野原滋さんのレビュー一覧

身代わり花嫁は月下に愛を誓う 小説

野原滋  六芦かえで 

契兄弟の正妻

皇子の花嫁(第一夫人)に男性が選ばれたというお話。

優れた機織りと染色技術を伝承する李家に生まれた姉弟
恋人と駆け落ちした姉の代わりに、花嫁選びの儀式に参加した弟伶偉。
儀式中に起きた事件から、主人公の祖父の代で起きた冤罪の真相が分かる。
・・ライバルの同業者;宗家の仕業だった。
皇子が選んだのは、伶偉。めでたしめでたし。

---この小説は、色々調べ所満載で面白かった---

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「そらの誉れは旦那さま」コミコミ特典SS小冊子「まどろみの続き」 特典

ある冬の日の朝に

本品は『そらの誉れは旦那さま』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、高虎視点で次郎丸たちがやってくるお話です。

ゆるやかな冬の朝。高虎はいつもより暖かいと感じて、もう春が近かった
かとぼんやり思います。いや、まだ年が明けたばかりのはずだと、すこし
づつ覚醒するとともに、ああ、ここは隼瀬浦ではなかったと思い至ります。

ここ日向埼にやってきてから半年が経ち、近頃はこうした錯覚を起こ…

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そらの誉れは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

護られるものから並び立つものへ

本シリーズは妾腹ながら勇猛果敢な武将と
双子の姉の身代わりで攻様の嫁となった青年のお話です。

攻様の父の指揮する戦で受様が初陣を果たし、
攻様が戦の功績で領主となった日向埼の領民達に受け入れられるまでと
攻様の弟達が日向先を訪ねて来る後日談を収録。

男女の双子として生まれた受様は不吉な忌子として虐げられて育ちます。
その上、攻様との婚儀を嫌がった姉の身代わりとして、男ながらも…

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そらの誉れは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

支え合えるめおとへと。

続編が出るだなんて(≧▽≦)
前作で、祝言を挙げて、内外に向けて空良を妻としてお披露目をし、固い絆で結ばれた2人。
これ以上何が?と思っていたのですが、なるほどなぁ。
空良の成長ぶりに感動です。


 出陣中の空良の義父である時貞から、援軍要請の手紙が届く。
攻めあぐねている状況に、その土地の風土や天気を読み取れる空良にも来て欲しいともあって。

これに激怒で、聞く耳持たない…

2

そらの誉れは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

空良と高虎シリーズの第3弾。

今作は新キャラ「菊七」をむかえ、空良の初陣があり、そして高虎が城持ちになるという内容です。
大きな変化の中で、またひとつ成長を遂げる空良と、高虎の心のやわらかい部分を垣間見れました。


あらすじを読んで空良が出陣すると知った時、正直に言うと嫌だなぁ…と思ったんです。
どんなに責められてもなじられても、憎むことや恨むことを知らずに生きてきた無垢な空良に、争いの一端を担わせるのかと。
で…

3

そらの誉れは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

続編がうれしいシリーズ

なんと3作目!
なんでかわたしの使っている電子書籍では続編通知がきておらず、たまたま見てたら新作が!というわけで迷いなくポチりました。
もうみなさんが既に思いの丈を先に書いていただいてるので、感想だけ。

自己評価がやたら低い謙遜を通り越した空良でしたが、今作は周囲の評価をしっかりと自分で認識して自信のようなものができてました。
一作目の鳥、オオルリと二作目の鳥、フクロウのふく、はいます…

2

そらの誉れは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

シリーズ三作目

またこの2人に会えるとは♪( ´▽`)歓喜!

本篇「そらの誉れは旦那さま」と、ショートで魁傑視点でのお話「雪にて候」が入っております。
本篇も実質2つのお話が入っている感じ。
1つ目が、空良の初陣。…といっても空良が前線に立ち刀振るうわけでは無いです。戦略に空良の才能が必要と考えた時貞(お館様)により戦場へと招ばれるお話。
2つ目が、高虎が新たな領地を与えられ一国一城の主となるお話。

6

そらの誉れは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

おめでとう!

前作『いとしい旦那さま』の読後感は「哀しい」だったんですね。
『いらない子』として育ってきたそらは類まれな能力を持ちながら、自分の価値を低いものとしか思えない。愛されていることは解っていても、それが自信につながらない。
これがひじょーに哀れだったんですよ。
「こんなんが続くのはヤバいだろう」とも思いましたよ。

今回のお話ではそらがもう一歩踏み出します。
信頼する人たちに応えるため、勇…

5

そらの誉れは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

めちゃめちゃ良かった

レビュー書き慣れないのですがなんだかめちゃめちゃ良くて胸がいっぱいになったので…。

献身的で健気な主人公にはやっぱり自己肯定感を持ってほしいので、そらの能力が正しく評価されて本人も自信と覚悟を持っていく過程がとてもうれしかった。
物語の中盤で2人が置かれた状況が大きく変わる流れがあるんですが、読んでるこちらとしても「みんな今幸せなのに…どうしてこんな酷なことを…」(不幸な事件ではないんです…

6

気高き愚王と野卑なる賢王 小説

野原滋  白崎小夜 

愚王と賢王

表紙と挿絵がとても綺麗なので、美人が登場する内容だと思って購入。

愚かな王とは、他国の土地を奪って建国した壬国の生きた盾として育てられた皇子。奴隷と変わらない境遇で育てられ、偽りの国史で洗脳教育を受けて育った主人公、秀瑛のこと。母は、兎国の美女。

ある日兎国が攻めて来て、父王と妹たちを逃がす為に王に即位した主人公秀瑛が、兎人国の捕虜となる。自分が信じてきた自国の歴史が、偽史だった事を知…

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