野原滋さんのレビュー一覧

犬、拾うオレ、噛まれる 小説

野原滋  香坂あきほ 

ネタバレはなしで!

最後まで、ドキドキハラハラしながら読みました。

紺の、監禁されても動じない、感情もない、味覚もない、なにもない虚無さに、テツロー側についついたって、なにがそうさせたのか?もっと知りたいとあっと言うまに読みきりました。
ただ一つの執着と思われる最低の元カレのことも気になるし。
読み進めていくと、もちろん先は読めるのですが、紺の危うさっぷりに、ハラハラし通しでした。

甘い書き下ろしがあ…

10

犬、拾うオレ、噛まれる 小説

野原滋  香坂あきほ 

何度読んでもなにか発見しそうな面白さ

受けの執着っぷりがあまりにすごいことや、毎日同じお弁当を食べているとか日常生活が危うすぎるところなどから何かあるんだろう、原因というか理由というかそういう何かが、と思いながら読み進めていくことになると思います。それでも絶対その予想を超える事実が待っているので、絶対にネタバレなしで読むことをオススメします。全部わかったうえで、もう一度すぐ読もうと思う一冊です。

これが投稿作だったなんて、野原先…

12

泣きっ面にキス 小説

野原滋  森原八鹿 

この受、可愛い…か?

受の子(主人公)が最後までどーにも好きになれませんでした。姉にも攻(義兄=姉の結婚相手の兄)にも頼り切っている自覚があり「これじゃダメだ」と言いつつ、結局甘えてばっかりでイラッとしました。21歳ってこんなもんでしょうか。義兄に当たり前のように食事の世話をさせるってどんだけ依存体質なの…。

お兄ちゃん気質で世話焼きな攻と甘えっ子の受だからこそ成り立つ関係を描きたかったのでしょうが、年の差がある…

4

百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

めでたし、めでたし

BL小説としての萌えや切なさもありつつ、昔ばなしを読んだような不思議な読後感の作品でした。

半妖の夏生は半妖ゆえに人間離れした美しい容姿を持つ青年です。しかし、人間とは異なる時の流れに生きる彼は孤独で、唯一こころを許せるのは長年一緒に旅をしている妖犬の壱ノ護だけ。人間への愛憎や半妖として生きる運命への哀しさに疲弊する夏生を守り、癒そうと、壱ノ護は全身全霊をかけて愛情表現します…ワンコなりに。…

4

百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

人間が悲しすぎて、神評価にできなかったー

なんでこの本が手元にあるか、毎度のごとく わからず。
犬好き なんで、まいっか と思い、何の予備知識もなく読み始め。

なんだろう。攻めさん(妖犬)のしっぽの名演技により
わんわんサーカスなみにかわいく、
また 言葉たらずというか
言葉が正しく使えてなくてめっちゃ可愛いんですけど
それより、せつなさ、憤り、悲しさの方が勝ってしまった。
人間の身勝手さに対して。

ちょっと信じか…

3

野獣なボスに誘惑されてます 小説

野原滋  麻々原絵里依 

想定内の展開過ぎて。。

出だしのワクワク感は良かったのですが、どこまでも予想を裏切ることがない想定内の展開で、やや拍子抜けでした。
辛口ですいません。。
些末なことですが、一緒に頑張ってきたはずの若手社員の扱いが雑なのが気になりました。
ちょっと心を痛めたけど、若いし仕方ないよね、みたいな扱いで可哀想でした。
一緒に苦楽を乗り越えてきた仲間なら、はめるようなことをせずに、事前に説得するなり何なり助け舟を出すことが…

2

野獣なボスに誘惑されてます 小説

野原滋  麻々原絵里依 

掛け合いが最高です(*´ω`*)

限られたトップクラスの者だけが顧客となれる「プライベート・アシスト」をしている受けと、その受けが派遣されている先の社長が攻めです。受け視点で進みます。
バリバリに仕事が出来る二人なので、お仕事描写が中心なのですが、社長とプライベート・アシストという関係上、常に一緒にいてラブの面でも大変満足が行きます。

このプライベート・アシストとは秘書とバトラーを掛け合わせたような職業という設定で、外国に…

3

野獣なボスに誘惑されてます 小説

野原滋  麻々原絵里依 

秘書に罵られるのがうれしい社長

セレブな企業家を公私にわたってマンツーマンでお世話する、プライベートアシストという職に就いている受けと、その受けの新たな派遣先であるイベント制作会社社長の攻め、というカップリングのお仕事BLです。

受けはありとあらゆる仕事がこなせる、超有能な人。執事と秘書を兼ね備えた職務だということで、仕事の補佐から食生活の管理までお手の物にこなしています。
立派なボスに仕えるのを至上の喜びとしているので…

5

犬、拾うオレ、噛まれる 小説

野原滋  香坂あきほ 

後日談の甘々にも注目です!

タイトルやあらすじからうけるイメージと全然違った作品でした。

受けの紺は元恋人をストーキングしていて、異常に執着してます。
攻めのテツローはかなりグレーな便利屋ですが、根はお人好しで悪人に徹しきれない感じですね。

紺の一人称で話が進むのですが、最初はその壊れっぷりにドン引きしました。
感情の動きが異様なんですよね。監禁している攻めの方が断然マトモなんです。
この紺のモノローグで最…

5

契約恋愛 小説

野原滋  みずかねりょう 

意外とほのぼの

大学時代のサークル仲間の再会モノです。と言っても、お互いにかつてはただの友達…いや、それ未満の「仲間の一人」でしかない二人のお話なので、再会して恋愛が燃え上がるという感じではなく、ゼロから始まる雰囲気でほのぼのしました。

このタイトルでこの表紙なので、もっと攻がグイグイいく展開を想像していたのですが、攻はとっても良識人の明るい青年で、むしろ受のほうがちょっと不思議ちゃんなキャラクターでした。…

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