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夜光花 湖水きよ
やまいも
ネタバレ
夜光さんの御本を最近読むようになったのですが、衝撃に次ぐ衝撃です。 BLで、人がこんなに、死ぬんだなぁ。 BLで、こんなに激しい戦闘が繰り広げられるんだぁ。 しかも今回は対戦相手が人じゃない!蟲! バグが七生に接触し接近し、正体が明かされるまで展開する二巻。宗教的団体での殺人と公民館の無差別大量殺害、今巻も蟲による殺戮オンパレートでした。虫を捻り潰すように人間を殺すバグ怖すぎます。どうして…
湖水きよ
葡萄瓜
実はこの一冊、帯のデザインが面白かったりします。 視点を変えてみると帯とカバーの組み合わせからも なんとなく内容を類推できる様な気がするので不思議です。 敢えてこの配色にしたのか、それとも何となくか。 作品自体が言い知れぬオーラを纏っているので そう思い込まされているだけなのかも知れませんが。 表題作も併録作も、起点と着地点を結ぶ線の ブレを感じる事はないでしょう。 そう言う点…
凪良ゆう 湖水きよ
ポッチ
作家買いです。 凪良さん作品の「365+1」の紺と綾野の二人を引っ掻き回すだけ引っ掻き回した、あの美山くんのお話です。「365+1」では「性格悪ッ!」と思った美山くんですが、すごく可愛くてちょっとびっくりしました。 父親はすでにおらず、母親も育児放棄していたためまともな幼少期を過ごすことなく大きくなった美山くん。母親からの愛情を受けることがなかった為、自分に価値を見いだせず、また人から…
雲絶間姫
ダックワーズを口に入れた時のような感触、なのでしょうか。「ほろりほろりと心の一部が甘く崩れていく音がきこえる」というのは。噛むともなしに頼りなく溶けて形をなくしてゆく甘い甘いお菓子。ずっと味わっていたいけれどあまりにはかなくて。 美山はトップモデル。ロシア人の母譲りの完璧な美貌。でも口を開けば酷い毒を吐き、豪奢なタワーマンションに住みながらそこは強烈な汚部屋。誰にも何も期待しない。夢もな…
他人の記憶や感情を自分の思い通りに操る能力を持っているーという時点で、万能で無敵で、悩みなんてない人かと思いました。でも本作の攻め、水雲に言わせれば、それは辛いなんてもんじゃなかったようです。その気になれば、好きな子に自分を好きにさせるのも、ベッドにつれこむのも意のまま。だけどそれって本物の恋愛とは程遠いシロモノ。もっとネガティブな感情だってたやすく他人に植えつけられる。どんな恐ろしいことでも…
雀影
寄生虫が人間を食うって、深夜帯でアニメ化されがちなラノベかコミックみたいな設定ですが、もし本当にアニメ化されたら、かなりはまりそうな位、SFとしても、事件物としてもおもしろかった。 最初からシリーズ作品として構想された第1作なので、この巻では蟲と、その蟲と戦う一族の存在が提示されるだけだが、不審な殺人事件の捜査に携わった主人公が、刑事として、蟲に対しての特殊能力者として、どのように関わって(…
JGbee
湖水きよ先生のコミック、初読です。 超ネガティブなタイトルにびっくりしましたが、面白かったです。 「馬鹿で愚図は大嫌い」 幼なじみで兄の親友、蒼大(攻)が大好きな春(受)は、高校生になっても蒼大の真似ばかりしている。追えば追うほど離れていく蒼大を想い続ける春だが、大学に進学して久しぶりに会った蒼大から「鬱陶しい」と言われてしまう。 チビッコ時代から始まる幼馴染同士の刷り込み系ぐ…
ココナッツ
Amazon限定、『バグ』二巻のショートストーリーペーパーです。 本編を読んでからがお勧めですね。 本編で怪我をした七生(受け)が、松葉杖生活をしている辺りが書かれていますので。 嬉々としてせっせと世話を焼き、お風呂で七生の頭を洗う水雲(攻め)の様子があまりに嬉しそうで微笑ましいです。 今回は本編がハードめなので、一息つける仕様かもしれませんね。 キスどまりですがラブラブな雰囲気で、…
とほこ
兄の親友、蒼大のあとをついていた春。 蒼大の真似をして高校、陸上部に入った。 しかし、いつも蒼大の真似をしていた春の方が陸上での成績も上回っていた。 後に蒼大は東京の大学へ、春はスカウトされモデルに。 音沙汰のなかった蒼大から会わないかと、誘われた。 そこで春に言い放ったのは、嫌いだった、という言葉だった。 自分より年下が真似をして付いて回るのは、可愛いものです。 親友の弟、…
1巻が「え、ここで終わり?」というまさに焦らしプレイ的な終わり方だったので2巻を首を長くして待っていました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。 個人的に攻めの水雲が大好きなんです。 彼の冷酷にも感じる生への軽視。でも人を喰らう蟲と命をかけて戦う彼にとって、そうせざるを得なかった苦悩を思うとそれが彼なりの最善だったのかな、と。新枦一門を束ねる立場にあり、死が常に身近な存在の水雲。ド…