らないといけない読者はちょっと大変。
神でも良かったんですが、この辺のリズムが悪かったので萌評価に。そしてあとがきの補足は蛇足だと思います。

ウンコ星人だ……

12

ともふみ

こんにちは~乱菊さん。
ウンコ星人でしたね……!笑
面白かったんでウン・セカンドタイム(笑)も買って読んだのですが、「あの宇宙船にニンニク注射を打ちに行くぞ!はぐれずについてこい!」とコメントが載っていて、はぐれそうでした。笑

>2冊くらいでじっくりみっちり
ですよね、わたしも同じこと思いました。
ちょっと詰め込み過ぎな印象だったのが惜しいなあって。ジンとボブマリも美味しいキャラなのに露出が少なくて残念…
わたしの頭の中で二人は「10年来の腐れ縁で付かず離れずの仕事仲間。お互いが男初体験相手で今でもたまに体の関係有りで…」ってことになってます。笑

乱菊

ウンコ星人ですよね・・・(笑)
私もそれが一番気になったのでしたwwww

えと・・・どうせなら2冊くらいでじっくりみっちり描いてほしかったです。
お話としては嫌いじゃないので、もっと登場人物たちの関係性や心の動きを読んでみたかったです。
やはりラストの駆け足なところが非常に残念な感じですね~。

映画的であること、即ちメタファーを多様する意図についての省察

本作品は、極めて映画的な構成の作品だと思われる。
否、漫画でも小説でもこの手の手法が駆使された作品は多いのかもしれないが、私の個人体験では映画が一番しっくりくる。
即ち、メタファーがそこかしこにあるゆる場面で潜まれていて、全てを開示/解釈するのは高等な“読み”のテクニックを有する作品である。
というか、はっきり言って困難である。
だが逆に言えば、“読み”の可能性が残されていること、常に読者に“解釈”を委ねられていること、その物語の奥行きの広さ/深さがこの作品の醍醐味でもある。

人の記憶に一生を賭けたメルナールの“記憶”の断片が、あるいは“本質”が、もしくは“愛情”が一人の少女に仮託されてカイとシスに受け繋がれていく顛末に、一つの幸福の在り処が見えてくる気がする。
私には、その“幸福”が割と確固たるものであるように思える。
少女はカイの隣人であり、メルナールの子供であり、ゴーストであり、天使であり、メッセンジャーであり、メルナールの“記憶”そのものなんだろう。
共に日陰/斜陽の人生を歩み続けているかに見える作中の全ての登場人物達が、それでも尚向日性(日なた)を志向し続けていること、未来の可能性を諦めていないこと、“とびら”が開かれていくことを信じていること、そんな彼らのひた向きさがとても愛しく魅力的である。
メルナールの致命的とも言えるミステイクが、シスとカイとジンを結びつけるキッカケであったことも意義深い。

こんな綿密に仕組まれた作品をBLジャンルで読めたことに、無上の喜びを感じずにはいられない。

7

一途な想い

事件もなく、不満もなく暮らしていたであろうシスの元に、兄の死と共に兄の養子だと言う甥カイがやってくる。
あまり良い印象ではなかった兄の一途な想い。
カイがシスへ向けるどうしようもない想い。意図が全く分からなかったカイの一途さに涙が出ました。

少しずつ種明かしされていく彼らの過去に、何気ないあのコマはそういう意味だったのか!!と納得。
2回目読んでまた涙、涙w

兄が設定したパスワードは、簡単かつ、とても深い。

脇役たちも良いキャラで、これから彼らにスポット当たるのかな?

3

ウンコ ザ サード

SHOOWAというと少々癖があって読みにくいという印象があったので、個人的には無意識に避けていたかもしれない作家に入る。
それは何度か読んでいる内にやっと言いたいことが伝わってくるという、読者の感性と読解力が試される作家じゃないのかな?と私は勝手に思っているんだけども。

舞台は欧州。
実はこの時点で(カタカナ苦手な)私は挫折しそうになったんだけども、頑張って2度読んでみて良かった・・・と、今は思っている。
内装業を営むシス・ベゲットには、もう長らく顔を合わせていない研究者の兄・メルナールがいた。
ある日その兄が亡くなったという知らせと共に、兄の養子だと名乗るカイという少年が彼の元にやってくるところから物語は始まる。
このお話、帯通りの『禁断の誘い受け年の差ラブ!!』であったのなら、もっと盛大にネタバレしたいところだが、本作はラブよりもストーリー性重視のお話であるので、さすがにネタバレ上等!の私でも、全て書いてしまうのは躊躇してしまった・・・(´-ω-`)

まるで映画のようなそのストーリー展開は、ボーイズラブを超えたところにあり・・・と言うか、別の場所にあると言った方が良いのか。
突然の兄の死の知らせから始まり、そこで初めて知った兄の養子・カイとの同居。
そんな中で彼に魅入られ彼に溺れるシス。
そしてそこで終わるかと思いきや、中盤からは兄が持ち出した国家機密に近いレベルのデータを巡った殺し合いに発展するストーリー。
サスペンスとしてはなかなか面白いと言えるのかもしれないが、別にカイが男でなくても成立した物語かなとも思うので、ボーイズラブとしてのエッセンスは非常に薄い。
しかも頁数に対して内容が詰め込み過ぎな印象も強いので、少々読みづらい。
多分途中で挫折する方も出てくるんじゃなかろうかと思うくらいの、説明調な膨大なネームもどうにかしてほしいし、回収できていない謎もある。
加えてあとがきに作者の注釈まで入っているのはどうかと思った。
これじゃ内容に自信がないか、もしくは読者の読解力を甘く見ているとしか言いようがない。

そんな事を思いつつ読み進めていた訳なんだけども、兄の最後の手紙でそれらは一挙に消えた。
「愛してる」と2人にそれぞれ告げるメルナールの最後の手紙。
きっとデータ解除のパスワードもそうだったんだろうなと想像させる内容だ。
暗い過去から明るい未来へ。
光に向かって手を伸ばそうとする2人が、ラストシーンで窓辺に置かれていた植物たちと重なって見える。
不満の方が多かった内容だというのに、読み終わってみれば胸がジン・・・としてしまっていた。
恐らく好き嫌いは相当分かれる作家だとは思うが、機会があればじっくり読んでみてほしい作品だと思った。
ちなみに作者自身はウンコ好きなおもろい人・・・(*´∀`)

6

なぜこのタイトルなのか、意味がわからない(_ _。)

SFチックな長編サスペンスだった。

SHOOWAさんの作品は,Nobody knows の頃から、SF寄りの作品ではあったけど、そこへ、FBIだのCIAだのも絡んで、なかなか手広い。
ネタばれしてしまうと、おもしろさが半減どころじゃすまないので、内容については書けることがほとんどない。
それでも、
カイがシスを見上げる時の、表情の切なさが何ともいえずにイイ
離れてしまってから、シスが自分を見上げるカイの視線の意味に気づく
このあたり、ジーンときた

おまけ、ジンのほくろが色っぽい

で、この本読んでて、ふっと、思い出されたのが森脇真末味さん
当時のマンガは、SF設定ものが多かった気がするので、連想したのかな?
なにせ、もう随分昔に読んだので、あの作品のあの登場人物達は、果たして今のBL的な意味で、デキていたのかいなかったのか、記憶は不確かだけれど、
例えデキていたとしても、当時の雑誌じゃ、今のような直截な表現はされてなかったろうけど、印象としては、今で言うBL系と認識しつつ読んでいたような記憶がある。
当時としては、少女マンガなのに、筋張った男性の体が美しくて、
特に、節の立った大きな手とか、喉仏とかに、エロさを感じていたような気がする。
文庫化された短編集もほぼ絶版状態みたいだけど、この「向日性のとびら」がおもしろかったと感じた方なら、今、森脇さんの作品を読んでも、きっとおもしろいと感じると思う。

4

微妙にSF

あとがきにあるように、はしょった部分が入っていてくれればもう少し分かりやすくなったと思うので、評価も上げられると思うのですが、途中で時々分かりづらくなる部分があったので、中立評価です。
特にジンの存在が(最初から最後まで出てきているのに)未だによく分からない・・・

お話の概要を書こうと思うとほとんどネタバレしなければならないような、人間も背景も複雑に絡み合ったストーリーなので、どうしましょうか?

手っ取り早く言えば、最初から最後まで「シス:記憶操作をされた男」を思う「カイ:シスの兄の養子なのですが…」の押しかけ女房話、シリアスタッチ、アクションもあるよ編といったところでしょうか。

帯に「禁断の誘い受け 年の差ラブ!!」ってあって、どんななの?と思いつつ読んだわけですが、確かに誘い受けだし、禁断な部分が無きにしも非ずですが、そこを強調するようなお話ではなく、どちらかと言えばFBIとかCIAとか特殊研究機関とかそちらの方がメインじゃないかと思います。
ほんの僅かのSFも入っていて、今までのSHOOWA氏の作品のテイストはそのままかな。

で、始めにも書きましたが「ジン」(シスのことが好き)の微妙な立場がどうにも納得できないのです。1.5~2倍位のページ数で描き直しませんこと?

5

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